■水曜日のカンパネラ、香港最大の音楽フェスティバル『Clockenflap』に出演
水曜日のカンパネラが12月3日、香港最大の音楽フェスティバル『Clockenflap』に出演した。
『Clockenflap』は、香港の都市部であるセントラル・ハーバーフロントで行われた、世界中から約60のグループとアーティストが出演した音楽&アートフェスティバル。日本からは水曜日のカンパネラの他に、YOASOBI、新しい学校のリーダーズなどが出演した。
『Clokenflap』には、コムアイが主演/歌唱担当だった2017年に出演しており、2代目の詩羽になってからは初、水曜日のカンパネラとしては2度目の出演となる。
スタート前から歓声が止まず、水曜日のカンパネラの登場を今か今かと待ち受けるオーディエンス。ステージが暗転し、1曲目「ティンカーベル」でブルーのライトの中から詩羽が登場、ステージを左右に飛び跳ねながら歌う詩羽に、さらに大きな歓声が上がる。
間髪を入れずに、「アリス」、「バッキンガム」と続き、詩羽の「Clap your hands!」「Hands Up!」の声に合わせて、オーディエンスの手も一斉に挙がった。
MCでは「How about my look?」とオーディエンスに問いかけ、会場からは「Kawaii~!」と声が上がり、お馴染みの「かわ?」「いい~」のコール&レスポンスも。また、「大家好(意味:こんにちは)」「多謝(意味:ありがとう)」など広東語に挑戦し、現地のファンたちに感謝を伝えた。
そして続く「ディアブロ」では、ゆらゆらと手と体を揺らす振りで一体感を生み出し、「赤ずきん」では、おばあさんに扮したオオカミが登場。オオカミは“Clockenflap”と書かれた布団を持って登場し、詩羽と一緒にダンスを披露する。水曜日のカンパネラらしい、ユーモア溢れる演出だ。
そして、10月18日にリリースされた最新曲の「聖徳太子」では、ファンクなサウンドと歌声に観客も体を揺らしながら酔いしれる。
「聖徳太子」が終わると、ステージ上には水曜日のカンパネラの演出ではお馴染みのウォーターボールが登場。詩羽がウォーターボールの中に入り、水曜日のカンパネラの代表曲である「桃太郎」を歌いながら、観客上へダイブ! 香港の夜景を背景に、ウォーターボールが会場の中に転がっていき、大歓声が起こる。オーディエンスは「桃太郎」を大合唱し、この日、いちばんの盛り上がりをみせた。
続けて「マーメイド」では、ブレイクビーツとレゲエがミックスされた水曜日のカンパネラ流のサマーソングが、香港の夜に爽やかな風を吹き込む。会場が爽やかな空気に包まれると、SNSを中心に大ヒットとなった「エジソン」のイントロが流れる。観客たちも一緒に歌い、よりいっそう大きな歓声が会場に湧き起こった。
「エジソン」のアップテンポなハウスミュージックに観客たちは体を揺らし、最後の楽曲「招き猫」へ。ステージには招き猫の巨大バルーンが登場し、招き猫の手招きするポーズでオーディエンスを煽り、ラストにふさわしい一体感を生んだ。10曲のあっという間のライブパフォーマンスは、大成功を収めた。
今回『Clockenflap』(香港)、『Joyland Festival』(インドネシア)などの海外フェスを含め、アジア公演の7公演を完走し、パワーアップした水曜日のカンパネラ。2024年はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今後の海外での活躍にも注目だ。
そして2024年3月16日には、詩羽体制になって初の『日本武道館単独公演~METEOR SHOWER~』を開催。こちらももちろん要チェックだ。
PHOTO BY 横山マサト
<セットリスト>
01.ティンカーベル
02.アリス
03.バッキンガム
04.ディアブロ
05.赤ずきん
06.聖徳太子
07.桃太郎
08.マーメイド
09.エジソン
10.招き猫
リリース情報
2023.10.18 ON SALE
DIGITAL SINGLE「聖徳太子」
水曜日のカンパネラ OFFICIAL SITE
http://www.wed-camp.com/