■「これからもたくさんの挑戦を僕たちにさせてください。JO1のリーダーやってるけど、JAMがリーダーだよ。みんなが支えてくれてる。ありがとね」(與那城奨)
11月25日、京セラドーム大阪にて、グローバルボーイズグループ、JO1の初単独ドーム公演『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKA’』の2日目が開催され、8月から全国を巡ってきたツアーを締めくくった。
これまで、全国ツアーすべての公演チケットが完売、2日間のドーム公演も超満員となったライブツアーは、延べ約20万人の観客を動員。追加公演として行われた念願の単独ドーム公演。2020年3月のコロナ禍でのデビューから、3年8ヵ月でこうしてステージに立ったメンバーの強い思いとファンとの絆が合わさったステージとなった。
【ライブレポート】
定刻になると、ライブのタイトル『BEYOND THE DARK』を象徴するオープニング映像が流れ期待が高まる。大迫力の幕開けは、JO1の代表曲「SuperCali」。そして、年末の『第65回 輝く!日本レコード大賞』で優秀作品賞に選出されている「Trigger」で白岩瑠姫がシャウトし、会場は一気にヒートアップ。さらに、9月にリリースした3rdアルバム『EQUINOX』から「Fairytale」を初披露。「SuperCali」のファンタジックで怪しげな世界観の続編を思わせるような、芸術的で独特な群舞がインパクト抜群だ。途中、豆原一成がろうそくを吹き消す仕草をすると、一気に火柱が巻き起こる演出も。
続く川尻蓮と白岩のユニットパフォーマンス「Fairytake Epilogue」では、ダンサーを引き連れ赤い紐を使用した猟奇的なオリジナルダンスで鮮烈な印象を残す。木全翔也、大平祥生、鶴房汐恩はツアーのために自分たちで制作したオリジナル曲「We Can Fly」を花道を駆け回りながら歌唱。「Run&Go」では、メンバー同士が肩を組んで楽しくてたまらないというような表情で歌う様子もみられ、JO1の絆が垣間見られた。
「NEWSmile」では、チャーミングなえくぼダンスを会場のJAMも一緒に踊る。そのあとは、ラジカセデッキ型のトロッコに乗って会場をまわり、11月17日に公開されたばかりの映画『OUT』の主題歌「HIDEOUT」、そして「RadioVision」をJAMとコミュニケーションをとりながら歌唱。トロッコでまわりながら、あちこちでそれぞれがサインボールを客席に投げ、元高校球児の川西拓実が力強く遠くまで投げる様子も。
ドームで初ライブ披露となったユニット曲「IttyBitty」では、川尻、白岩、川西、木全、大平、豆原がキレキレのダンスで魅了。ここからさらに、世界的アーティストR3HABとのコラボで話題の、 アジアツアーで披露され反響を呼んでいる「Eyes On Me(feat.R3HAB)」を国内初披露。カメラアピールで会場を沸かせ続け、ドーム全体がダンスフロアと化して踊り狂う。
與那城奨、河野純喜、金城碧海のメインボーカル3人で歌ったのは「Voice(君の声)」。誠実で繊細な歌声に自然と大きな拍手が巻き起こる。そして大平が「JAMのおかげで今のJO1があります。JAMが苦しいとき、辛いとき、僕たちJO1が支えさせてください」とメッセージを伝えると、 “遅くてもいい、立ち止まってもいい” ”君はひとりじゃない”という思いが込められたバラード曲「Prologue」を歌い上げ、感動が会場を包み込む。
続く「Venus」では、どんなに道に迷うことがあってもお互いが光輝く目印であり続けられるようにと、今のJO1がJAMに支えられ闇を越えていく姿をパフォーマンスで力強く証明。そして「Itty Bitty」と相反するキャラクターの主人公を歌ったボーカルユニット曲「Mad In Love」も今回ライブ初披露。與那城、河野、佐藤景瑚、金城、鶴房の優しく甘い歌声と、お茶目でチャーミングなダンスに、観客の口角も思わず上がる。
一転、ワイルドな衣装で登場した川西、佐藤、豆原一成はドーム公演のために作ったオリジナルラップ曲「Breaking The Rules」を初披露。3人の辿ってきた道や個性を織り込んだリリックに、大歓声が沸き起こる。さらに、「Algorithm」「Walk It Like I Talk It」「Speed of Light」
「YOLO-konde」と激しいダンスナンバーで畳み掛け、会場のボルテージは最高潮に。ライブ本編を、JAMの掛け声が鳴り響く「Tiger」で締めくくった。
アンコールでは、6基の大きな気球型バルーンに乗ってメンバーが登場。「We Good」「Touch!」を歌いながら会場をまわり、3階やバルコニー席を埋め尽くすJAMたちとも自由に目線を合わせながら、全体で一体となって盛り上がる。
最後のコメント前には、2024年に大型展覧会が開催されること、そして2024年1月24日に2nd写真集『Unbound』を発売することを発表。来年に向けたうれしい知らせに、会場のJAMからは喜びの大歓声が上がった。
そして一人ひとりが、思いを伝えた。
「スタッフ、メンバー、大切な人たちと、この大きな会場を一緒に共有できて、素敵な景色を一緒に見れて本当に幸せです。これからももっともっと頑張って、もっともっといろんな景色をJAMの皆さんと一緒に見に行きたいと思っています。ついてきてくれますか? 大好きです」(河野純喜)
「足を運んでいただいて、ありがとうございます。JAMの皆さん、いつも支えてくれるスタッフの皆さん、本当に感謝しています。僕とこれからずっと一緒にいるという契約を結んでください。本当に楽しかったです」(川西拓実)
