■QWER、DXTEEN、Weeekly、EVERGLOW、BOYNEXTDOOR、RIIZE、&TEAMがパフォーマンスした『Kstyle PARTY』初日
韓国エンターテインメントメディア“Kstyle”とlivedoor MOBILEの共催で初開催された『Kstyle PARTY』。ワールドワイドに活躍するK-POPアーティストが有明アリーナに大集合し、会場はオープニングからエンディングまで途切れることない歓声に包まれていた。
初日である2月24日は、PARTY DJに迎えたDJR2が会場のボルテージを上げた後、オープニングアクトとなった4人組ガールズバンド・QWERからライブがスタート。
全メンバーが日本人のDXTEEN、数々の新人賞を総なめにした6人組ガールズグループWeeekly、ガールクラッシュブームを牽引するEVERGLOW、K-POP第4世代の大型新人BOYNEXTDOOR、SMエンタテインメントの次世代エースRIIZE、オーディション番組『&AUDITION – The Howling -』から誕生した9人組グローバルグループ&TEAMの総勢7組が登場した。
パフォーマンスを360度堪能できるセンターステージにファンの視線は集中。ラストは出演者たちがステージに登壇し、初日は大盛況のうちに幕を下ろした。
■QWER
初日のオープニングアクトを務めるのは4人組ガールズバンドQWER。
まずは2023年10月に発売されたデビューシングル『Harmony from Discord」からタイトル曲の「Discord」、エネルギッシュなバンドサウンドでスタートした。自己紹介を経て、2曲目「Secret Diary」へ。キャッチーでメロディアスな一面を披露する。ラストは「Harmony Of Stars」
。過去日本での活躍経験もあり、QWERではメインボーカルを務めるシヨンもギターを携え、より厚みのある音の世界を演出。MCでは「緊張します」と話していたQWER、初めての海外公演とは思えない堂々たるステージングでファンを魅了した。
■DXTEEN
制服をストリートカジュアル風にアレンジした衣装に身を包みステージに登場。昨年、日本の人気バラエティ番組のエンディングテーマに抜擢された「First Flight」でライブがスタートした。
続いてデビューシングルの「Brand New Day」「Unlimit」まで一気に駆け抜ける。
自己紹介を終え、「僕たち特別な曲用意してきました!」という曲紹介から始まったカバー曲「Say my Name」。オーディション番組『BOYS PLANET』のミッション曲となったこちらの曲はイントロだけで大歓声が。「Sail Away」では手拍子でファンと一体化、「Dive」では「今からみなさんの近くに行きます!」と叫びながらメンバーがステージの両端まで広がり、さらに会場は盛り上がりをみせた。
「僕たちももっと“かっK”ステージをお見せしたいと思います!」と残り2曲も完全燃焼を宣言。「Stars」、そしてオリコン週間ランキングで初の1位を獲得した「Snowin’」。スパークラーの炎に包まれながら堂々のステージを終えた。
■Weeekly
2020年6月にデビューした6人組ガールズグループWeeekly。
新人賞6冠を獲得した実力派がKstyle PARTYに登場。オープニングの「Tag Me(@Me)」は中毒性のあるキラーチューン。デニムをアイコンにしたキュートな衣装に身を包み、ステージに大きく広がり観客を魅了する。MC中には去年の初来日でカバーしたという日本の有名曲を、ワンフレーズだけアカペラで披露するといううれしいサプライズも。
最新アルバム『ColoRise』のタイトル曲でもある「VROOM VROOM」は大人っぽいミディアムテンポのナンバー。続く「RUBY-DUBY-DU」とともにWeeeklyの新境地を見せる。
「みなさんも楽しいですか? 私たちの楽しい気持ちを伝えます!」と「もえもえきゅん(ハート)」や「月曜日~火曜日~がんばれ~」などキュートなポーズでファンサービスをするメンバーに客席も大いに盛り上がった。
メンバー自身「とても好きなバラード」と話す1月25日にデジタルリリースされたばかりの「Stranger -KR ver-」を歌い上げ、ラストの「After School」へ。スケートボードを使ったかわいい演出で会場を驚かせた。
■EVERGLOW
黒とグレーを基調にしたタイトでクールな衣装で登場したガールクラッシュの旗手、EVERGLOW 。
2023年8月、『ALL MY GIRLS』をリリースし、約1年8ヶ月ぶりにカムバックを果たしたEVERGLOWが登場すると会場は興奮の渦に包み込まれた。
オープニングは2021年にリリースされた『Last Melody』に収録された「First」。「パワフルパフォーマンスの代表曲」とメンバーが語るように、力強いボーカルと一糸乱れぬ群舞に圧倒される。
さらに”宇宙の海賊”がコンセプトの「Pirate」でさらに会場をEVERGLOWの世界観へいざなった。「日本にきて、みなさんがいて、とってもうれしいです!」キレキレのパフォーマンスからは一転、MCになるとかわいらしい面をのぞかせる。
