■「自分たちも海外の映画館で映画を観たことがないので、海外で初めての映画を観にいきたいなと思います」(LEO)
BE:FIRSTのドキュメンタリー映画『BE:the ONE -MEANT TO BE-』の公開記念舞台挨拶が公開翌日となる11月16日に東京・新宿バルト9 シアター9で行われ、BE:FIRSTのメンバー(SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO)さらに、BLACKPINK、BTSなど錚々たるアーティストのライブドキュメンタリー映画を手掛けてきたオ・ユンドン監督が登壇した。
BE:FIRSTがデビューしてからちょうど850日目を迎えた日に、東京ドームで行われた『BE:FIRST LIVE in DOME 2024 “Mainstream – Masterplan”』の感動的な1日目を軸に、ドーム公演当日までの彼らの日々を追いかけた、本作でしか観られない表情、裏側、インタビューが詰まったライブドキュメンタリー作品である本作。
その東京ドーム公演から約8ヵ月経った11月16日、この映画では初となるイベントが実施され、さらに全国156ヵ所でライブビューイング中継も行い、公開を待ち望んでいた全国のBESTY(BE:FIRSTファンの呼称)とともに映画の公開をお祝いした。
本編上映後、涙する観客もいるなか、客席からは拍手が遠雷のごとく鳴り響いた。そして、400人の満席の観客と全国のスクリーンの前にいるファンを前に、BE:FIRSTメンバーが勢揃いの状態で登場すると本編中のライブ会場さながら割れんばかりの歓声に包まれた。観客の興奮が冷めやらぬなか、登場を待ち侘びたファンに向けて一人ひとりが挨拶を行った。前作に引き続きメガホンをとったオ・ユンドン監督は「Thank you BESTY!」とBE:FIRSTのファンに向けて挨拶した。
音楽史に残るパフォーマンス、そしてメンバーが涙を流し、その場にいる全員の心に刻み込まれた東京ドーム公演・初日(パフォーマンスのみならずバックステージやリハーサル、過去の映像、さらにはメンバー同士の貴重な会話、未公開のスペシャルインタビューに至るまで)を余すところなく内包している本作。
改めて公演から約8ヵ月経った今、当時のことを振り返り自分たちで映画を観てどのように映ったかと問われると、LEOは「今、1個1個、目の前のことに全力で向き合っているから、映画で描かれている東京ドーム公演は、少し忘れてしまっていたこともあったけど、アルバムみたいにいつでも振り返ることができる形になってとてもうれしいです。特に、裏側で来ているジャイアンツのユニフォームを変わらず愛用しているところに注目してほしいですね」と持ち前の明るさで冗談を混ぜながら話した。
SOTAは「LEOがいうように無我夢中で目の前のことに集中していることが多いので、こうやって冷静に見れる形になったことがとてもありがたいと感じています。あのとき、自分たちはパツパツで真剣に真面目に取り組んでいたと思っていたことが、すごく和気藹々とふざけている素の姿も映し出されていて、ありのままの僕たちのとてもいい雰囲気が映像になっていてとてもうれしかったです」と、メンバー、スタッフ、BESTYへの感謝とともに、デビューから850日で辿り着いた東京ドーム公演が、映画としてひとつのアルバムのような形になった喜びを語った。
プロデューサー・SKY-HIが考案した映画タイトルにある『MEANT TO B』には“そうなるように運命づけられている”という意味が込められているが、改めて、映画タイトルを初めて聞いたときの感想を問われると、RYOKIは「“運命づけられている”というタイトルの意味にも繋がるように落とし込めたドキュメンタリー映画が残せたなという感覚です。こんな大きなことを成し遂げていくというなかで、無駄のない努力と逆算してしっかり目標を定めて動いていくということがとても大切な気がしていて、BE:FRISTとしてこうやっていきます! ということを成し遂げて、BESTYと一緒に映画としてしっかり証拠として残せていけたことがとても素敵だなと感じています」とタイトルの意味とともにこれまでを回想した。
MANATOは「最初観たとき、自分の名前かと思っちゃいました」と会場を沸かせ、「“運命”って聞くとすごく大きなことのように思えるんですけど、確実に僕たちとBESTYの皆さんで“運命”に繋げてきたなと感じます。この映画に僕たちのこれまでのすべてが詰まっていると感じています。何回観ても、僕らの原点や出発点を振り返ることができるし、この作品が皆さんが悩んだときに、元気をもらえたりとか、誰かの運命に繋がるひとつになれたらうれしいなと思っています」と、これまでファンとともにこの“運命”をつかめたことを振り返った。
また、本作の特にチェックしてほしいシーンを問われると、SHUNTOは「最後に披露した、初日の初披露の『Masterplan』は東京ドーム公演のために作られた楽曲でもあるので、それだけメンバー一人ひとりの気合いがこもった一曲になっていると思っています。そこは何回も観てほしいなと思っています」とコメント。
