■「改めてヌードルに会えた気分です!」(花村想太)、「今日は花村さんの声に包まれて歌えて幸福感に溢れました」(セントチヒロ・チッチ)
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版プレミアイベントが11月5日、東京・イイノホールで行われ、一夜限りのマジカルチョコレートライブが繰り広げれた。
イベントには主人公ウォンカを演じDa-iCEのボーカル・花村想太やウォンカの良き相棒となる少女・ヌードル役のセントチヒロ・チッチをはじめ、ウンパルンパ役の松平健、警察署長役の長田庄平(チョコレートプラネット)、謎の神父役の松尾駿(チョコレートプラネット)、ウォンカを騙す宿屋を営むスクラビットとブリーチャー役を担当する松本梨香と石井康嗣、そしてウォンカの夢の邪魔をするチョコレート組合のひとり、フィクルグルーバー役の武内駿輔と豪華キャストが勢揃いした。
マジカルチョコレートライブにふさわしく、ステージには劇中に登場するチョコレートやキャンディが並び、まるでウォンカの夢のチョコレート店のよう。“紳士淑女の皆様、ウォンカのチョコレートショップが間もなくオープンします! これから僕と仲間たちで皆様を”マジカルチョコレートライブ“へでおもてなしいたします”という花村の第一声で、スペシャルステージがスタート。
観客の視線が集まるなか、ヌードルをイメージしたかわいらしい衣装に身を包んだチッチが登場し、透き通った声で伸びやかにヌードルの心情を歌い始めると、続いてウィリー・ウォンカの衣装に身を包んだ花村が華やかに登場。4オクターブを誇るとも言われる“奇跡の歌声”を持つ花村が、ヌードルの不安を吹き飛ばすように軽やかに歌い上げる。
劇中と同じく、どこまでも飛んでいけそうな風船を手に持ち、未来への希望を込めて「フォー・ア・モーメント」を歌ったふたりは、このイベントに集った観客をも飛び跳ねさせてしまうようなワクワクした気持ちで会場を包んだ。
そして、特別バージョンで届けた主題歌「ピュア・イマジネーション」では、花村、チッチに加え、松平、チョコレートプラネットの長田と松尾、松本、石井、武内が全員で圧巻の歌声を披露。“世界さえ変えられる”“夢は素敵な魔法”と、誰もが背中を押されるような力強いメッセージを、完全吹替版声優は個性を発揮しながら未来への希望を歌い上げた。
普段はアーティスト、俳優、芸人、ミュージカル声優、声優など様々なジャンルの第一線で活躍する実力派たちが、これまでそれぞれのフィールドで培ってきた“人々の心を動かす力”をウォンカの決意や夢が詰まった主題歌「ピュア・イマジネーション」に集結させた。そんな完全吹替版声優たち全員で歌い上げたパワフルな主題歌は、会場を感動の渦に巻き込み、大きな拍手とともにイベントはトークコーナーへ。
初お披露目となったデュエットソング「フォー・ア・モーメント」を歌った感想を聞かれると花村は「劇中やレコーディングのときはチッチさんの声を聴いていましたが、生の声を聴きながら歌うのは初めてだったので、神秘的な気持ちでした。改めてヌードルに会えた気分です!」と、生歌唱でともに歌えた喜びを爆発させた。
チッチは「『フォー・ア・モーメント』が流れる場面は大切な瞬間なんです。ウィリーとヌードルのふたりが少しずつ繋がっていくシーンなので…。今日は花村さんの声に包まれて歌えて幸福感に溢れました。とてもハッピーでした!」と、花村と同じくお互いを見つめ合って歌う特別な時間を振り返りうれしさをにじませた。
そんなふたりの歌唱を受け、松平は「きれいな美しい声で…ふたりの世界観が伝わってきました」と貫禄たっぷりにコメント。どこかウォンカやヌードルを見守るような温かい空気感で会場を和ませた。
さらに、完全吹替版キャスト全員で歌い上げた主題歌「ピュア・イマジネーション」の感想を聞かれると、松平は「歌わないほうが良かったのではないか…美しい世界を汚していないか不安です」と少し気恥ずかしそうに話すも、花村と向かい合って笑顔をこぼした。
チョコレートプラネットの長田は「めちゃくちゃ緊張しましたが、とりあえず声を出そうと思いました。横にいた松尾から何も聞こえなかったけど…何していたの?(笑)」と松尾に振ると、松尾は「歌が苦手で…思い切ってリハから歌わない選択をしました! 今回は顔だけで歌わせていただきました!」となぜか自信満々にコメントし、会場の笑いを誘った。
