■「100人観たら、100人が違う受け取り方をする作品です。余白がある作品でもありまして、いろんな想いを持ち寄ってもらい、多くの方にこうして愛して頂いてうれしいです」(Mrs. GREEN APPLE・大森元貴)
Mrs. GREEN APPLEが2024年12月から2024年3月までおこなったライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』を映画化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』が大ヒット中だ。
快進撃を祝い、9月22日、東京・丸の内ピカデリー1に、ミセスのメンバー・大森元貴(Vo./Gu.)、若井滉斗(Gu.)、藤澤涼架(Key.)が登壇して、大ヒット中の本作を記念して舞台挨拶を行った。
イベントの模様は北海道から沖縄まで、全国劇場でライブビューイングの生配信をされており、満員の観客の方々、全国の劇場の皆さんに向けて、3人が本作の舞台裏や現在の想いをたっぷり語った。
また、本作『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』のオリジナルサウンドトラック『The White Lounge in CINEMA – Original Soundtrack –』が、9月23日に配信リリースされることがサプライズ発表されると、会場は大盛り上がりとなった。
映画本編内でしか聴くことができなかった全16曲を存分に堪能できるサウンドトラックとしてリリースされるなどのニュースも。
最後はくす玉を割って、メンバーの顔が喜びに満ち溢れた、大ヒット御礼舞台挨拶の模様をレポートする。
【イベントレポート】
■祝・大ヒット! メンバーが本作をネタバレありでトーク!?
9月13日に公開され、週末の3日間で興収約4億9,400万円、動員14万人強となり、アンコール舞台挨拶あらため、大ヒット御礼舞台挨拶となったこの日。
「ケセラセラ」の音楽が流れるなか、丸の内ピカデリーのスクリーンの前に立ったのは、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架。
大森は「皆さん、こんにちは! 元気にしてますか?」と笑顔で挨拶。若井は「短い時間ですが楽しい時間を過ごせたらと思います」、藤澤も「(映画を)見終わった後ということで、内容も踏まえたトークができたら!」と続き、いつもの仲の良い雰囲気を醸し出していた。
始まったクロストークではMC・大抜卓人から本作で「いちばん大変だったところは?」と聞かれ、大森が「全部です!」としながらも、「『ツキマシテハ』という楽曲がありまして。息を震わせて歌う曲なのですが、そこから『Coffee』という曲に入るのが大変でした」と、曲を歌う上で感情をシフトチェンジするのに苦労したと大森。
一方、藤澤は「僕と若井は演奏しているシーンが多いのですが、演奏だけでなく、ストーリーのいちキャストという認識でしたので、大変だったのはスイッチの切り替えです」と話すと、大森は「りょうちゃんがあんなに大きい声を出すところ見たことなかった!」と藤澤のお芝居を話題に。
大森さんは芝居の一場面をピックアップして「若井があんな悪い男だったなんて!」と劇中での一面を暴露。それに若井さんが「ありがとうございます!」と名演を褒められて応じるなど、本作ならではの追加撮影の裏側を次々と明かしていった。
■白い衣裳をまとった観客の方々と大迫力のフォトセッション!
また、この日は『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』のオリジナルサウンドトラックの配信リリースのサプライズ発表も。それも9月23日、つまりこの日の24時から配信スタートとのことで、会場のファンの方々は歓喜。
これに大森は「曲の“追体験”をするということが、 『The White Lounge』のテーマ」と語り、「たとえば、『ダンスホール』という曲は晴れやかでポップなんですけど、切ない部分も持っていて、そこを膨らませてリアレンジしていきました」とサントラの「聴きどころ」をコメント。
若井も「もちろん、アレンジが違うのはありますが、タッチを変えるなどして、曲によってはジャジーな感じにしていきました」と曲それぞれの奥行きを出したと語る一幕も。物語と曲をマッチさせる工夫が細部まであるサントラであることをアピールしていった。
そして、ここからは映画の公式SNSで募集したファンからの質問に、メンバーが答えていくコーナーへ。
「長ゼリフの感想はどうでしたか」という劇中の藤澤への問いかけに、「いざ、本番になったら、自分が支配人のモードになります!」と真っ直ぐ回答。
「素敵でした!」と大森がコメントすれば、「いい意味でりょうちゃんらしくない!」と笑う若井。彼らのほんわかしたやりとりに、会場はすっかり癒されたよう。
そこから大ヒットのお祝いとして、くす玉が舞台上に登場。「映画のやつじゃん!」と興奮気味の大森さん。「せーの!」の掛け声で3人が、ヒモを引くと、「御礼!! No.1大ヒット」の文字が。
MCから、興行収入10億目前の大ヒットだと伝えられると、大森は「信じられないですね! ストーリーのある表現を交えたライブツアーを映画にして……という異色の作品ですから、どう受け止めてもらえるか、ドキドキしていたので光栄です!」と胸の内を明かすと、若井は「愛していただき、うれしいです!」、藤澤も「僕らは自分たちがワクワクできるものを作っているので、それが皆さんにも届いているのが嬉しいですね」と異口同音にコメント、会場からは拍手のエールが響いた。
さらに音楽劇としてのライブツアーやその映画の上映、先日にはファッションブランド・Tommy Hilfigerのジャパンアンバサダーに就任するなど、「フェーズ2」以降、これまで以上に活躍するフィールドを広げ、常に挑戦を続けてきた彼ら。
今後の展望は気になってしまうところ。それに大森は「僕ら自身は楽しむことが大事という想いでやってきました。逆にそうではないことをやらないという信念でやっています!」と力説。その未来がますます楽しみになるようだった。
最後は会場の観客、ライブビューイングを通して、全国の観客の方々にメッセージ。
藤澤が「お越しいただき、ありがとうございます! 何度も楽しんで頂けたらと思います」と話せば、若井も「僕たちも大好きな作品で、細かいところまで楽しんでほしいです」と、観れば観るほどハマってしまう本作の魅力を伝える。
大森は「100人観たら、100人が違う受け取り方をする作品です。余白がある作品でもありまして、いろんな想いを持ち寄ってもらい、多くの方にこうして愛して頂いてうれしいです」と、ここまでの道のり、ツアー時の想いを噛みしめるようにメッセージを告げる。
最後は、『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』同様に白い衣裳をまとった観客の方々とともにフォトセッション。
映画鑑賞後ということもあり、興奮冷めやらぬ観客は3人の姿を目の前に、興奮と喜びの入り混じった様子となり、イベントは終了した。
異例中の異例の音楽劇となったライブツアー、その映画の大ヒット、そして来月からは、世界最大級の音楽特化型アリーナである、Kアリーナ横浜にて『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』を全10公演で開催し、約20万人の動員を見込んでいる彼ら。
しかも、映画はまだまだ拡大上映中とのことがアナウンスされた。この日の舞台挨拶では、仲睦まじさだけでなく、その奥にある3人の絆、そしてまだまだ多くの方にこのあらたなエンタメ作品『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』を堪能してほしい…そんな3人の強い想いが伝わった、大ヒット記念舞台挨拶となった。
リリース情報
2024.09.23 ON SALE
DIGITAL ALBUM『The White Lounge in CINEMA – Original Soundtrack –』
作品情報
『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』
丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(C) 2024 “Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA” Film Partners
Mrs. GREEN APPLE OFFICIAL SITE
https://new.mrsgreenapple.com