■「僕たちは11人で、絶対テッペンに行けるので、皆さんも絶対ついてきてください」(JO1豆原一成)
JO1が、2ヵ月にわたり全国4都市14公演を巡ってきたライブツアー『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』を完走。ツアーファイナルとなった福岡公演が、12月28日にマリンメッセ福岡A館にて開催された。
そして、この日のライブでは、ツアーの追加公演として2025年4月20日・21日に東京ドーム公演が開催されることがサプライズ発表。メンバーも感涙の感動的な展開となった。
【ライブレポート】
ファンキーな生バンドのサウンドが鳴り響くなか、“Where is my love?”と高らかに歌い上げる川西拓実のアカペラでライブが開幕。ポップアップによって次々とメンバーが登場し、11人が2階ステージに集結すると「Love seeker」 がスタートする。
「Love seeker」は、12月30日放送の『第66回 輝く!日本レコード大賞』優秀作品賞受賞曲であり、大晦日には『第75回NHK紅白歌合戦』でもパフォーマンスされる予定の楽曲。さらに、世界最大のオーディオストリーミングサービスSpotifyにて、2024年世界で最もX(旧Twitter)でシェアされた楽曲1位にも認定されるなど、2024年のJO1を象徴するナンバーでライブの幕開けを飾った。
続く「HAPPY UNBIRTHDAY」では、2024年にMV撮影で訪れたハワイの地で、メンバーが涙するほど影響を受けたという“ハカ”を取り入れたダンスアレンジで魅了。「Move The Soul」「GrandMaster (JO1 ver.)」 など、勢いを加速させる楽曲で盛り上げていく。
VCRにより会場の雰囲気が一変すると、光沢のある淡い水色で、程よい肌見せがセクシーな衣装を纏ったメンバーが再登場。「ICY」「Black Out (JO1 ver.)」など、色気を漂わせる楽曲を披露し、続くMCで福岡出身の川尻蓮は「福岡ただいまー! 今日最後ですよ。後悔だけはしないように! 最後まで楽しんでいきましょう!」と盛り上げ、リーダーの與那城奨は「声出せますかー!? 全力で僕たちと最高のステージ作っていきましょう!」と呼びかけた。
中盤は2ユニットに分かれ、メンバーの趣向を凝らしたステージを展開。DJ STAGEとして豆原一成がDJブースとともにリフトで現れ、「“DJまめ”ラストだぞー! 声出していけよー!」と煽りスクラッチで魅せると、川尻&川西が強気なラップで決め、金城碧海&白岩瑠姫が続いて登場。普段はクールな印象を持たれるふたりだが、“突き進め”という想いが込められた熱いラップをパフォーマンス。DJ STAGEのラストを飾るのは、鶴房汐恩。遊びを交えた鶴房らしいリリックのラップ曲を披露し、唯一無二のパフォーマンスを展開した。
BAND STAGEでは、河野純喜と與那城がギター、佐藤景瑚がドラム、木全翔也がベース、大平祥生がキーボードを担当し、「Mad In Love」をバンド演奏しながら歌唱。歌とダンスだけでなく、ラップや楽器演奏など5年間で磨いたスキルを表現する特別なステージとなった。
そして、今回のツアーの中で特に盛り上がりを見せたREMIXパートでは、「KungChiKiTa (JO1 ver.)」「La Pa Pa Pam」「Trigger」など、JO1を代表するパワフルなダンスナンバー6曲を巧妙にリミックス。これでもかと全力で踊るメンバーの姿に観客は大熱狂。本編の締め括りとなる「Test Drive」では、アリーナとスタンドに分けた楽しいコール&レスポンスで、タオルを振り回して盛り上がり、会場全体が一体となった。
アンコールでは、2023年のツアーでも好評だったJAM(JO1のファンネーム)からのリクエストに応える企画『Call me Call me』をアップグレードして実施。事前アンケートで人気だった「GO」「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL (JO1 ver.)」をステージいっぱいに広がりながらパフォーマンスした。
スペシャル披露となった「JOin us!!」は、12月にデジタルリリースされたばかりの、明るく元気な一曲。12月22日に開催された『第69回有馬記念(GI)』のJRA「2024年度有馬記念プロモーション」TVCMソングとして書き下ろされ、先日の静岡公演で初披露となった。さらに、神戸公演でJO1サンタからJAMへプレゼントされたクリスマスソング「サンタさんへ。」を歌唱すると、“幸せなこの時間が永遠に続きますように”という曲に込められた想いそのままに、会場が多幸感に包まれた。
