■「皆さんの願いが誰にも何にも支配されずに、皆さんとともに輝き続けることを願って作られた作品だと思います」(生田絵梨花)
映画『ウィッシュ』のスペシャルイベントが12月6日に実施され、監督を務めたクリス・バックとファウン・ヴィーラスンソーン、プロデューサーを務めたピーター・デル・ヴェッコとフアン・パブロ・レイジェスが来日。ヒロイン・アーシャの日本版声優を務める生田絵梨花と共に、スペシャルイベントを盛り上げた。
会場内のボルテージが急上昇するなか、まず登場したのは、『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』も手掛けたクリス・バック監督、『アナと雪の女王』『ズートピア』でストーリー・アーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン監督、ディズニー・アニメーションのすべての長編映画の製作を担当しているピーター・デル・ヴェッコ、『アナと雪の女王2』『ミラベルと魔法だらけの家』の製作に携わったフアン・パブロ・レイジェス。作品への熱い想いをたっぷりと語った。
そして、主人公アーシャの日本版声優を務めた生田絵梨花が華やかなラベンダーカラーのドレス姿でステージに登場。監督・プロデューサーらと初対面を果たし、「監督・プロデューサーの皆様と並んでお話しできるのはすごく貴重な機会なので、この特別なひと時を楽しんで過ごせたらと思います!」と感激のコメント。緊張の面持ちながらも生田から監督たちへ、劇中歌「ウィッシュ~この願い~」の生歌唱をプレゼントした。
本楽曲は、ただひとり王国の真実を知ってしまったアーシャが「みんなの願いを取り戻したい」と夜空に向かって強く星に願うシーンで歌われるエモーショナルな1曲。オーケストラの壮大な演奏と光の演出も相まった圧巻のパフォーマンスを披露した生田に対し、クリス監督は、「圧倒されました。月に行ったくらいすごい!」と絶賛し、通訳に教えてもらい「ウツクシイデス!」と日本語でコメント。ファウン監督も「アーシャの誠実さと決意の強さ、それがいかに歓びに変わるのか、それをすべて見せてくれました」と話し、日本語で「スゴイ!」と大感激の様子。
その言葉を受けて生田は笑顔を見せ、「監督とお話したときに、これまでディズニー・アニメーションのキャラクターは自分のために星に願うことはあったけれど、アーシャは人のために願うことができるキャラクターだと仰っていて感銘を受けました。私もアーシャと同じく、観てくれる皆さんへの願いを込めて歌いました」と想いを語った。
さらに、アーシャ役の生田の他、福山雅治・山寺宏一・檀れいをはじめとした実力派キャストが声を担当した日本版の魅力についても話が及び、クリスは「本当に素晴らしかったです。私たちは演技の部分にも細かいニュアンス込めてつくりました。そのアニメーションを見事に声で表現してくれた。歌も含めてキャストの皆さんが良い演技をみせてくれました」と称賛した。
その後、今の“ 願い”を問われた生田は、監督たちに向かって「これまでのディズニー・アニメーションのたくさんのオマージュが盛り込まれていると思うのですが、日本のファンにとっておきなものを教えてほしい」とお願いすると、ファウンは「エンドロールのあとに、なぜこの物語がこれだけ大切なのかを象徴しているシーンがあるので、ぜひ最後まで観てください」と、日本のファンだけにとっておきのエピソードを初披露。100周年記念作ならではの特別な演出にも必見だ。
最後に生田は「この作品はここにいる監督・プロデューサー、そしてたくさんのアニメーター、クリエイターが、観てくれる皆さんをイメージしながら、皆さんの願いが誰にも何にも支配されずに、皆さんとともに輝き続けることを願って作られた作品だと思います。私も実際に観て勇気をもらいました。それを皆さんにも感じ取っていただけたら」と挨拶。そしてクリスの「ミテネ!」という日本愛溢れるコメントでイベントは終了した。
映画情報
『ウィッシュ』
12月15日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2023 Disney. All Rights Reserved.
生田絵梨花 OFFICIAL SITE
https://erikaikuta.jp/
映画『ウィッシュ』作品サイト
https://www.disney.co.jp/movie/wish