■作間龍斗は映画の公開に「いまだに実感がない」とまさかの発言。前田旺志郎に「そろそろ実感してもいいんじゃない？」とツッコまれる場面も
シリーズ累計600万部を突破（紙・電子合算）し、令和の恋愛マンガ決定版と呼ばれるメガヒットコミックス『山田くんとLv999の恋をする』（著：ましろ）を実写化した映画『山田くんとLv999の恋をする』が3月28日に全国公開。
これを記念して、W主演の作間龍斗と山下美月、さらにNOA、月島琉衣、鈴木もぐら、甲田まひる、前田旺志郎、安川有果監督が登壇する公開記念舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ 日本橋 スクリーン7にて実施された。
映画が公開となった心境を、作間は「いよいよ公開されたんだなと思って。無事に公開できてうれしい気持ちでいっぱいです」とコメント。さらに山下が「私はさっそく、昨日ひとりでこっそり映画館に観に行って、いよいよ公開されたんだという達成感があります。皆さんの『良かったよ！』『面白かったよ』というお声が力になっているので、そういうお声をたくさん聞けるように今日も頑張りたいと思います」と語り、ふたりは満面の笑みを浮かべた。
続いてNOAも「すでにたくさんの方に観ていただいて、まだワクワクが止まらないなか、今日こうやって皆さんと同じ時間を過ごせることがうれしいです」と挨拶。その他の登壇者も映画が公開された喜びを交えながら、それぞれ挨拶した。
本作で初の映画主演となった作間と山下。改めて感想を聞かれると、作間は「いまだに実感がないんですよ（笑）。各地まわりたいぐらいですね」とコメント。それを受けてMCが会場に「どうでしたか？」と呼びかけると会場から拍手喝采が起こり、前田が「これはそろそろ実感してもいいんじゃない？（笑）」とツッコミ。山下は「公開前日に寝れなくなっちゃって。原作ファンの方や原作を知らない方にも、山田くんという作品が映画を通してどう観られるかというのは公開してみないとわからないので。SNSで反応を見まくりまして、あたたかいコメントが多くてとても救われました」と笑顔で語った。
続いて、撮影中にいちばん思い出に残っていることを聞かれたNOAが「焼肉のシーンが思い出深いですね。撮影始まる前に皆さんと軽く話したりしたんですけど、なかなかご飯行く機会がなかったからこそ、皆さんと仲良くなれた瞬間だったと思います」と話すと、作間も「すごい楽しかったよね！」と共感。月島も同様に焼肉のシーンの撮影をあげ「あの日たくさん皆さんと話せて、終始笑いも絶えなかったので、撮影終わってほしくないなと思いました」とコメントした。
なお、鈴木はその思い出に心残りがあったようで「僕は（お肉が）食べれなかったんですよ。カットかかってちょっと食べれるかなと思ったら、次行きますってなっちゃったので」と撮影の裏側エピソードが飛び出し、ギルドメンバー全員で盛り上がったシーンと明かした。
また、甲田は「プロデューサーさんのお誕生日を現場でお祝いして、アイスケーキを出したんですけど楽しかったですね」と振り返り、現場での雰囲気も「スタッフさんとキャストの距離が近かったので、家族みたいにあったかい現場でしたね」と山下が回顧。
前田は「作間くんとは前にも共演したことがあって、今回改めて作間くんの主演としての風格というか、でかい背中をみせてもらいました。かっこよかったです！」と話すと、作間は「この作品でいちばん最初に撮影が一緒だったのは旺志郎くんだったんですよ。そう言ってもらえてうれしいですね」と照れ笑いを見せていた。
たくさんのファンがいる大人気マンガの実写化に挑戦した安川監督は、こだわったポイントについて「これだけの大人気原作の映画化をさせていただくのが初めてで、それだけの方に刺さっているということは心に届く強い要素が物語のなかにあると思っていたので、映画にも引き継がないといけないなとプレッシャーを感じてはいて。でも、私自身も楽しんで読めた作品だったので、“今っぽさ”というのとキャラクターの個性がまじりあって、生き生きとしてる作品にしたいと思って演出させていただきました」と語った。
山田（作間）と出会った茜（山下）は、塩対応な山田に対して“最悪！”と思うのだが、無自覚な優しい一面を知り少しずつ山田に惹かれていく。そんな＜初めは最悪！ だけど、今思えば運命的な出会いだった！＞という奇跡的なエピソードはありますか？という質問にいちばんに挙手したのが山下。
