【レポート】Tani Yuukiのライブの魅力を120%体感！特別先行上映会レポート＆写真到着

■「どんな感じになるのか、と最初は思っていたけれど、各地あったかくて、みんなに楽しんでもらえたようで、よかった！」（Tani Yuuki）

Tani Yuuki 1st EP『HOMETOWN』（5月8日発売）の初回生産限定盤に収録されている『Tani Yuuki Hall Tour 2023 “kotodama”』の先行上映会が、5月5日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、Tani Yuukiの舞台挨拶も合わせて行われた。

『Tani Yuuki Hall Tour 2023 “kotodama”』は2023年12月24日にTOKYO DOME CITY HALL公演のライブ映像となっており、「W/X/Y」「Myra」「おかえり」などの代表曲だけでなく、2023年10月にリリースされた「最後の魔法」など、Tani Yuukiのライブベストともいえる大ボリュームな豪華セットリストとなった作品となっている。

今回行われた特別先行上映会は、ライブ映像をどこよりも先に楽しめる上映会と、Tani Yuukiのトークセッションを組み合わせたスペシャルイベントとなっており、1日2回公演を行いながら、北海道、愛知、大阪、福岡を巡り、この日の東京公演が最終日となった。

最新作『HOMETOWN』はこの『Tani Yuuki Hall Tour 2023 “kotodama”』を経て制作された新曲4曲が収録されており、「HOMETOWN」を語る上で外すことができない分岐点となったツアーの映像を心地よい座席と上質な音響が用意された映画館という空間で、心ゆくまで堪能できる本イベントには全国各地のファンがこぞって参加した。

定刻となり場内の灯りが落ち、今回のツアーのキービジュアルともなった電話BOXにTani Yuukiが入る映像演出からライブはスタート。Tani Yuukiが電話を取った瞬間に歌い始められた楽曲は「おかえり」。伸びやかな歌声が劇場いっぱいに広がり、思わず観客からも感嘆の声が漏れる模様は、クリアな音響で大音量・大画面でライブ映像を楽しむことができる、贅沢なこの一瞬を観客が満喫していることを証明している。

今作の見どころのひとつは楽曲の合間に散りばめられたショートフィルムの数々。Tani Yuukiが歌い紡いできた楽曲の世界観、ラブソングの数々をより深く、視覚的に補完した映像の数々は、全編を通して1本の映画を見た後のような感覚を思い起こさせる、新しいライブの形を提示した感動的な公演となった。

ライブ本編のラストを飾った「最後の魔法」が劇場に響き渡り、公演が終了。余韻が場内を包む中、司会の森本優がTani Yuukiを呼び込み、トークセッションがスタート。司会の森本優はFM北海道でパーソナリティを務めており、Tani Yuukiとも親交が深く、「今日はラジオのようなイベントにしましょう」と語るなど和やかな雰囲気で会話が始まった。

最終日となる本日豊洲を迎え、「どんな感じになるのか、と最初は思っていたけれど、各地あったかくて、みんなに楽しんでもらえたようで、よかった！」と安堵の表情で語り、Tani Yuuki本人もリラックスした模様でこの特別な空間を各地楽しんだ模様だ。

「初日が東京国際フォーラムだったこともあり、一番大きい会場だったので、初日からファイナルなんじゃないかっていうくらいの熱量で、用意していたものをすべて出せた」とツアーを振り返りつつ、観客に印象的だった楽曲を問いかけると様々な楽曲の名前が上がる中、「Dear drops」「最終想者」といった楽曲化していない曲の名前が上がると「リリースしてない曲が2曲も名前が上がるのはうれしいなあ」と頬を緩めた。

さらに、ファイナル公演の裏話を尋ねられた際には「一番高いところからジャンプをしたらちょっとだけ足を挫いた」と今だから話せるエピソードも飛び出し、ツアーの思い出をファンと一緒に共有することで、特別なあの一夜に時を戻したような充足感に満ちた空間になっていく。

そして話は5月8日にリリースする『HOMETOWN』に。

「自身の故郷だからこそ出せる素の部分だったり、ホームタウンから出た時の感情だったり。自分のルーツと、今に繋がる一本の道を表現できた作品になっている」と話す本作を引っ提げ、6月からは全国15都市を巡るツアーに旅立つ。「ただいまと言えるような第二第三の故郷を作るだけでなく、みんなにも気軽に、またただいまと言って帰ってきてもらえるようなツアーにしたい」と語った『Tani Yuuki Hall Tour 2024 “HOMETOWN”』への期待感も高まっていく。