■「今年は映画を含めて多くの新しい方たちとの出会いがあり、またこの映画で出会い離れてまた再会した人が今年いちばん多かったので、この字を選びました」(GACKT)
11月23日に公開を迎えた映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が観客動員数125万名、興行収入17億2千万円を突破(12月19日現在)したことを受け、12月19日に丸の内TOEI1にて大ヒット御礼舞台挨拶を実施。
GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、はなわの埼玉ファミリーが集結し、大ヒットの感謝を伝えた。
前作に引き続き、埼玉解放戦線を率いる主人公の麻実麗を演じたGACKTが、「寒いなか、これだけたくさんの方々にこの映画を楽しんでいただけたことを非常にうれしく思います。GACKTです」と、タイトルどおりの“翔んで”もない大反響に感謝すると、会場からは溢れんばかりの拍手が巻き起こった。麗とともに“日本埼玉化計画”を推し進める壇ノ浦百美役の二階堂も、「年の瀬の忙しいときに、劇場まで足を運んでいただき、本当にありがとうございます! 今日は撮影秘話なども楽しくお話しできると思います!」と声援に応え、埼玉解放戦線のメンバーの信男役の加藤諒、おかよ役の益若つばさ、“路線族”こと東武伊勢崎線の代表を演じ主題歌も担当したはなわも笑顔で続いた。
公開から5週目に突入しながらも満席回が相次ぎ、多くの著名人からも第3作を望む声が寄せられている本作。
このとどまることを知らない埼玉旋風についてGACKTは「本当に多くの声をいただくんですが、『翔んで埼玉』はこれで完結です。心置きなく演技をしたので、これ以上はありません!!」と断言。観客の「えー!?」の声に、親交のあるミュージシャン・西川貴教の名を挙げ、「僕の代わりに次は西川くんがやると思います。意外と顔は似ていると思うので…」と冗談を飛ばすと、会場からは惜しみの声と笑いがこぼれていた。二階堂は「いろいろな企業が賛同してくださって本当にすごい経済効果なんだろうな…」と驚きを明かし、「このまま明るい空気を日本中に広めていければいいな」とさらなる大ヒットへ意気込んだ。
イベント中盤では、クリスマス直前にちなみ、キャストたちが3つのクリスマスMISSIONに挑戦するコーナーも実施。MISSION:1として課された「今だから言える秘話!緊急暴露」というお題に、最初に口火を切ったのは加藤。GACKTが撮影で珍しくつまずいてしまったハプニングを暴露し、その際に呟いた「ギリ、アウトだね~」という言葉をGACKT風モノマネで披露。はなわから「似てたね!」と褒められた加藤は「本当ですか…?」とさらにモノマネを重ね、GACKTからは鋭い視線が…! しかし、そこは益若が「転んだ瞬間でもカッコいいんですよね!」とすかさずフォロー。前作『翔んで埼玉』から続く、埼玉解放戦線の仲睦まじいやりとりに会場からは爆笑が巻き起こっていた。さらにGACKTは大ヒットした前作『翔んで埼玉』の撮影エピソードを振り返り、埼玉デュークを演じた京本政樹に起きたまさかのハプニングを暴露し、またしても会場からは爆笑が巻き起こっていた。
続いてMISSION:2「今年を漢字一文字で表せ」というお題に対して、はなわは大ヒットを果たした本作と長男が結婚したことを祝す“祝”の文字を披露。昨年(2022年)、仙骨を骨折し、一年間休業していた益若は本作が復帰作だったことを明かし、“骨”という文字を披露。「撮影までは車椅子生活だったんですけど、リハビリしてランニングマシンを走れるくらいにまでなった」と、本作の出演に向けて懸命にリハビリに取り組んだことを明かした。
「今年は自身の舞台で奔走し、14キロ痩せた」と話す加藤は“体”という文字を披露。しかし、「14キロ痩せたらネットニュースとかになるかなと思ったら何も起きなかったんです…」とボヤき、「今日はなりますように!」と願った。
“平”と掲げた二階堂は「今年一年、平和について考えさせられることも多かったですし、忙しくお仕事をさせていただいているなかで、どうやって自分の状態を平(たいら)にできるかと考える年でした」としみじみ。最後に“逢”という文字を掲げたのはGACKT。「今年は映画を含めて多くの新しい方たちとの出会いがあり、またこの映画で出会い離れてまた再会した人が今年いちばん多かったので、この字を選びました。(二階堂)ふみちゃんが現場に現れて全員が揃ったとき、感慨深いものがありました。みんなが揃って同窓会に集まった感じというか…」と、本作が紡いだ出逢いを振り返った。
そして、いよいよ最後となるMISSION:3「クリスマス BOX を開封せよ!」というお題が発表され、会場には突如、巨大なクリスマスボックスが出現。GACKTが「開けたらゆりやん(ゆりやんレトリィバァ)が出てくるんじゃないですか…?」と嫌々ながらボックスを開けると、なんと劇中でGACKT演じる麻実麗の幼少期を演じたL.shuがサンタクロースに扮しサプライズ登場! 「幼少期にこんなきれいな顔だったら、本当にすごいと思った。めちゃくちゃかわいい。きれいなおでこして、きれいな目をしてる」(GACKT)、「映画の中でもすごい存在感でした。スター性を感じます」(二階堂)とメロメロな様子のふたりに向け、L.shuが手に持っていた『翔んで埼玉』名物“そこらへんの草束(サクラソウ)”を贈呈した。
実は“そこらへんの草束”と言いつつもサクラソウは埼玉の県花で、ピンク色の花には“長続きする愛情”という意味があるそう。“本作が愛されて上映が長く続きしますように”という想いが込められた『翔んで埼玉』らしい粋なプレゼントに、会場は温かな拍手と笑いに包まれた。
さらに、3つのMISSIONを無事にクリアしたクリスマスプレゼントとして、キャスト全員に12月22日より劇場鑑賞者へ数量限定でプレゼントされる「とびだしとび太キャラポスステッカー」もプレゼントされた。
2022年10月の再始動から約1年以上にわたり様々なイベントに参加し、埼玉県民をはじめとするファンの想いをたくさん感じてきたGACKTと二階堂。最後に二階堂は「劇場に来るたびに感じる、皆さんの温かい雰囲気が本当に大好きで、『翔んで埼玉』で皆様とお会いできることが私のエナジーです。2023年もありがとうございました。来年も『翔んで埼玉』をよろしくお願いします!」と改めて感謝を伝えた。また、公開前から幾度となく「早々に上映中止になる!」と宣言してきたGACKTは、「2024年も『翔んで埼玉』はずっと上映しています!」と高らかに観客に宣言し、続けて「いろんな劇場に足を運んで観てください。劇場ごとに作り上げるエネルギーが全然違います。この映画は観てくださった皆様の笑顔と笑い声、そのすべてが整って完成します。大いに笑っていただいて、何かいいものを持って帰ってもらえれば」と作品をアピールし、心からの感謝を届けていた。
映画情報
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
11/23(木・祝)全国公開
キャスト:GACKT 二階堂ふみ 杏 片岡愛之助 他
原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』魔夜峰央(宝島社)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
配給:東映
(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』作品サイト
https://www.tondesaitama.com