JUNONは「珍しく、BE:FIRSTとしてはソワソワしていたり、緊張しているシーンがあったなと感じました。みんなが緊張しているというよりは、そこに漂う緊張感が確実にあったなということが映画のなかでも切り取られていたので、そんな僕らの裏側も楽しんでみてもらえたらと思います」と、初のドーム公演で少し緊張していたことなどを暴露しながら初披露した「Masterplan」への想いを語った。
そして、RYUHEIは「曲を聴きながら、裏側を見せてくれる映画になっているので、ライブとは違い映画ならではの音響の良さを体感してもらえたらうれしいです。SCREENX、4DXでも上映するので、ぜひ映画館でしか味わえない空間を味わってほしいと思っています。ライブだと、聴き取りづらい歌詞の部分だったりあると思うんですが、映画館ではそれがより鮮明に聴こえるので違った楽しみ方ができると思います」と映画館での楽しみ方なども語った。
そして、2024年12月から2025年2月にかけて行われる初の4都市を回るドームツアー『BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”』について問われると、RYUHEIは「まだ、ツアーについては話せることがないんですけど、とにかくグッズが…」とファンの期待を高め、SHUNTOは「今まではグッズに対して入らせてもらえてなかったのですが、今回から自分たちもグッズについても意見言わせてくれとお願いして参加しているので、楽しみにしてほしいですね」と話した。
前作の映画『BE the ONE』も監督をしたオ・ユンドン監督は、今作にかけての彼らの進化について問われると、「国立代々木競技場 第一体育館から東京ドームまで彼らを見させていただいていたのですが、会場の大きさとともに、進化していっていると感じるし、BESTYの皆さんの愛はを収めるのは東京ドームではまだまだ小さすぎると感じたので全世界のスタジオに広がっていくことを祈っています」と答え、数々の世界的アーティストのドキュメンタリー映画を手掛けてきた監督だからこその視点でBE:FIRSTの進化について語った。
先日、『ワールドツアー』の開催を発表したBE:FIRSTだが、この日、本作の海外上映も発表された。
LEOは「実感があまり沸かないですが、海外の方も、この映画を観ることで自分たちの歩みをしっかりとわかってもらってからライブを観てもらえるという貴重なタイミングになれると思います。自分たちも海外の映画館で映画を観たことがないので、海外で初めての映画を観にいきたいなと思います」、MANATOは「これを観たら、BE:FIRSTのすべてがわかる! という作品を全世界の人たちに観てもらえるきっかけがあるのはとてもうれしいしです。そして、僕たちがきっかけで新しい世界を知れたなと思ってもらえる存在でありたいです」と、世界公開の喜びと世界を目指す彼らとしての覚悟を語った。
最後にライブビューイング含め、来場した観客へのメッセージを求められるとSOTAは「本当にただいい初のドームにしたいという想いで走ってきて正直、一生懸命すぎて記憶もない中で夢の時間だったなで終わるところをこうやって素晴らしい映画としていつでも振り返られるように残してくれたことを何よりうれしく思っています。こういう大きい形で残せたのはファンの皆さんだったり、いつも支えてくれるスタッフの皆さんのおかげです。そこに本当に感謝しています。この感動が初々しくなるくらい。まだまだ未熟だったなとふりかえることができるくらい、大きくなってこの作品が価値がある作品にできるように7人で頑張っていきたいと思っているので、これからもついてきてくれたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!」と、今まで支え続けてきてくれたBESTYへの感謝を語り、BESTYともにこれからあらたなステージへいくことを約束した。
そして、ファンの惜しむ声で包まれるなか、メンバー全員が最後まで観客に手を振り続け、舞台挨拶は終了した。
映画『BE:the ONE -MEANT TO BE-』は絶賛公開中。
PHOTO BY 田中聖太郎写真事務所
映画情報
『BE:the ONE -MEANT TO BE-』
絶賛上映中!
監督:オ・ユンドン、キム・ハミン
エグゼクティブプロデューサー:SKY-HI
出演:SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
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『BE:the ONE -MEANT TO BE-』作品サイト
https://befirst-themovie.jp
BE:FIRST OFFICIAL SITE
https://befirst.tokyo/