YouTubeで桁違いの再生数を記録している「DUN DUN」は耳にこびりついて離れなくなる一曲。「LA DI DA」では、ステージに横になりながら踊るなど表現の幅の広さでファンを飽きさせない。
「皆さんほんとに熱気がすごいです!」ラストのMCタイムで笑顔で汗をぬぐい、「ステージから降りたくないと思うほど」と名残惜しみながらも、楽しい時間はあっという間に最後の曲。ラストに披露した「SLAY」はサビでドラマチックに盛り上がる。心地よい余韻を残してステージをあとにした。
■BOYNEXTDOOR
紹介VTRが流れるやいなや会場が歓声に包まれたのは、6人組ボーイズグループ、BOYNEXTDOOR。ラッパー兼プロデューサーZICO(ジコ)が手掛ける期待のスーパールーキーがフレッシュなステージングを披露した。
切なく爽やかなダンスチューンに表現力豊かなボーカルが光る「Crying」でライブはスタート。6人それぞれの個性が光るカジュアルな衣装で、自己紹介。水を飲む、汗をふく…どの瞬間にもファンからの歓声が止まらない。
次の曲は“好きな人に会いに行く前におしゃれをしながらときめく曲”、デビューシングル『WHO!』収録の『One and Only』。サビの「One and Only」で会場中が大合唱。その声に応えるように、楽しそうに踊るメンバー。MCでは通訳を介さず、そのほとんどを日本語で行いファンを喜ばせていた。
ここからは昨年リリースされたミニアルバム『WHY..』から2曲。まずはタイトル曲である「뭣 같아(But Sometimes)」。スパークラーが噴き上がるなか、キレのあるダンスを披露する。
そしてポップで洗練された「ABCDLOVE」。曲中の「LOVEは難しい」のセリフには悲鳴に近い歓声が上がる。最後に一人ずつ挨拶をして、ラストの「Serenade」。ステージを縦横無尽に走り回りながらファンに手を振る、フレッシュなBOYNEXTDOORだった。
■RIIZE
スモークとともにステージに登場したのはSMエンタテインメントの次世代エース、RIIZE。
公式Instagramアカウントが開設からわずか4日でフォロワー100万人突破するなど、現在注目度No.1のRIIZEが登場すると会場のボルテージは急上昇。RIIZEの代名詞ともいえる、シャツにネクタイのスタイルに、メンバーそれぞれどこかしらにあしらわれたピンクのワンポイントが印象的。
まずはデビュー曲「Get A Guitar」でライブはスタート。ファンキーなギターサウンドが特徴的なナンバーをアイコニックなダンスで盛り上げる。
韓国デビュー前に配信限定でリリースされた「Memories」、そしてイントロの「ワンツー、レッツゴー」から大合唱が巻き起こる「Love 119」。1月にデジタルリリースされたばかりの甘酸っぱい青春ソングで会場がひとつになった。
「すごいねえ」「ドキドキする」……会場の熱気と盛り上がりに戸惑いと喜びを隠せないメンバー。 「この熱気そのままに次のステージをお見せしたいと思います!」と語り、「Talk Saxy」では再びシャープなダンスを披露。
デビュー前にパフォーマンスビデオが公開され話題を呼んだ「Siren」のイントロが流れると会場から割れるような歓声が上がった。スパークルを背景に激しいダンス、短くも忘れられないラストとなった。
■&TEAM
黒とオレンジと白のコントラスティブな衣装に身を包み、ステージに登場した&TEAM。有名オーディション番組から誕生し、今年デビュー2周年を迎える9人組グローバルグループ&TEAMが初日のトリを務める。
今回は23年11月リリースのファーストアルバム『First Howling : NOW』中心にセットリストが組まれ、オープニングはそのタイトル曲でもある「War Cry (Korean ver.)」。9人編成ならではの壮大で迫力満点のステージングを見せつける。
「Scent of you (Korean ver.)」では、キレのあるダンスと表現力で会場を魅了した。「&TEAMが1日目のトリということで、一生懸命盛り上げます!」とメンバーも気合い十分。
そしてここで素敵なサプライズ。この後披露される「チンチャおかしい」の振り付けに参加したメンバーのKが急遽振りコピ講座を開催。会場はさらに一体感を増した。
ステージが赤いライトと炎に包まれる。「FIREWORK (Korean ver.)」は躍動感あふれる群舞を堪能できる一曲。そしてここで「チンチャおかしい」。事前練習の甲斐あってサビの「チンチャおかしい」でペンライトは綺麗に左右に揺れていた。
「Melody (&TEAM ver.)」ではステージの端から端へと広がりながら客席に手を振る。
そしてKstyle PARTYの初日を締めくくるのは「Dropkick (Korean ver.)」。爽やかで元気なラストソングに会場はあたたかな空気に包まれた。
PHOTO BY 笹森健一、小坂茂雄
『Kstyle PARTY』公式サイト
https://news.kstyle.com/ad/kstyleparty2024/index.html