「めちゃめちゃ楽しかったです。京セラドーム昔からずっと夢でした。高校1年生のとき、ここにライブを観にきて京セラドームのステージ、絶対立つぞ! と思ってから5年、こうやって皆さんの前に立てられていること、本当にうれしく思います。これからも豆原一成を応援して、JO1を、11人を応援してくれるとうれしいなと思います。絶対また帰ってきます」(豆原一成)
「こうやってドームっていう夢に掲げていたステージに立つことができて、自分はやっぱり、JAMのためにここに立ってるし、生きてるんだなと実感しました。絶対このステージで、いやもっと上のステージで会いましょう。これからもJO1、11人で走り抜けていきますので、温かい応援よろしくお願いします」(金城碧海)
「いつもは話すこと考えてるんだけど、今日はいいかな? と思って…だから今真っ白です。なので、思ったことだけを言います。大好きです。気球に乗れたり、トロッコとか、こんなにたくさんの人数と楽しい時間を過ごせるのも、まったく俺らの実力じゃない。ベタだけど、本当にみんなのおかげです。これからも一生ついて来てください」(川尻蓮)
「みんなそれぞれの過程があって、この場に立って、11人でパフォーマンスして、そして目の前には僕らを支えてくれるJAMがいて。これって当たり前じゃないっていうのを知っています。これまでの道のり、本当にいろいろなことがありました。オンラインのライブからスタートしたので、直接会える機会もなかった。でも諦めずにこうやって会いにきてくれた。それがどれだけ幸せで、どれだけうれしいことなのか、僕たちは感じてます。だからライブでちょっとでもみんなの不安とかを僕たちが取り除けたらうれしいです。まだまだ目指すところはたくさんありますので、これからもたくさんの挑戦を僕たちにさせてください。JO1のリーダーやってるけど、JAMがリーダーだよ。みんなが支えてくれてる。ありがとね」(與那城奨)
「またすぐ皆さんに会いにいくことを約束します。僕の体がもつ限り、全力で皆さんを幸せにすることを誓います。僕が今日ここに立ってるのも、皆さんにもそれぞれのドラマがあって、夢があって、希望があると思うんですけど、絶対に1回きりの人生、後悔しないように、戦ってほしいなと思いますし、そのときはいつもJAMの方がそばにいてくれるように、僕たちが、支えになって助けられるような存在でいたいと思っています。これからもお互い支え合って、大切な存在でいましょう。今日すごく幸せをたくさんもらったので、これからもどんどん返せるように頑張っていきます」(白岩瑠姫)
「最近、自分のことを客観視しすぎてしまって、一人で落ち込んじゃったり、悩んじゃうことがあったんです。でもリハのとき、エンドロールを観たんですよ。そこにはキラキラしてるJO1がいて、その中には自分もキラキラして映っていたんです。それを見て、自分って今幸せ空間にいるんだなと思って…。 メンバーのみんなもJAMのみんなも、ちょっぴりかまちょでめんどくさい僕ですけど、これからもずっと面倒見ててください。またね」(木全翔也)
「僕、甥っ子がいるんですよ。今日初めてライブを観に、ここに来るはずだったんです。でも熱が出ちゃって来られなくて。かっこいい姿見せたかったな〜と思って…すごくショックだったので、今日頑張れるかな〜と思ってしまったんです。でもみんなのおかげで頑張れることができました。でもまたみんなとも会えると思うし、そのときは大好きな甥っ子にもかっこいい姿を見せたいと思います。けいけいって呼ばれてるんですけど、けいけい頑張ったよー! みんなのおかげです。ありがとうございました」(佐藤景瑚)
「11人でいろんな思いを込めてここに立っています。みんなそれぞれいろいろあったと思うし、僕もいろんなアーティストさんのライブを見に行っていて。自分もいつか絶対立つぞー! と思っていました。でも目指しているなかで、途中で予定が白紙になって人生真っ暗になっちゃって、情けなくて。そのときはすごく視界が暗くて、濁ったような色をしていて。だから今日のユニットで(We Can Fly)“モノクロの世界染めていくよ”とか、昔の自分を歌っているなと、いろいろなことを考えていました。皆さん、今僕は夢を叶えた瞬間です。この瞬間を絶対忘れないでください」(大平祥生)
「京セラドームに立ててること、光栄に思います。僕は昔から“普通”っていう言葉がいちばん嫌いで、学生時代も、オーディションでも、JO1でも“変な奴”をやっています。たとえ無理でも、挑戦して失敗したとしても、絶対に一回はやらないとイヤだなと思っていて。叶えられなかったりとかあきらめようとか思っている人、たくさんいると思います。でも俺は、挑戦しない人生は絶対イヤなので、絶対自分の信じた道を進もうと思います。みなさんも人生謳歌して幸せでいてください」(鶴房汐恩)
鳴り止まない歓声に応えて登場したダブルアンコールでは、デビュー曲「無限大」をサプライズ披露。ファンとの時間を最後の最後まで楽しみながら、メンバー同士、自由に広いステージを歌い駆け回る。
全31曲の大ボリュームを全楽曲生バンド編成で行った本公演で、最後に京セラドームの真ん中に集まった11人。会場に集まったJAMはペンライトを高く掲げ、みんなで一緒に「JO1 We Go to the TOP!」と元気よく円陣を組み、あらたなステージに向けて力強いスタートを約束する、笑顔溢れるフィナーレとなった。JO1の挑戦は、まだまだ続く。
(C)LAPONE Entertainment
書籍情報
2024.01.24 ON SALE
『JO1 2nd 写真集 Unbound』
リリース情報
2023.11.08 ON SALE
DIGITAL SINGLE「HIDEOUT」
『JO1 2nd 写真集 Unbound』OFFICIAL SITE
https://www.shogakukan.co.jp/pr/jo1_unbound/
JO1 OFFICIAL SITE
https://jo1.jp/