■「(主演映画の『怪物の木こり』は)「とにかくメッセージがある作品です。最後には誰もが深く考えたくなるような、展開が二転三転する映画になっています」(亀梨和也)
『第36回東京国際映画祭』(10月23日~11月1日)で特別招待上映(ガラ・セレクション部門)が決定している映画『怪物の木こり』の主演を務める亀梨和也(KAT-TUN)、共演の菜々緒、監督の三池崇史が、10月23日に東京・東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場/日比谷仲通りで行われた同フェスのレッドカーペットイベントに登壇した。
『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した倉井眉介の同名小説を実写映画化した本作は、弁護士と冷酷非情なサイコパスという二面性を持つ二宮彰(亀梨和也)が、自分を斧で襲った“怪物”の仮面を被った犯人に復讐を遂げていくサスペンス。
映画祭のオープニングとなるこの日、多くの報道陣が待ち構えるなか、主演の亀梨は黒のスーツに蝶ネクタイ、三池監督も同じく黒のスーツ、そして菜々緒はバックにパールをあしらった体にフィットした黒のシックなGIVENCHYのロングドレスを纏って登場した。
華やかな面々が揃ったイベントのなかでもひと際注目を浴びていた3人だが、本作のアイコンである“怪物の木こり”も続けて姿を現すとさらに会場が湧き上がり、冒頭から強烈なインパクトを残した。
亀梨は「本日は参加させていただき、光栄です。この期間、映画を通じて皆さんにとって素敵な時間になるよう願っています」と普段の様子とは一変し、煌びやかな会場へと姿を変えた日比谷の景色を見渡しながら感慨深げな表情を見せた。
そして、隣を歩く“怪物の木こり”に「視界が悪いと思いますので僕がエスコートしますよ」と笑いながら声を掛けるなど会場全体の雰囲気を楽しんでいる様子だった。
菜々緒は「東京国際映画祭のレッドカーペットを初めて歩かせていただいたんですが、すごく皆さん盛り上がっていますね。街の活気も戻っている感じがしてうれしいです!」とカーペットへの参加に喜びを抑えきれない様子。
三池監督も「会場がこちらに移ってからは初めてですが、よりますますパワーアップしていますね。ここは“これが映画祭!”という気持ちが、わっと爆発する場所です。できれば劇場のなかでもそういう気持ちでこの映画を楽しんでいただけたら」と呼びかけた。
そんな3人と怪物の木こりは、集まったファンの大きな声援に手を振ったり、スマートフォンで自撮りするなど笑顔でレッドカーペットを楽しみながら、報道陣のフォトコールにも応じ、終始堂々たる佇まいでその存在感を光らせた。
この日の衣装について問われた菜々緒は「レッドカーペットなのでロングドレスを選びました。バックスタイルが大胆なドレスを今回は着させていただきました」と回答。その発言を受けた亀梨は「僕は…、バックは閉じたままなんですけど(笑)」と前置きをして笑いを誘いつつ、「今日は蝶ネクタイをさせていただきました。普段なかなかこのような恰好をすることがあまりないのですごく新鮮です」とこだわりのポイントを明かした。
そして、10月31日に同映画祭内で行われるジャパンプレミアについて亀梨は「とにかくメッセージがある作品です。物語は”サイコパス”という入りから始まるのですが、最後には誰もが深く考えたくなるような、展開が二転三転する映画になっています。観終わったあと、いろんな話をしたくなると思いますし、2度目に観ると、『あっ!』『え!?」と1 度目には気づけなかったことにも気づけるような作品になっていると思うので、劇場の迫力ある大画面で観ていただきたいです」と、本作の見どころを語った。
そして、「(日本での)初上映、とても楽しみです。最初に観ていただく瞬間というのはドキドキだし、はたしてどういうリアクションを皆さんがしてくださるのかソワソワする部分もあるんですが、公開へ向けて少しずつ、たくさんの方と共有できるのが僕たちも喜びなので、その喜びを噛みしめたいと思います。本当に楽しみです」と翌週に控える日本での初上映を前に改めて気持ちを噛みしめた。
菜々緒も「本当に、今までにない新しい映画になっているので、楽しんでいただけたらうれしいです」と自信を覗かせ、観客への披露を待ちきれない様子を見せた。
最後まで息を呑むような圧倒的な存在感で会場を沸かせた『怪物の木こり』のキャスト、監督一同。10月31日のジャパンプレミアには、この日登壇した3人に加えて吉岡里帆や染谷将太、中村獅童らキャストも集結する予定だ。
映画『怪物の木こり』は、12月1日公開。
映画情報
『怪物の木こり』
12月1日(金)公開
原作:「怪物の木こり」倉井眉介(宝島社文庫)
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童
製作・配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
『怪物の木こり』作品サイト
kaibutsunokikori.jp