松本は「こんなメンバーでやらせてもらえることないからうれしかった! 皆さん本当にお上手です。人生の運を全部使ってしまった気分です! そして実際に作品を観たら、嫌なことが本当に吹き飛んだんです! 自分も夢心地になっていました。完全吹替版では、各キャラクターの声の個性がすごいので、ぜひぜひ吹替版を見てほしいです!」と、一夜限りのマジカルチョコレートライブと作品を手放しで賞賛。
武内も「僕のキャラクターであるフィクルグルーバーはウォンカを邪魔するひとりなので、どんな気持ちで歌えばいいのかと悩みましたが…(笑)。今日は夢を見る側の気持ちで歌えて気持ちよかったです」と、それぞれのキャラクターとして歌に込めた想いを語った。
この日、松平とチョコレートプラネットのふたりは役になり切った衣装で登場。原作から愛され続けファンも多いキャラクターのウンパルンパは、本作でも物語のカギを握る重要な役どころだ。そんなウンパルンパを演じた松平は「自分の声が合うのか心配していたが、完成した作品を観てよかったのではないかと思えました。安心しましたよ」と、完全吹替版の完成を喜んだ。
一度聴くと耳から離れない“ウンパルンパソング”は、誰もが癖になってしまうような楽曲だが、松平の歌や演技を観て、花村は「衝撃的なくらいヒュー・グラント演じるウンパルンパにぴったりで本当に素敵です!」と絶賛し、チッチも「ウンパルンパが大好きになりました! 松平さんの声で毎日語りかけて一緒に踊ってほしいです」と、大きな愛を松平に伝えた。
長田も「キャラクターにぴったりながらも松平さんの要素があって、とにかく風格がありましたね、白馬が見えるかと思った」と、誰もが知る松平の代表作『暴れん坊将軍』を彷彿とさせるコメントで会場の笑いを誘い、松尾が「ダンディで本当に面白い、松平さんならでは!」と、太鼓判を押した。
さらに、チョコレート中毒の警察署長や同じくチョコレートに目がない謎の神父を演じた長田と松尾も「自分はウォンカを追い詰める嫌な警察署長ですが、嫌みになりすぎない愛嬌のあるキャラクターを意識しました」(長田)、「謎の神父演じたローワン・アトキンソンは世界的コメディアンなので大変光栄でしたが、自分のありのままでやらせていただきました。コメディアンスピリットを大事にしつつも、僕そのものなので…観たらわかりますよ(笑)」(松尾)と、それぞれキャラクターの注目ポイントを語った。本作では、主人公ウォンカ以外にも目が離せない個性豊かなキャラクターが目白押し。推しキャラクターを見つけるのも楽しみのひとつだ。
亡き母との約束を胸に、ウォンカが世界一のチョコレート店を作るという“夢みることからすべては始まる”というテーマが描かれている本作。
チッチは「夢を見ることは何歳になっても大事だと気づけます。また、夢を見る人生のなかで、実はいつも近くに幸せがあるんだと教えてくれるような作品です」と語り、花村は「大切なものや人をより大切にしたくなるような作品です。自分に大切な人や物ができたとき、それによって広がる夢がたくさんあると僕は思います。作品を見終わったとき、きっと自分の夢と照らし合わせて、自分は何を大切にしようかなと考えなおすことができるので、楽しみにしてください」と、作品の魅力を熱くアピールし、圧巻の歌声で会場を包んだ本イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、12月8日公開。
映画情報
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
2023年12月8日(金)全国公開
監督・脚本:ポール・キング
製作:デイビッド・ヘイマン
原案:ロアルド・ダール
出演:ティモシー・シャラメ/ヒュー・グラント/オリビア・コールマン、サリー・ホーキンス/ローワン・アトキンソン
完全吹替版キャスト:花村想太(Da-iCE)、セントチヒロ・チッチ 他
配給:ワーナー・ブラザース映画
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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』作品サイト
wonka-chocolate.jp
Da-iCE OFFICIAL SITE
https://da-ice.jp/