■「梅澤さんのあらたな一面を僕らも知れて(笑)。いじられキャラだったんです!(笑)」(日向亘)
10月24日からカンテレでスタートするドラマ『デスゲームで待ってる』の取材会が、10月23日に大阪・カンテレ本社で行われ、主演を務める日向亘とヒロインを務める梅澤美波(乃木坂46)が作品の見どころや撮影の裏話などを明かした。
このドラマは、テレビ業界を干された放送作家の主人公が“デスゲーム作家”に転身し、残虐性と企画力を生かしたデスゲームでかつての恨みを晴らしていく復讐ドラマ。カンテレが動画配信サービス“DMM TV”とコラボしたドラマ企画の第4弾となるこの作品は、毎週木曜24時25分から関西ローカルで放送され、DMM TVにて独占見放題配信される。
映画『リバー、流れないでよ』の原案・脚本やドラマ『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ・フジテレビ系)の脚本を手掛けたヨーロッパ企画・上田誠が原案、上田と同じくヨーロッパ企画に所属し、ドラマ『浦安鉄筋家族』(テレビ東京)や舞台『「チコちゃんに叱られる!on STAGE」~そのとき歴史はチコっと動いた!~』などを手掛ける諏訪雅が脚本を担当する本作。
新しい試みとして、ドラマとマンガが同時に展開され、連載を担当するのは愛須メノウ。本作が商業連載デビュー作となる。
日向が演じるのは、一世を風靡するようなテレビ番組の制作を夢見て放送作家になったものの、ある番組の収録中に起きた死亡事故の責任をなすりつけられてしまった男・戸村匠真(とむらたくま)。
梅澤は、デスゲーム制作会社・ドリーミアの若手プロデューサー、秋澤和(あきざわなごみ)を演じる。秋澤は戸村の企画力に惹かれ、自社にスカウトする。
初回放送を前に、日向は「台本をいただいたときからこの作品が大好きで、早く撮影が始まらないかなという気持ちでワクワクしていました。スタッフさんとキャスト全員で全力を注いだ作品がようやく皆様の元に届くということで、楽しみな気持ち半分、どんなご感想をいただけるのかドキドキしている気持ち半分です」とコメント。
梅澤は「撮影チームもすごく素晴らしい方たちばかりで、“これはいいものになったね”と言いながら撮影を終えました。自信を持って届けられる作品になっているんですが、いざ放送前日を迎え、ドキドキしています。このドキドキハラハラも、きっと『デスゲームで待ってる』という作品に通じているのかなとも思うので、初回前の今しかないドキドキを楽しみつつ、早く皆さんの感想を聞きたいなという気持ちです」と、作品の出来栄えに自信をのぞかせつつ、緊張を明かした。
また、作中で自らが演じる役に共感できる部分があるか質問されると、日向は「僕が演じた戸村というキャラクターは、“バラエティを観るのが好き”だった立場から、自分もバラエティを作りたいという気持ちでテレビ業界に飛び込んだんです。僕も本当にこのお仕事が大好きなので“好きなことをお仕事にしている”という部分は、戸村に共感するものがありました。僕はそういった仕打ちされたことはないんですが…プライドを持ってやっていることを上司や上の立場の人たちから否定された戸村の嫌悪感は“こういう気持ちなんだろうな”と(想像できて)入りやすかったですね」と答えた。
梅澤は「(私が演じる)和は正義感とか責任感とか、行動力とかがすごくある女性です。自分で言うのもあれなんですけど、私は正義感はある方だと思っていて(笑)お仕事にプライドを持っている責任感というか。すごく真っすぐに生きているところが…いや、真っすぐとか自分で言うと…(笑)」と、役柄と自分を重ねて話し始めたものの、自分で自分の長所を語る状況に気恥ずかしくなってしまう。そんな梅澤の様子に会場は笑いの渦に包まれた。
日向に「正義感ありますよ! 素敵ですよ!(笑)」と励まされつつ、梅澤はさらに「行動力とか思ったことを相手にきちんと真正面から伝えるパワーとか、そういうところは私に足りない部分だと思います。和から“こういう女性ってかっこいいな”って思わせてもらったところです」と続けた。
