■「これを超えるライブを俺たちはすでにツアーでやっているつもりですし、皆様にも感じてもらえるような良いライブをこれからもしていきます」(TAKUYA∞)
UVERworldが2月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷 5番スクリーンで行われた『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium 公開記念舞台挨拶』に登壇した。
ライブ当日さながらの熱狂で迎えられたUVERworldメンバーのTAKUYA∞、克哉、信人、誠果、彰、真太郎の6名が、それぞれ挨拶を行うと、歓声と大きな拍手が起こった。
UVERworldは、2023年7月に神奈川・日産スタジアムで今回上映された『男祭り』を含む2公演を開催。2日間で約14万人を動員した。
これを受け、「熱き激闘の2日間を振り返って今印象に残っていることは?」との質問が。
TAKUYA∞は「あのときに印象に残っているのは『AFTER LIFE』の曲のなかで紙吹雪が舞っているなか、この世ともあの世とも言えない幻想的な世界で歌っていて、1番か2番かわからなくなってしまって、2番を歌ったあとに、もう一度2番を歌ってしまったことですかね」とお茶目な一面を見せた。
MCから「それはすごく美しくて爽快な景色だったんですか?」と聞かれると、TAKUYA∞は「見たことない景色でしたね。最高でした!」と振り返った。
克哉は「ワンマンでの野外が初めてで、そのときが7月でいちばん暑かったんです、気温も40度近くあって、ステージのうえでは60度近くあったって言ってました。でもだんだん日が暮れて涼しくなっていくさまがすごく気持ちよかったです」と回想。
MCからの「リハーサルのほうが相当きつかったんですか?」という問いに克哉は「僕は実際20分くらいリハーサルで日に当たったんですけど、それで一気に肌が焼けました」と過酷なステージ上の様子を語った。
さらに、人間だけでなく機材もすごく頑張ってくれたってことですよね?」と聞かれ克哉は「本当にヤバかったですね、ステージのうえではずっと日傘さしてました。西陽で上手にいたお客さんたちはめちゃくちゃ大変だったんじゃないかなと思います」と話した。
彰は「あんまり覚えてないんですけど、ライブが終わって、気づいたらステージ上に僕ひとりだったんです。みんな帰ってて、言い方難しいんですけど僕は『男祭り』にメンバーでいちばんふさわしくないというか、たぶん思い入れが、普段のライブと比べてもフラットなほうなんです。熱い気持ちは皆に任せてるんで、そんな僕が最後にステージひとり残ってお客さんをバックに写真を撮ってもいいのかなとずっと思っていました」と想定外の話エピソードを語った。
そこでMCが観客に「よかったですよね?」と投げかけると大きな拍手が起こった。その拍手に対し彰は「報われました」と話した。
信人は「結構みんな話してしまったんですけど、単純に人が多すぎて、ずっとビビってました。誰の客? みたいな景色でしたね」とコメント。その答えに対しMCから「リハーサルのときからやっぱり圧倒されていたんですか?」と聞かれると信人は「リハのときは会場自体は大きいけど、圧倒されるほどではないというか、人が入ると会場って何倍にも大きくみえるんですよね。それがすごいなと思いました。人の多さにくらいましたね。オープニングで観客の前に出たときにマジで? 誰のライブこれ? という感じでしたね」と話した。
この発言を受けてMCから「平常心に戻ったのはいつですか?」問われると、信人は「曲始まってサビにいったときには全然気持ちよくなれました」と改めて大舞台のすごさがわかるエピソードを語った。
誠果は「(日産スタジアムでのライブ)2日間とも映画本篇には入ってないけどライブの頭に20分ほどDJをやっていたんですよ。人前でDJをやるのは4回目で。僕らステージに6人で立つじゃないですか、初めての7万人の前でメンバーの誰よりも先にひとりで立つので、あんまり俺緊張しないほうなんですけど、ばちばちに緊張したのが印象に残っています」と語った。
続けて「1日目は緊張してやっと終わったと思ったんですけど、2日目は気持ちよくなってました」と安堵の表情を見せた。その答えに対しTAKUYA∞は「こいつめちゃくちゃ味をしめてました」と暴露した。
MCから「DJ活動はその後もやっているんですか?」と聞かれた誠果は「やっています。あの7万人の前での経験がとても活きてます」と答えた。
真太郎は「7万人の男性がたくさんいるっていうのはもう、単純に印象深かったですね。中盤まで男子の怒号を聴きながらやっていたんですけど、中盤でステージを移動して、招待客の女性のお客さんの高い声を聴いて。それまでずっと(男子の)低音を聴いていたのですごいホッとしましたね」とコメント。MCが「声の質が異なると聴く印象って全然違うものですか?」と質問すると「全然違いますね」と力強く答えた。
続けてMCがTAKUYA∞に「この『男祭り』の歓声って腹にくるものなんですか?」と聞くとTAKUYA∞は「ステージに出る前から男性は大体自分の服を破り出したりとか、カオスな状態になってるんで、それを袖を見て、十分に楽しんでからそれに負けないつもりでステージに上がりました。歓声が腹にくる感じっていうのは後半に感じられるというか、前半は聴いちゃいないですね。あいつらの声は(笑)。でも確かに真太郎が言っていたみたいに、女性の声を聴いたときには全然違う周波数の声が届くのでホッとしました」と特別なライブを振り返った。
さらに、白熱した2日間を過ごした翌日は何をしていたかと尋ねられたTAKUYA∞は「僕はっきり覚えていて。ひとつ決めていたことがあって、ライブ終わったらピアスを開けようと思ってました。このピアスは日産スタジアムの36時間後に開けたピアスですね」と回答。
