■「今だから言えるものだしね!」(Mrs. GREEN APPLE若井滉斗)
Mrs. GREEN APPLEがインディーズ時代より前からライブハウス規模で行ってきた『ゼンジン未到』シリーズ。その記念すべき10周年となる2024年7月に『ゼンジン未到』を掲げたスタジアムツアーとして『ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜』を開催し、計4日間で15万人を動員した。
そして3月2日、同ツアーのBlu-ray&DVDが2月26日にリリースされたことを記念した上映イベント『「Mrs. GREEN APPLE ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜」SPECIAL GREETING & CINEMA VIEWING』が東京・丸の内ピカデリー1にて開催された。
この日、一度限りの上映イベントには、Mrs. GREEN APPLEのメンバーが駆けつけ、上映後の舞台挨拶とライブビューイングを実施。全国47都道府県298の映画館、416のスクリーンで上映され、動員速報では、すでに11万8,000人以上が鑑賞したことがわかった。大スクリーンでの観賞を終えた興奮冷めやらぬ観客の前で、デビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLEが、「いま」の想いを語った舞台挨拶の模様を届ける。
■15万人を歓喜の渦に巻き込んだ、真夏のスタジアムライブを振り返る!
2月26日に『Mrs. GREEN APPLE ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜』Blu-ray&DVDがリリースされて、すでに大ヒットとなっているMrs. GREEN APPLE。一日限りの上映イベントとあって、丸の内ピカデリーはじめ各地の劇場に大勢のファンが集結。同作観賞後に、大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架が登壇した。
開口一番、「こんにちは、Mrs. GREEN APPLE です!」と3人が声を合わせて、お茶目に挨拶するところからスタート。大森は『ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜』について7ヵ月前と聞き、「結構前のような気がしますね…」と吐露。藤澤は「今日、ここに登壇するにあたって、作品を見返してきました!」と語ると、若井は「まるで初日からファイナルのような盛り上がりで、アツいライブでした!」と続ける。
また、真夏のスタジアムライブの過酷さについて、大森は「暑かった! 舞台監督さんに『ステージは気温が40度です!』と言われて、リハーサルから逃げてました…」と暴露し、「お風呂と同じ温度じゃん!」と思わず声を上げるひと幕も。
次いで、スタジアムライブで印象深かった楽曲を問われると、大森は真っ先に「Dear」を挙げ、「スタジアムで鳴らせるロックバラードとして制作しました」 と並々ならぬ思い入れを話し、会場のファンの大きな頷きも見えた。
また、藤澤は「 『CONFLICT』はヤバかったですね!」と話し、バンド黎明期からの楽曲に感情が高ぶった瞬間を回顧。「涼ちゃんがセトリ前半で涙が止まらなくなっていました!」と大森がイタズラっ子のような笑みで振り返った。
■「これからのライブで必ずお会いしましょう!」と大森元貴がメッセージ
一方の若井は「これを話すのは初めてだと思うんですけど…『ナハトムジーク』で最後の方で元貴が歌い忘れているようなシーンがあって…」と明かせば、本人の大森はシラを切ろうと真顔状態。観客からはその様子に笑いが漏れる。そこで大森は「おっしゃる通りです! 気づいたら、歌い出さないといけないところが終わっていて…って言うなよ(笑)」と、ついに自白。若井は「いいじゃん! 今だから言えるものだしね!」と、楽屋裏のような仲の良さで会場をほっこりさせた。
最後は、詰めかけた満員の観客、ライブビューイングで観賞中の全国の観客へ、締め括りの挨拶。藤澤が「お越しいただき、ありがとうございます! ぜひドキュメンタリーも観てほしいです。自分自身も、ライブをみんなにどのように届けようとしたのか、みんなの想いも含めて、改めて感じることができました」と会場を感慨深く見わたす。
若井は「このライブは2024年の僕らのハイライトのひとつ。このライブをご自宅で何度でも楽しんでほしいです」とアピール。
大森は「会場の皆様、ライブビューイングの皆様、ありがとうございます。この作品を何度も楽しんでいただき、これからのライブで必ずお会いしましょう!」と万感の想いで宣言。
2025年は、アニバーサリーベストアルバム『10』と、Blu-ray&DVD『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』が7月8日に同時リリース、7月26日・27日には2日間で10万人を動員予定の野外ライブ『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜(フィヨルド)』の開催、各商業施設とのコラボ、展覧会の開催、ドキュメンタリー映画製作など、今年は各種企画が目白押しの3人。怒涛のライブやリリースなどのモチベーションを問われた大森は「頑張っているだけです!」と苦笑しながら、「最近はなりたい自分になれています。同時に皆さんから支えていただいていることを実感します!」とファンへの感謝を述べると、観客からは大きな拍手が巻き起こった。
アニバーサリ−イヤーである2025年を盛り上げるミセス。その先に、彼らがどんな未来を描くのか、まさに「ゼンジン未到」のエンターテイナーとしてのミセスの姿に、ますます目が離せなくなった一日だった。
リリース情報
2025.02.26 ON SALE
Blu-ray&DVD『ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~』
2025.07.08 ON SALE
Blu-ray&DVD『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』
2025.07.08 ON SALE
ALBUM『10』
Mrs. GREEN APPLE OFFICIAL SITE
https://mrsgreenapple.com/