また、お互いの印象を聞かれると、日向は「乃木坂46のキャプテンを務められているので、すごくクールで大人な方なのかなと想像していたのですが、現場に入ってみると、柔らかで、おしゃべりな方なんだなと思いました。結構梅澤さんがいじられキャラとなっていて…ね?」と梅澤に話しかけ、梅澤も「はい…(笑)」と自覚がある様子を見せ、日向はさらに「梅澤さんのあらたな一面を僕らも知れて(笑)。いじられキャラだったんです!(笑)」と畳みかけた。
それに対し梅澤が「早朝の撮影でもまったく疲れる様子なく明るく現場に入ってきて、誰よりも現場を楽しんでいるし、お芝居では誰よりも監督と話し合いを重ねてシーンを作っていました。それでいてすごく人懐っこくて、若さゆえの“犬っぽさ”みたいなのもあって…すごく年相応でもあるし、でも大人びたところもある少年だなと思いました(笑)。“こんなに無垢な少年ってこの世界に存在するんだ!?”っていうぐらいクリアな存在で、水のCMとかやってそうな(笑)」と答えると、日向は梅澤の回答にうれしさをにじませながら、「すごく言っていただいたのに、僕なんか“いじられキャラ”としか言ってないんですけど(笑)、もっとあるんですよ! 何かあったときに、すぐに助け船を出してくださるし…」と切り出す。
そして「僕は今回が初主演で。今まで自分が中心となることがなく、手探りだったんですが、(梅澤は)やはりグループでキャプテンをされているということもあり、本当にすごく周りを見てくださっていて。僕が少し“あ、ここどうしようかな”と思った時にサッと助けて下さって、かっこいいんですよ。そういうスマートさも、グループの皆さんを引っ張られている所以だろうなと感じました」とコメント。梅澤も照れた様子で「ありがとうございます(笑)」と答えた。
そんな日向と梅澤が出演する前代未聞の復讐ドラマ『デスゲームで待ってる』は、10月24日から放送スタート!
■第1話あらすじ
小さいころからテレビが好きで、テレビ業界に飛び込んだ戸村(日向亘)。一世を風靡するような番組を作るために放送作家になったが、テレビ局で待ち受けていたのはごますり・パワハラ・時代錯誤のオンパレード。
そんななかでもめげずに企画提案にいそしむ戸村は、ある日の番組会議で「わさびをビルのように高く積んだ寿司を食べる『わさビル』」という企画を持ち込む。しかし、企画は前時代的な番組制作スタッフの手によってどんどん改変されていき、戸村の意図とは離れたデスゲーム同然の悪趣味な企画に様変わり。“わさビル”の名を冠しただけの別物に成り果て、そのまま放送が決定した。わさびの致死量(成人男性で600グラム程度)を知っていた戸村は事前に事故を防ごうとしたが、挑戦者は収録中に死亡してしまう。
この死亡事故はネットニュースからSNSまで様々な媒体で拡散され、その矢面に立たされたのは戸村だった。“わさビル”という企画名を出したがために、戸村はプロデューサーにすべての責任を被せられ、業界から干されてしまう。
絶望するあまり、大切なネタ帳を捨てようとする戸村だが、偶然居合わせた女性・秋澤和(梅澤美波)に引き留められる。戸村は自身が“人殺し作家”と呼ばれていると明かすも、秋澤は一切引いた様子を見せない。むしろ「ちょうど番組企画を考えられる人を探していた」と興味津々な様子で、戸村がネタ帳にためてきた企画案に耳を傾ける。
番組情報
DMM×カンテレ『デスゲームで待ってる』
10月24日スタート
◇配信(DMM)
毎週木曜24:30に最新話追加
◇放送(カンテレ)
毎週木曜24:25~(関西ローカル)
※見逃し配信:カンテレドーガ、TVer
出演:日向亘 、梅澤美波(乃木坂46)、波岡一喜、濱津隆之、美山加恋 他
原案:上田 誠(ヨーロッパ企画)
脚本:諏訪雅(ヨーロッパ企画)
『デスゲームで待ってる』番組サイト
https://www.ktv.jp/deathgame