■Da-iCE花村想太&セントチヒロ・チッチ、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』歌唱イベントで、一日限りのスペシャルデュエットを披露!
『ハリー・ポッター』シリーズのプロデューサーが超豪華キャスト&スタッフを迎えて贈る、歌と魔法と感動のファンタジー映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が12月8日に公開。その主題歌「ピュア・イマジネーション」のお披露目となる歌唱イベントが、11月13日、東京・新宿バルト9にて実施された。
イベントには、“完全吹替版”で主人公ウィリー・ウォンカ役を務める、Da-iCEのボーカリスト花村想太と、ウォンカの相棒的存在となる少女ヌードル役を務める、楽器を持たないパンクバンドBiSHの元メンバーであるセントチヒロ・チッチが登壇。
“完全吹替版” とは、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結し、セリフも歌も完全に日本語で吹き替えをしている日本語吹替版作品のこと。本作では、アーティスト、俳優、芸人、ミュージカル声優、声優と各界の実力派が集結し、セリフだけでなく全13曲に及ぶ楽曲もすべてキャストが吹き替えを担当している。
そんな完全吹替版でお披露目となるのが、主題歌「ピュア・イマジネーション」。実写映画化された『夢のチョコレート工場』(1971年)において、工場長のウォンカが招待した子供たちにチョコレート工場を披露する場面で歌われた名曲である本楽曲は、純粋無垢なチョコ職人のウォンカが “世界一のチョコレート店を作る”という夢を叶えるために奮闘する、希望に満ち溢れた主題歌だ。
美しいメロディとともに、舞台上には見るも華やかなウィリー・ウォンカの衣装で着飾った花村が登場。4オクターブを誇るとも言われる“奇跡の歌声”を持ち、2014年のメジャーデビュー以来、抜群の歌唱力で様々な音楽賞を受賞してきた彼が、持ち前の歌声で、夢に向かって突き進むウォンカの決意や未来への希望を力強く歌い始めると、会場は一気に花村の歌声の虜に。
そして、アップテンポなリズムに乗せて、ウォンカのジャケットカラーを基調とした鮮やかな赤の衣装を纏ったヌードル役のセントチヒロ・チッチが登場し、手を取り合って階段を下りたふたりは、見事なデュエットを披露。伸びやかで情感に溢れ、見事なハーモニーを奏でるふたりのデュエットは、まるでウォンカと彼の良き相棒となるヌードルのように息がぴったり。アーティストとしてステージに立ち、多くの観客の心を動かしてきた彼らによる生歌唱は、会場全体に大きく響きわたり、見事歌い終わると会場からも大きな拍手が贈られた。
花村は「ピュア・イマジネーション」を初披露した感想を聞かれると、「よくこの会場(新宿バルト9)には来てるんですが、ここの上(階段上のステージ)あるなと思いつつ、歌ったことはなかったので、いつも来てる場所と違うような、魔法のような感覚になりましたね。一生自慢しようと思います(笑)」と、この場所でお披露目できた喜びをコメント。一方でチッチは、「ものすごく緊張したんですが、花村さんという信頼できる相棒がいたので、緊張したときは花村さんを見ながら歌いました。バルト9は私も映画を観に来てるので、この場所にいられてうれしいです」と語りつつ、階段に飾られたカラフルなキャンディを見て、「階段のキャンディもかわいくて…あとで食べます(笑)」と、緊張しながらも華やかに飾られた会場で、この日のステージも心から楽しむことができたようだ。
「ピュア・イマジネーション」は、劇中ではウォンカ役の花村のみが歌う楽曲だが、今回は特別にデュエットで披露。「どんな『ピュア・イマジネーション』になるのかと思っていたんですが、チッチさんはオクターブ上というすごく難易度の高い状態だったのでびっくりしました。声がきれいですごいなと思いました」(花村)「相談しながら練習もさせていただいて、ひとりで練習してるときは不安だったんですけど、花村さんが“どんとこい!”と言ってくれるので、オクターブ上でも緊張しながら届けられたかなと思います。吹替のときは花村さんの声を聞きながら吹き替えたのですが、心に話しかけるように歌をうたってらっしゃったのでちょっと泣いちゃったんですよ。このあと喋るんだ、泣いちゃダメだと思って涙をこらえてたのを覚えてて。『ピュア・イマジネーション』がほんとに多くの方に届いていく曲なんだなと、今日改めて思いました」(チッチ)と、お互いに美しい歌声をベタ褒め。花村は日本語の歌詞にも想いを込めて歌ったと言い、伸びやかで美しいハイトーンな歌声の花村と、力強く艶のある歌声のチッチそれぞれの魅力が響きわたり、一日限りの特別なデュエットとなった。
