■「この4年間大変なこともいろいろとあったけど、人としてはすごく学びの多い時間だったんです。今日は少し大人になったSuperflyで、皆さんへ歌を届けられるかなと思います」
Superflyが、2月17日の愛知・ポートメッセなごや公演を皮切りに、最新アルバム『Heat Wave』を引っさげたアリーナツアー『Superfly Arena Tour 2024 “Heat Wave”』をスタートさせた。
2019年の『Superfly Arena Tour 2019 “0”』以来、約4年ぶりとなるアリーナツアー。当初、2023年6月からの開催が予定されていたが、越智志帆の喉の不調により全公演が中止。このたび待望の再開催となった。
「こんばんは、Superflyです! 『Heat Wave』ツアー、来てくれてありがとう!」の声とともに幕を開けた8ヵ月越しのツアー初日。志帆がステージに姿を現すと、会場に集まった約1万2千人が地鳴りのような大歓声で応えていく。有観客の声出しができる完全ライブの復活も、実に2019年のツアー以来。最新アルバム『Heat Wave』を引っさげたアリーナツアーということで、その収録曲を中心に、往年の名曲も含め、全20曲を超える楽曲を歌う、今のSuperflyをしっかりと堪能できる、2時間強に及ぶ圧巻のステージを披露した。
MCでは「お久しぶりです! 皆さんがこうして来てくれて、本当にステージにこうやって立てること、皆さんとこうして会えることが奇跡なんだなと、今回改めて感じています。ツアーも4年ぶりくらいになるんですが、世の中もコロナとかですごく変化があったり、私自身もプライベートではママになったので、生活環境も変わって身体にも変化があって。世の中のママやパパって本当にすごいんだなと思ったし、身体がデリケートで毎日大変な想いをしている人もいると思うんですけど、そういう人たちも本当に頑張って毎日暮らしているんだなと、皆さんの苦労とか痛みが少し理解できたような気がしています。この4年間大変なこともいろいろとあったけど、人としてはすごく学びの多い時間だったんです。今日は少し大人になったSuperflyで、皆さんへ歌を届けられるかなと思います」と、ファンと会えなかったこの約4年という期間に募った想いを、自身の言葉で大切に届けていた。
初披露を含む最新アルバム収録曲の他、「愛をこめて花束を」「春はグラデーション」の2曲は、Superfly史上初となるライブ撮影OKという新しい試みも敢行。「今日という日を想い出として持ち帰ってもらえたら」と、志帆の想いとともにパフォーマンスを動画や写真で撮影してほしい旨を伝えると、会場からはどよめきが沸き起こった。
さらに、TBS系日曜劇場『下剋上球児』主題歌として書き下ろした最新曲「Ashes」もライブで初披露され、初めて尽くしのアリーナツアーの開幕となった。最後に志帆は「ここにいられることが本当に幸せなんだなと思った」という心から溢れ出す言葉とともに、約4年ぶりとなるツアー初日のステージを締め括った。
会場ロビーには、2022年11月にデビュー15周年を記念して開催された一夜限りのスペシャルライブ『Superfly 15th Anniversary Live “Get Back!!”』のステージで使用されたオブジェや、最新アルバム『Heat Wave』のジャケット素材を使った等身大パネルなどの撮影スポットも用意。またツアー会場では、デジタルイベントに参加すると、各会場限定のフォトフレームやARを使った撮影ができたりと、会場に足を踏み入れた瞬間から随所で楽しめる仕掛けが盛りだくさんとなっている。
アリーナツアーは、初日となった愛知・ポートメッセなごやを含め、全国3ヵ所5公演が開催され、3月21日の埼玉・さいたまスーパーアリーナでファイナルを迎える。喉の負担を考慮し、当初予定していたスケジュールよりも規模を縮小しての開催となるが、ベストな状況で一つひとつの公演を大切にパフォーマンスを届けたいというSuperflyの気持ちが溢れ出たステージは、“圧巻”という言葉のとおり。これから参加予定の方は、ぜひ最新アルバム『Heat Wave』を聴き込んでおこう。
PHOTO BY 渡邉一生
リリース情報
2023.05.24 ON SALE
ALBUM『Heat Wave』
2023.11.05 ON SALE
DIGITAL SINGLE「Ashes」
『Superfly Arena Tour 2024 “Heat Wave”』特設サイト
https://www.superfly-web.com/particular/tour2024/
Superfly OFFICIAL SITE
https://www.superfly-web.com