「大親友との出会いが結構最悪で。中学生の時に帰りの駅のホームにいたときに、同じ学年の子だなと思って『そのキーホルダーかわいいじゃん』って話しかけたら、先輩だったんです（笑）。でも、そこから仲良くなって今は10年来の親友で、運命的な出会いでした」と奇跡的なエピソードを披露した。
前田は「筋トレにはまってまして。ジムで鍛え始めたときにジムまで行くのがしんどいんですけど、今は行けない期間があって筋肉痛がなくなってくると不安とストレスで。奇跡的な出会いだったなと」と話すと、筋トレの話になり、作間は「たまに行きますけど、行くまでは気持ちが重いのすごいわかります。まだその段階です（笑）」と前田との仲良しトークを披露。
作間は「この映画ですね！ 原作が大好きだったので（山田役の）話をいただいたときにマジか！ と思って。マジでまだ夢見てるんですかね、ずっと（笑）。うれしい気持ちでいっぱいです」と改めて山田役ができたことの喜びを語った。
すると、ここで、原作者である、ましろ先生より映画公開をお祝いするメッセージが到着！「この映画作品が完成に至るまでをこっそり見守ってきた私としましても、こうしてお披露目の日を迎えられたことをとても嬉しく思っております」というコメントに「うれしいですね～。ましろ先生に喜んでいただけるのも大事なところだったので、そう言っていただけるのはすごくうれしいですね」と作間。山下も「クランクインする前にリモートでお話させていただいたので、先生にそう感じていただけたなら、これ以上ない喜びを感じています」と感激していた。
フォトセッションでは、登壇者全員で“Lv999♡”のポーズを披露。
そして最後に作間が「公開されてまだ2日目ですけど、公開されている間に何度も足を運んでいただけたらうれしいです。僕も大好きな作品なので、たくさんの方に知っていただけたらと思います」と挨拶。山下も「皆さんの感想が私たちの励みになっているので、皆さんのお力もお借りして、この映画をたくさんの方に広めていけたらいいなと思います」と呼びかけ、和気あいあいとした雰囲気のままイベントは幕を閉じた。
■ましろ先生からのメッセージ（全文）
こんにちは。作者のましろです。
今日この場に安川監督・キャストの皆様が集まっていると伺いました。
このたびは、映画『山田くんとLv999の恋をする』のご公開、誠におめでとうございます。
この映画作品が完成に至るまでをこっそり見守ってきた私としましても こうして無事お披露目の日を迎えられたことをとても嬉しく思っております。ご尽力いただきました制作陣の皆様には感謝申し上げます。
原作の序盤の方を映画化するとお話をいただいた際 当初の私の気持ちとしましては「最初の方って茜はやかましいし、山田のセリフはほぼ無いし、実写化にするにあたって大丈夫かな」 と、過去の自分の原稿を思い出し、いろいろ不安が募りました。
ただその心配を払拭してくださるように安川監督、脚本家の川原様、
そしてキャストの皆様をはじめ多くのスタッフの方、
それぞれプロの方が素晴らしい作品にしてくださったので大変安心しました！山田くんという作品は、王道の少女漫画を行きながら、なるべく幅広い
層が楽しめるものにしたいという チャレンジ精神のもとに作ってきた作品です。 この度の映画も、これから色んな層の方に楽しんでもらえたら嬉しいと思います。 私も、一観客として楽しませていただこうと思います。最後になりますが、キャスト・スタッフの皆様、
素敵な作品を作って下さってありがとうございます。
映画公開本当におめでとうございます！
映画情報
『山田くんとLv999の恋をする』
大ヒット上映中
出演：作間龍斗 山下美月
NOA 月島琉衣 鈴木もぐら（空気階段） 甲田まひる
茅島みずき 前田旺志郎
監督：安川有果
脚本：川原杏奈
原作：ましろ『山田くんとLv999の恋をする』（コミックスマート「GANMA!」連載）
制作：角川大映スタジオ
配給：KADOKAWA
(C)ましろ/COMICSMART INC. (C)2025『山田くんと Lv999 の恋をする』製作委員会
『山田くんとLv999の恋をする』作品サイト
http://yamada999-movie.com/
