■「またこういう機会を作れるように、精いっぱい今年も頑張っていきたいと思います」(櫻坂46武元唯衣)
テレビ朝日で放送中の『サクラミーツ』のイベント『あつまれ!サクラミーツ新年会』が、1月5日に東京・EXシアター六本木にて開催された。
『サクラミーツ』は、櫻坂46メンバーの井上梨名、大沼晶保、武元唯衣、増本綺良が、毎回芸人とオリジナルコントを披露したりゲームを楽しんだりする実験的バラエティ番組。今回のイベントはコントやゲームを生で披露する初の機会とあって、昼ミーツ(昼公演)・夜ミーツ(夜公演)ともに観覧チケットは早々に完売。期待に胸を膨らませるファンたちが会場に詰めかけた。
■昼ミーツ
昼ミーツ開演に先駆け、前説を務めたのは増本。ADに扮した増本がステージに上がり観覧の注意事項を説明したあと、声出しの練習として犬の遠吠えの声真似で観客とコール&レスポンスを行った。そしてオープニング映像が流れ本編が始まると、井上、大沼、武元のレギュラーメンバーがステージに登場。会場が大きな拍手に包まれるなか、「皆さん、新年あけましておめでとうございます!」と挨拶をするも、すぐに3人の表情が曇る。ステージ下手にはAD増本が居座っており、カンペで「(井上)辰の顔真似で挨拶」「(大沼)2024年一発目の反復横とび よろ」「(武元)腹から声出せ!!」などムチャ振りを連発。困惑しながらもADの指示に従う3人の姿に笑いが巻き起こった。
昼ミーツで披露されたコントは3本。ザ・マミィとレギュラーメンバー4人によるコント「とあるバー」では、日本語があべこべになったバーを舞台にドタバタ劇を繰り広げた。また、ゲスト出演の松田里奈を含む櫻坂46メンバー5人とロングコートダディによるコント「部長が帰った」は、オフィスで社員たちが卓球をして遊んでいるところへ帰ったはずの部長が戻ってくるというストーリー。白髪カツラ&付けヒゲの部長役・武元が登場したシーンで大きな笑いと拍手が起こった。
そして増本が脚本を書いたオリジナルコント「初詣」には、ゲスト出演の石森璃花を含む櫻坂46メンバー5人が出演。大沼の突拍子もない行動によって武元が半袖短パン姿になり、井上の服が破れ、石森の弁当が燃え、増本の髪が爆発するというエキセントリックな展開に、会場は大いに盛り上がった。
井上のリクエスト企画「漫才」では、ハライチが『M-1グランプリ2009』で披露したネタの完コピに井上と武元が挑戦した。順調に進むかに思えた漫才だったが、終盤に武元がアドリブを入れたことで井上は大慌て。漫才を終え、怒る井上に対して「ごめんなさい! 井上さん調子よさそうだったんで、リハにないことを言ってみました」と武元が謝罪する場面も。またゲーム企画では、以前番組でもチャレンジした楽屋ゲーム「ニュアンス揃えましょう」に櫻坂46の6人が挑戦。配られた3枚のおじさんの写真からお題に合う1枚を選び、全員揃えば成功というルールだったが、まさかの1問目から成功するミラクルを起こし、ご褒美のお年玉をゲットした。
この他、幕間にも観客を楽しませるVTRがスクリーンに映し出された。ショートネタ動画コーナーでは、ラバーガールと櫻坂46メンバーがコラボした動画に加え、メンバーが考案したネタ動画も。大沼は、自身が作詞作曲・動画制作を手掛ける通称“沼ソング”の新曲「サクラミーツ~見習い中の笑わせ隊~」を発表。1ヵ月かけて完成に漕ぎ着けた力作だが、その裏には「お正月にタブレットをお風呂に落としちゃってデータが全部消えた」という大ピンチもあったそうだ。さらに、男性ブランコ・平井まさあき書き下ろし脚本によるオリジナルドラマ『ワンダーこたつ』では、こたつの中の異次元空間に迷い込んだ女子高生を4人が好演。ドラマ上映後、松田が感動のあまり涙を流すひと幕もあった。