「ピュア・イマジネーション」は、ウォンカが胸に深く刻んでいる、亡き母から贈られた「夢見ることからすべては始まる」というメッセージを余すことなく表現した楽曲。ウォンカはその言葉を原動力に、“世界一のチョコレート店を作る”という夢に向かって、どんな壁が立ちはだかろうとも決して諦めずに奮闘する。歌詞には“夢見ることから始まる” “夢は素敵な魔法”と、母と約束したウォンカの大きな夢、そして煌めくイマジネーションで人々をあっと驚かせ続けるウォンカのピュアな魅力が綴られ、エモーショナルで壮大なメロディからだんだんと変わっていく心躍るアップテンポな曲調は、一度聴いたら頭から離れないような主題歌だ。
初めて本曲を聴いた感動を花村は、「すごくウィスパーな歌声でスタートするんですよ。演じるティモシーさんが本当に素敵で、表情と声のニュアンスと口の形が印象的だったので、そのあたりを再現できるようにしました。日本的な歌い方で言うと、母音を発音してキレイに歌うことが重要だなと思いつつ、まず音楽に浸ることを大事にしつつ、幻想的かつ音楽の中に哀愁がある楽曲だなと思いました」と語り、チッチは「最初話しかけるようにスーッと入ってきたあとに、ワーッとなっていくのわかりますか?(笑) (手を広げながら)世界が一変したように煌めいた瞬間が音楽の中にも表れていて、私もずっと夢を見てきた少女なので、夢見ることを諦めずに行った先に、世界を変えられる瞬間が来るなと思うことが多かったので、この曲の歌詞も多くの人に届くんじゃないかなと思います。花村さんの歌声も重なって、“人生の糧”になるような楽曲です」と、夢見る人すべての人に響くような楽曲だと太鼓判を押し、彼女自身もすでに楽曲の虜になっている様子。一度聴くと頭から離れない壮大なメロディと希望に溢れた歌詞の「ピュア・イマジネーション」は、観客の背中をも押してくれるような楽曲と言える。
そしてこの日のステージは、花村がまるで“リアルウォンカ”のような華やかな赤のジャケットに、トレードマークである大きなハットをかぶって登場。チッチは作品をイメージしたカラフルな衣装で登場し、「音楽を歌うとよりその世界に入り込んでる感覚になって、階段も含め、劇中に出てくる階段に似ているなと思って歌ってました」と、花村もウォンカの気分になって歌うことができたそう。ウォンカとヌードルとして、見事に会場を映画のようなファンタジーな空気感で包み込んでくれた。
そんなふたりはアフレコで視聴したテスト版の作品を観て、「ストレートなんですけど、本当に面白いです!」と熱く語り始める。「もちろん練習のために何度も観るのですが、毎度心が動かされるというか、どの年代の方が観てもわかりやすい作品です。感動もできますし、違う観点でも何度も観られる作品だなと思いました」と花村。チッチも「視覚と聴覚だけじゃなくて、“味覚と嗅覚”もそそられる映画でした。『ウォンカとチョコレート工場』の世界に入り込んで、私もその世界にいるんじゃないかって思えるワクワク感と、テスト版を観て私も涙を流してしまいました。いろいろな感情をくれる作品だと思うので、家族はもちろん、恋人、友達と観てもいいのかなって思いますし、絆の見える作品なので、たくさんの人に年齢関係なく観てほしいですね」と熱い感想をコメントした。さらに花村が「吹替をしてるときからチョコレートがめっちゃ食べたくなって!」と話し、ふたりもまるで映画の世界のようにチョコレートを食べながら、心から楽しむことのできたアフレコとなったようだ。
花村はチョコ職人ウォンカの魅力を「『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカがすごく僕の中では印象に残っていたのですが、改めてティモシー演じるウォンカの純粋さというか、若い頃はこんなに優しくてまじめで純粋だったんだなと思いました。悪意をまったく感じさせない純粋さっていうところが今作のウォンカの難しさでもあり、魅力だったので、すごく大切に表現しました」と語り、またあらたに愛されること間違いなしのウォンカの魅力を語る。チッチは「一見小さな少女に見えるんですけど、二面性があると思ってて。純粋で無邪気な部分と大人びた力強さがあって、そういう部分が好きで、そういう風に自分も彼女を表現できたらいいなと思ってました。ウォンカの相棒として、無邪気なところと力強さをみんなで見守ってほしいなと思う、素敵な女の子です」とコメント。ウォンカとヌードルのコンビネーションからも目が離せない。