MCでは、リーダーの與那城が「久しぶりに乾杯する?」と持ちかけ、JO1とJAMでお決まりの「じぇ×11、おわーん!」の掛け声で乾杯。メンバーは「なんか忘年会みたいだね」とつぶやき、笑いを誘った。
メンバーからJAMへメッセージが送られると、川西は「皆さんいろんな悩みとか、不安とかあると思いますが、そんな皆さんに僕ができることは、皆さんが元気の出るような曲だったり、涙を流したいときに涙を流せる曲を作ることだと思ってます。僕を信じて、またJO1のライブに来てください。絶対に幸せにします。本当にありがとうございました」と語り、川尻が「楽しかったね〜! やっぱりステージが好きです。こんな素敵な機会を作ってくれてありがとうございました。そして、伝えたいことがあります。メンバー! 疲れたり、困ったりしたら…」と話し始めると、思わず大粒の涙が溢れ出す。そして、「疲れたり、困ったりしたら俺を頼れ! JAMも困ったら俺のところ来い! 夢見させるし、叶えたるから! 黙って俺らについてこい!」と男らしく伝えた。
そして「記念写真撮影をしよう」とメンバーが呼びかけ、客席に背中を向けると、ビジョンに映像が映し出され、メンバーも「何これ!?」と驚きのリアクション。追加公演として、『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』の開催が発表され、言葉を失うメンバーたち。JAMも歓喜に沸き立つ。立ち上がって両手を掲げるメンバーや、うれしさのあまり倒れ込むメンバー、抱き合うメンバーも。思わぬサプライズを実感し始めたメンバーは次々と泣き崩れ、うれし涙が伝染していった。
JAMからも「おめでとう〜!!」という歓声が届けられるなか、金城が「ちょっとメンバーみんなでハグしよう」と集めると、自然と円陣を組み、「JO1 We Go to the TOP!」とお決まりの円陣の掛け声で喜びを噛み締め合った。お互いの泣き顔を見ながら、木全は「サプライズ上手いね」としみじみ。そしてグループの末っ子である豆原が「泣いちゃいましたね。うれしいです! 僕たちは11人で、絶対テッペンに行けるので、皆さんも絶対ついてきてください。絶対また会いましょう。また今度」と、「Maybe Next Time」で温かくステージを締め括った。
なお、各種音楽ストリーミングサービスにて、本公演のセットリストプレイリストが公開中。こちらも要チェックだ。
本公演でひと区切りとなったが、ワールドツアー、そして念願の東京ドーム公演と、5周年イヤーを華々しく盛り上げていくJO1。年末の『第66回 輝く!日本レコード大賞』『第75回NHK紅白歌合戦』もぜひチェックしよう。
(C)LAPONE ENTERTAINMENT
<セットリスト>
1.Love seeker
2.HAPPY UNBIRTHDAY
3.Move The Soul
4.GrandMaster (JO1 ver.)
5.WHERE DO WE GO
6.ICY
7.Black Out (JO1 ver.)
8.Love & Hate
9.Sugar
10.JO1DER SHOW DJ STAGE
11.JO1DER SHOW BAND STAGE:Mad In Love
12.Blooming Again
13.Be With You(足跡)
14.Lied to you
15.JO1DER SHOW REMIX
16.RadioVision
17.Test Drive
〈アンコール〉
1.Lemon Candy
2.〈Call me Call me〉:GO
3.〈Call me Call me〉:やんちゃ BOY やんちゃ GIRL (JO1 ver.)
4.JOin us!!
5.サンタさんへ。
6.Maybe Next Time
ライブ情報
『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』
2025年
04/20(日)東京・東京ドーム
04/21(月)東京・東京ドーム
リリース情報
2024.12.09 ON SALE
DIGITAL SINGLE「JOin us!!」
セットリストプレイリスト
https://lnk.to/jds_whereverweare
JO1 OFFICIAL SITE
https://jo1.jp/