ピアスを開けた理由を聞かれると、「ピアスを開けると運命が変わるみたいな、乙女チックな都市伝説みたいな話を、ここからぐいっと変えてみようかなという感情と同時に聞いたので、日産スタジアム終わったから開けようかなと思って病院行って開けました」と裏話を明かした。
これを聞いていた克哉は「全然関係ないですけどデビュー直前する前にTAKUYA∞の耳にピアスの穴を開けたこと、それを思い出しました」と述べ、続けて「次の日は近くのホテルに宿泊していて、早く起きようと思っていたんですけど、たぶんめっちゃ寝ましたね。チェックアウトに遅れて掃除のおばちゃんが入ってきました。それぐらいまで完全燃焼しました」と激動のライブ後を振り返った。さらに、彰が「全然覚えてないんですよね」と明かすと、会場に笑いが起きた。
信人は「山籠りしました、グランピングみたいな」と回答。それに対してMCが「常に山が信人を呼んでるんですか?」と聞くと、「そうですね、焚き火が好きなんですよ」と趣味の話をした。
そして誠果が「俺は新しい経験したいなと思って、次の日からタイに行きました」と答えると、TAKUYA∞は「誰と行ったか教えてくれなかったんですよ。聞いても、え? 友達? としか言ってくれなかった」と暴露。それでも誠果は「知り合い、知り合い」と真相をはぐらかした。
真太郎は「ある人からクロールを楽に泳ぐ方法を教えてあげるって言われて、教えてもらいにプールに行ったんです。どうしても日産スタジアムのライブのすぐあとしか予定が合わなくて、行ってみたら、25メートルのプールと、家族が遊べる噴水付きのプールがあって。25メートルを泳ぐつもりで行ったら、たまたま25メートルのプールが使えなくて、ファミリープールみたいなところでひとりでガチでクロール泳いでましたね」とコメント。
MCから「それは迷惑行為ではないんですか?」と聞かれると真太郎は「いやいや、プール側も全然いいですよということで、子供たちが遊んでる横で、俺だけクロールをマジで泳いでましたね。スキルは上がりました」と満足げに語った。
今だから言える『男祭り』で起きたハプニングについて尋ねられたTAKUYA∞は「『ビタースウィート』で音が鳴ってなかったとか。でもそれがむしろよかったようで、僕の耳のなかでは彰のギターは鳴っていた。外では流れていなかっただけで、僕たちは全然問題なかったです」と振り返った。
それに対して誠果は「映像でクルーたちに“鬼焦ってる誠果”って言われてて。違うのよ、焦ってないのよ、俺のところかなって確認してただけなのよ、たぶんスタッフなんやろうなって思ったのよ」と話した。
この発言に対して、克哉が「でも俺も見てたけど、焦ってたで」とツッコむと、誠果は「万が一俺やったら困るやん、だからそんなに焦ってないよ」と優しく答えた。
しかし彰が「誠果さんは、別にその日以外でも焦ってるのめっちゃバレてるで」と暴露すると、会場が沸いた。
MCに「ここまでいろんなアクシデントを乗り越えてきたからこそ平気でしたか?」と聞かれTAKUYA∞は「むしろアクシデントがあったほうが盛り上がることも僕たちは経験してるから、アクシデントの次、どう盛り上げるかなみたいなちころで、対応できる気がしてます」と話す。
MCが「誠果さんも当日DJ時にひとりでアクシデントがあったと聞きましたが?」と問うと、誠果は「イヤモニが不調で、やばかったですね。モニターは使えなかったけれど、パソコンに波形が出るので、音じゃなくて視覚の波形で合わせて続けました」とハラハラしたことを披露した。
TAKUYA∞は「大きいライブではイヤモニは必ず潰れますね。なんでなんですかね、過去、東京ドームもそうですし、大事なタイミングも潰れますね」と普段の舞台裏を明かした。
UVERworldは3月6日に42枚目のシングル「Eye’s Sentry」をリリース。現在開催中のツアーファイナルでは『女祭り』が予定されている。さらに、シングル発売のタイミングで『男祭り』のBlu-rayもリリースされる。
ここで、「今後、どのような展開になっていきますか?」と次なる目標を聞かれたTAKUYA∞は「2024年どころか2025年まで予定が決まっていて、1年で遂げる目標よりも2、3年で遂げる目標を立てています。2025年も大きなイベントを自分たちは企画しているし、それにちなんで、シングルやアルバムのリリースも考えているし、そのなかでたくさんの人に知ってもらえるような楽曲もチャンスも、もう掴んでいます。あとはいい発表をするタイミングを待つだけで、自分たち的にはプレッシャーも抱かずに、今最高に楽しいんです! ずっと更新できているっていう感じです」と回答。
「ハワイ(『女祭り』)の準備はいかがですか?」と聞かれると、「ハワイの準備は万端ですね」と自信満々だが、彰は「僕、昨日パスポートを取りました」と衝撃の告白。MCの「ハワイと彰さんとのイメージが個人的にギャップを感じてしまいます」という感想に対し、彰は「意外と似合うと思いますよ」と胸を張った。
そして最後にTAKUYA∞が「皆さん、今日は早くからありがとうございました。自分たちとしても想像以上に素晴らしいライブはできたと思っていますが、これを超えるライブを俺たちはすでにツアーでやっているつもりですし、皆様にも感じてもらえるような良いライブをこれからもしていきますし、曲も自分たちのこれからのトピックなども皆に伝えることはたくさんあるんで、楽しみにしていてください。ありがとうございました」と謝辞を述べ、イベントを締めくくった。
リリース情報
2024.03.06 ON SALE
SINGLE「Eye’s Sentry」
2024.03.06 ON SALE
Blu-ray&DVD『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』
UVERworld OFFICIAL SITE
https://www.uverworld.jp/
https://www.uverworld.com/