■BE:FIRSTがUVERworldのステージに飛び入り!セッション、カバーで互いをリスペクト
都市フェス『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024 -Best Music & Market- supported by TimeTree』が7月13日・14日・15日の3日間、国立代々木競技場第一体育館と、代々木公園イベント広場・ケヤキ並木で開催された。本稿では15日の公演のオフィシャルレポートを掲載する。
■UVERworld
3日間開催された、年に一度のお祭りもこの日が最終日。開始前から熱気ムンムンの代々木第一体育館。『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024 -Best Music & Market- supported by TimeTree』、ファイナルの舞台でまず最初に音を掻き鳴らすのは、UVERworld。真太郎のドラムが会場に鳴り響く。TAKUYA∞は言う「のっけからぶっ飛ばそうぜ!」。「ナノ・セカンド」から口火を切った極上のパフォーマンス。1曲目から会場は熱を帯びる。共に歌い、拳を突き上げるオーディエンス。一瞬でUVERworldの世界へと我々を引き摺り込むと、「心を全部奪ってやるぜ!」「ここにしかない最高の夜を作ろうよ」と熱い言葉を投げかけながら極上のサウンドを鳴り響かせる。INSPIRE TOKYO史上いちばんの一体感が生まれようとしている、そんな特別の空間に鳴り響くのは、BE:FIRST・SHUNTOが好きだという「マダラ蝶」、そして「どうせ『Mainstream』を俺が歌いに行くと思ってるんだろ、歌わないよ! 『Mainstream』は今俺たちがやるんだ!」とBE:FIRSTの楽曲を熱量高く披露。するとTAKUYA∞は「もうひとつ考察外れているよ、俺が行くんじゃない、BE:FIRSTが来るんだ!」と叫ぶと、メンバーが登場。2組で最高の時間を過ごすと、続けてSHUNTOとのコラボ楽曲「ENCORE AGAIN」を投下。グッドミュージックに境界線なんてない、TAKUYA∞の熱い言葉と極上のロックサウンドが会場には轟き続けている。対バンが決定した時から歌うと決めていた「在るべき形」、UVERworldの一番大事な曲だと話す「EN」など最高のセットリストで我々を魅了した彼ら。ロックバンドとして、極上の音楽をオーディエンスにブッ刺し、ライブは幕を閉じた。
■BE:FIRST
『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024 -Best Music & Market- supported by TimeTree』の大トリとしてステージに立つのは、BE:FIRST。UVERworldとの音楽的邂逅を果たした彼らは、我々にどんな音楽を届けてくれるのだろうか。「Mainstream」のイントロが鳴り響くと、姿を表した7人。彼らは、1曲目から圧倒的なスキルで我々を魅了する。間髪を入れず、「Masterplan」を投下すると、我々はもう7人の一挙手一投足から目が離せなくなってしまう。オーディエンスは、手を高く上げ、彼らの奏でる音楽に呼応し、彼らの圧倒的なダンスに大きな歓声を上げる。絶えることのない歓声。そんな多幸空間の中で7人は縦横無尽にステージを動き回り、音楽を自由に楽しんでいる。立て続けに極上の音楽を投下していくBE:FIRST。会場にいるCREWとBESTYの全員を巻き込んだ圧巻のパフォーマンス。「Boom Boom Back」のイントロが流れ始めると、SOTAが「UVERworld、ビッグリスペクト」と声を上げた。RYOKIの「CREWもBESTY関係ねえ、かましていこうぜ!」と煽りスタートした「Spin!」では、RYOKI、SOTA、SHUNTOが3人で奏でる。ピンスポットが照らされる中、高スキルの歌唱を魅せつける「Salvia」。メロウなSEを挟むと、ステージの上にはLEO、RYUHEI、 MANATO、JUNONの姿がある。スウィートに「Softly」を歌い上げると、MCでは、SHUNTOがUVERworldへの思いと過去の話を語り始める。そんな熱い思いに耳を傾けていると、「言いたいことがある、あえて大好きな言葉UVERworldの言葉を借りるなら」と前置きして、
“どこのどいつが俺たちの未来に絶望を感じたって
俺たち自身が俺たち自身の未来に絶望することはない
それが俺たちの「在るべき形」”
と、UVERworldの楽曲をカバー。
今日という特別な瞬間が、実現させた最高のカバー。7人から感じる、最大限のリスペクト。それに応える、CREWとBESTY。この場にいる全ての人間を置いて行かない、最高パフォーマンス。最後の最後までBE:FIRSTの音楽性を我々に魅せつけた7人。最後は、「Bye-Good-Bye」でライブを締めくくると、ステージにUVERworldのメンバーを呼び入れ、記念撮影。奇跡のツーマンライブは笑顔と歓喜に包まれて幕を閉じたのだった。
TEXT BY 笹谷淳介
PHOTO BY Tsukasa Miyoshi <Showcase>
■UVERworld
1. ナノ・セカンド
2. Wizard CLUB
3. Touch off
4. PRAYING RUN
5. IMPACT
6. マダラ蝶
7. Mainstream (w/BE:FIRST)
8. ENCORE AGAIN (feat. SHUNTO from BE:FIRST)
9. 在るべき形
10. EN
11. Eye’s Sentry
12. THEORY
■BE:FIRST
1. Mainstream
2. Masterplan
3. Milli-Billi
4. Brave Generation
5. Scream
6. Set Sail
7. Boom Boom Back
8. Spin!
9. Salvia
10. Grow Up
11. Softly
12. Don’t Wake Me Up
13. Shining One
14. 在るべき形
15. Great Mistakes
16. Bye-Good-Bye