■映画『告白 コンフェッション』完成披露試写会に、マキシマム ザ ホルモンが登壇!「感想はパンフに書いたからそれを買って読んでほしい!」(マキシマムザ亮君)
生田斗真&ヤン・イクチュンW主演映画『告白 コンフェッション』が5月31日に全国公開。公開を約1ヵ月後に控えた4月30日、生田斗真、ヤン・イクチュン、そして本作のヒロイン・奈緒、山下敦弘監督が登壇する完成披露試写会が実施された。
さらに本作の主題歌を担当したマキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君、ダイスケはん、上ちゃん、ナヲが告知なしのサプライズ登場。謎のままだった主題歌タイトル「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」が生田の口から会場に集まる観客に“告白”された。
■イベントレポート
原作・福本伸行×作画・かわぐちかいじによる傑作コミックを実写映画化した、映画『告白 コンフェッション』。雪山で遭難し死を覚悟した親友による殺人の告白。だが直後に山小屋が出現し、ふたりは助かってしまう…。
告白を聞いてしまった男・浅井啓介役の生田。満席状態の客席を見ながら「とてつもない怪物級の映画が完成しました! 国内外にも届けていきたい」と大満足での完成報告。告白してしまった男リュウ・ジヨン役のヤンは黄色い歓声を浴びると「僕はスターですね!」と気色満面で、生田を「俺のときはなかったぞ!?」と嫉妬させていた。
本作の企画は5年ほど前から始動していたそうだが、コロナ禍を理由に延期を2度も経験。それだけに生田は「衣装合わせで初めてお会いしたときにヤンさんもテンションが上がって熱いハグをしました。それほどこの作品に入ることがうれしかった」と念願が叶った様子。ヤンも「撮影では素敵な生田さんと、かわいらしい監督に助けていただき、ベストを尽くすことができて頑張れた」と報告し「そして…世界でいちばん綺麗な奈緒ちゃんが僕の隣にいます」とヒロインを絶賛していた。
そんな物語のカギを握るヒロイン、西田さゆりを演じた奈緒。ヤンのリップサービスに「カムサハムニダ!」と流暢な韓国語で返礼しながら「私はヤンさん主演の『息もできない』を学生の頃に拝見して好きだったので、お友達になりたいと思って、お会いする前日に韓国語を勉強しました! ヤンさんに『お友達になりたい』とお伝えすることができました」とすっかりファンの表情。ヤンとは本作の撮影を通して親交を深めたそうで、ヤンのガイドで韓国に行き、『息もできない』のスタッフにも対面できたという。この初耳情報に驚いたのは生田で「え? 俺誘われてない!」とヤンに詰め寄ると、ヤンは「だって生田さんは忙しいから~」と笑いつつも「今度一緒に行きましょう!」と約束を交わしていた。
ヤンとの撮影の様子について聞かれた生田は「映画はハードな内容でしたが、一歩外に出ると最近食べた日本料理や韓国料理の話をしていました。ヤンさんはスープの飲み方のジェスチャーが上手過ぎて、ユッケジャンスープを飲みたい気持ちにさせられた」と回想。一方のヤンは生田について「生田さんはダビデ像のようにイケメンなので(笑)、冷たい方なのかなって思って近寄りがたかった。でも実際は僕の小さなイタズラに対しても声を出して笑ってくれた。僕が日本語を聞き取れないときにもサポートしてくれた」と優しい人柄に感謝していた。
山下監督は「撮影までものすごく時間がかかり、おふたりにはもう無理! と言ってもいいくらい待たせたと思う。それでも最後まで付き合ってくれたことに感謝」としみじみ。これに生田は「チームを先導していく監督の姿を近くで見ていて、まさに日本を代表する監督だと思った」と賞嘆し、ヤンも「監督の髭に僕の顔をこすりつけたいよ」とリスペクトしきりだった。
そして舞台挨拶の途中、主題歌担当のマキシマム ザ ホルモン(マキシマムザ亮君、ダイスケはん、上ちゃん、ナヲ)がサプライズ登壇。先んじで映画を鑑賞したナヲは「映画を観たあとにヤンさんに会うのが怖くて、思わず身構えた」とヤンの迫真演技にタジタジで、亮君は「感想はパンフに書いたからそれを買って読んでほしい!」とPR。上ちゃんは「映画を観てこんなにハラハラドキドキしたのは久しぶり。本当に怖かった」と怯え、ダイスケはんは「映画を観ている間、息するのを忘れた。終わったあとに斗真と握手したくらい素晴らしい映画でした」と絶賛した。
そんななか、映画タイトルにかけて「今だから“告白”できること」を発表。奈緒は同じ名前のナヲに向かって「常々ナヲさんと同じ名前であることを自慢していたので、今回はお近づきになれるチャンス!」と告白すると、ナヲも大喜びで「LINEを交換しましょう!」と相思相愛だった。
一方、生田は「ずっとずっと言いたくて、今日まで我慢していたことがある」と切り出し、「私、生田斗真はホルモンの皆さんと主題歌を歌っております」と告白。伏せられていた楽曲タイトルも「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」と明かされた。
生田は「ホルモンのメンバーに映画の主題歌を歌ってほしいとオファーしたところ、快く引き受けてくれて、さらに亮君のほうから“せっかくだから一緒に歌おう”と言ってもらった。それでとんでもないコラボが実現。のちのちCDとしても音源をリリースします!」と大発表。レコーディングの様子を聞かれると「亮君と上ちゃんがディレクションしてくれて、『表現力が良い!』『声のバリエーションが良い!』と褒めてくれた。その表現力を皆さんにお聞かせしたい」と胸を張った。
ヤンは「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」について「強烈な歌だけれど、それとは対極的な美しさも感じられて、その美しい部分を生田さんが歌われていてセクシーだった」とすっかりお気に入り。奈緒も「エンドロールで初めて知って驚いた。すごくカッコいいので最後の最後まで楽しんでほしい」と聴きどころに挙げていた。楽曲はすでに予告編などで使用されているが、生田は「実は僕の声もそこに入っている。誰か気づくかな? と思ったけれど誰も気づかなかった…!」とサプライズ成功に高笑いだった。
最後にヤンは「友達にも言ってはいけないことを言ってしまったとき、それがどれだけお互いを苦しめて恐怖に陥れるのか? そんな感情を映画を通して知ってほしい」とアピール。生田は「韓国を代表するヤン・イクチュンさんとご一緒することができて、自分にとって今後の財産になりました。アジア映画が世界的に盛り上がっているなかで、日本だけではなく国外の皆さんにも届いてほしい。奈緒ちゃん、そしてホルモンのメンバーと共にいいバイブスが生まれた作品になりました」と完成に自信を持っていた。
映画情報
『告白 コンフェッション』
5月31日(金)全国ロードショー
原作:原作 福本伸行 作画 かわぐちかいじ 『告白 コンフェッション』(講談社「ヤンマガKC」刊)
出演:生田斗真 ヤン・イクチュン
奈緒
監督:山下敦弘
脚本:幸修司 高田亮
主題歌:「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」マキシマム ザ ホルモン
配給:ギャガ
(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
映画『告白 コンフェッション』作品サイト
gaga.ne.jp/kokuhaku-movie
マキシマム ザ ホルモン OFFICIAL SITE
http://www.55mth.com/