さらに、本編には13もの楽曲が登場。花村は「ミュージカル映画ではないのですが、音楽にこの作品をより持ち上げてもらってるというか、大事なところで流れる音楽がすごく素敵で、この歌をうたえるというのが幸せだなと思いました。楽曲が本当に素敵です。まさに“ファンタジーの魔法”を作り上げているような音楽なので、むちゃくちゃ楽しいと思います」と期待値を上げるコメント。ファンタジーの世界観によりワクワク感をもたらす、美しいバラードや心躍るリズミカルな楽曲にも要注目だ。チッチは「映画を観たあとに音楽ってずっと生き続けてて、私も小さいときに観た映画で、“この音楽が好きだ”というのは大人になっても忘れられなかったりします。この作品の楽曲は素敵で口ずさみたくなる曲もたくさんあるので、そういう楽しみ方もしてほしいです!」と熱弁し、「すごくキャラクターが立ってて、めっちゃ楽しいんですよ! 面白い、かわいい、楽しい、カッコいい人とたくさんいるなかで、そのキャラクターが立ってる歌なので、ぜひ楽しみにしててください!」とコメント。「ピュア・イマジネーション」の他に、個性豊かなキャラクターたちが歌う、様々なジャンルの楽曲にも期待が高まる。
初のアフレコ収録には、「初日は苦労したなという印象がありました、右も左もわからない。マイクの前でセリフを言って気づくことがたくさんあって、2回目、3回目と重ねて聞くごとにウォンカのキャラを確立していき、作品が進むとともに自分も成長しているなと思いました」と初のアフレコを振り返った花村。チッチも吹替の難しさを噛み締め、アーティストとしてではなく吹替キャストとして歌うときは、「癖がある歌い方をするときがあるので、その癖をなくしてどれだけまっすぐ届けられるかを大事にしていました。歌ってるときと話してるときの言葉の境目がないように歌いたいなと思い、話してるなかで歌が始まって、音楽の世界で話すイメージで歌いました」と、彼女ならではのこだわりも明かした。
多くの観客の背中を押すこと間違いなしの夢が詰まった「ピュア・イマジネーション」にちなんで、“アーティストとして夢を追いかけていたふたりの心の支えになっていたもの”を聞かれると、花村は「上京したての頃に、家族が1年間のカレンダーをくれたんですよ。月ごとにめくっていくと、“飯食ってるか” “頑張れよ”と家族のメッセージが書いてあって。些細なことですが、めくっていくと新しい言葉があって、つらくなったきはカレンダーを見ながら頑張ってます」と、チッチも「思わず泣いてしまいそう」と語るほどの素敵なエピソードを披露し、会場が一気に和やかな雰囲気に包まれた。
最後に、「最初から最後まで夢がたくさん詰まっていて、大人になった今でも夢見ることって大事なんだな、一歩踏み出すことが大事なんだなと思える作品です。小さい子はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんも夢を見たくなる作品なので、字幕や吹替で1回とは言わず、2回、3回とぜひ観てほしいなと思います」(花村)、「この作品を楽しみにしてる方、これから新しく出会う人もたくさんいると思います。私自身この作品を楽しみにして、めいっぱい愛情を込めながらヌードルと一緒に成長してきました。公開もうすぐですね、ワクワクしながら待っていてくれるとうれしいです」(チッチ)と、熱く作品をアピール。ふたりの圧倒的で美しい歌声の余韻を残し、イベントは幕を閉じた。
映画情報
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
12/08(金)全国公開
監督・脚本:ポール・キング
製作:デイビッド・ヘイマン
原案:ロアルド・ダール
出演:ティモシー・シャラメ/ヒュー・グラント/オリビア・コールマン、サリー・ホーキンス/ローワン・アトキンソン
完全吹替版キャスト:花村想太(Da-iCE)、セントチヒロ・チッチ 他
配給:ワーナー・ブラザース映画
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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』作品サイト
wonka-chocolate.jp