最後には、1月12日に誕生日を迎える増本へのサプライズ企画が発動。客席がオレンジ色のペンライト一色に染まり、メンバーが「うれしい!たのしい!大好き!」(DREAMS COME TRUE)を歌ってバースデーを祝った。自分の顔があしらわれたケーキを前にして増本は「皆さんにこんな素敵な景色を見させていただいたので、これからもっともっと恩返しできるように。皆さんをドカッと笑わせて、成長していきたいと思います」と抱負を述べ、昼ミーツは幕を閉じた。
■夜ミーツ
続いての夜ミーツも、前説はAD増本。声出し練習では「増本カワ(イイ!)」「増本あい(してる!)」などとコールを観客に強要して会場を温め、本編が開演した。
夜ミーツでもコントが3本披露された。ザ・マミィとレギュラーメンバー4人によるコント「ウタノハナ」は、ボーカルデュオ“ウタノハナ”のコンサートに櫻坂46が飛び入りするという設定で、鼻歌バージョンの「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」やラップに挑戦。ハナコとのコント「犬」では、レギュラーメンバー4人が着ぐるみを着て犬になりきった。このコントの中盤では、シークレットゲストとして櫻坂46の大園玲が登場。大型犬ボルゾイ役に扮し優雅に歩く純白スーツ姿の大園が舞台に現れると、会場からは驚きの声が上がった。さらに増本が脚本を務めたコント「初詣」には、松田も参加。ペットの金魚を大沼に放流され、代わりに大きな鯉を押しつけられる役を演じた。
豪華景品を懸けて観客全員と櫻坂46メンバーが対決した「じゃんけん大会」は、「皆さんが出会ったことないくらいじゃんけんが強い」と豪語する増本によるリクエストで実現。決勝では赤いマント&チャンピオンベルト姿の自称“ラスボス”増本と予選を勝ち抜いた観客2名が激突し、ラスボスを下した観客1名がメンバーのサイン入りうちわを獲得した。
夜ミーツのゲーム企画は「ニュアンス揃えましょう 櫻坂46 ver.」。昼とは異なり櫻坂46二期生メンバーの写真を使用して挑んだが、「返信が遅いのは?」というお題に対して「大沼とかゾノ(大園)とか井上とかが遅い」「え? 私早いよ!」など一触即発の空気が流れる場面もあり、観客たちは固唾を呑んで見守った。さらに幕間VTRでは、沼ソングとショートネタ動画に加え、『ワンダーこたつ』の続編にあたるオリジナルドラマ『不思議ハイスクール』を上映。本作では、オバケのハルコ(大沼)を成仏させるべく奔走する女子高生たちの姿が描かれた。
大喜利大会と化したグッズ紹介コーナーに続き、1月29日に誕生日を迎える井上へのサプライズ企画では、ペンライトの青い光の中でメンバーが「タッチ」(岩崎良美)を歌い踊って井上を祝福。最後は武元が「番組を応援してくださっている皆さんとイベントが作れたのがすごくうれしかったので、またこういう機会を作れるように精いっぱい今年も頑張っていきたいと思います。今後も『サクラミーツ』の応援よろしくお願いします!」と挨拶して次なるイベント開催に意欲を示すと、会場は温かい拍手に包まれた。
昼・夜ともに大成功を収めた『あつまれ!サクラミーツ新年会』。2023年の櫻坂46はZOZOマリンスタジアム公演の他、海外でもライブパフォーマンスを行うなど飛躍を遂げたが、2024年はさらにバラエティでも大きく躍進しそうだ。
なお、テレ朝動画で配信中の『あつまれ!サクラミーツ新年会』は、好評につきアーカイブ配信期間を10日間延長することが決定。1月31日までアーカイブ配信中(配信チケットの販売は1月30日まで)なので、『サクラミーツ』初の番組イベントをぜひチェックしよう。
『あつまれ!サクラミーツ新年会』アーカイブはこちら
https://www.tv-asahi.co.jp/douga_mv/ex-theater-online/sakura_meets_2024/
『あつまれ!サクラミーツ』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/sakura__meets_event/
櫻坂46 OFFICIAL SITE
https://sakurazaka46.com/