■中島健人が、親に隠していたことを“自白”。「好きな人がいることは全部隠していました。“どの子!?”って母が会いたがるから絶対に言えなかったです」
10月20日に公開される映画『おまえの罪を自白しろ』。作品への期待がますます高まるなか、10月15日、“罪の自白”を要求する誘拐事件の事件解決の鍵が“親子の絆”となる物語にちなみ、「親子で“自白”試写イベント」が開催された。
会場のお客さんは“親子限定”。秋らしいベージュのジャケットを纏いクールに決めた主演の中島健人と、“おま罪カラー”であるオレンジのネクタイが印象的な衣裳に身を包んだ浅利陽介が登場すると、会場は大盛り上がりに。
ひと足先に本作を鑑賞した親子の皆さんを目の前に、サスペンス映画初主演を務め、“叫び、怒り、そして社会の闇に切り込む”姿など、新境地を魅せた中島は「ついに、という感覚。ありがたいことにたくさんの番宣にも出演させていただいている最中で、このような楽しいイベントがあるのがすごくうれしいです。映画を見終わったあとの皆さんの表情が晴れやかなので安心しています。皆さん“自白”しきった爽快な表情でうれしいです」と、本作の印象的なタイトルをもじりながら喜びの気持ちを語った。
政治家一族の宇田家に婿入りした市議会議員で、自身の幼い娘を誘拐される緒形恒之を演じた浅利は、撮影中のエピソードについて「堤さんをはじめ、この作品にはたくさんの“イケオジ”が出演しています。そんなイケオジたちと撮影中はシリアスなシーンが多かったんですけど、普段は他愛もない話で盛り上がって笑ってましたね。今日の差し入れなんだろうとか」とコメント。ベテラン俳優の堤と初タッグを組んで演じた中島については、「なぜこの事件が起きたかとか、説明する台詞がとにかく多くて大変だったんだろうなと思います」と労いながら、「遠くにいても中島健人がどこにいるかわかりました(笑)。匂いで(笑)」と中島との共演エピソードを明かした。そんな中島は浅利に対して、「明るさに救われました。浅利さんが来てくれると笑顔になれるというか」と笑顔を見せた。
今回のイベントでは、“親子の絆”が事件解決の糸口となる本作にちなみ、今だから言える感謝の気持ち、悩み、ほっこりエピソードなど「キャストに聞いてほしい様々な親子の“自白”」を事前に募集。その場で中島と浅利が生回答するトーク企画が実施された。
ひとつ目に「昔、お母さんの服にスライムを落としてしまったことを未だに隠している」という子から親への自白が選ばれ、自身も子を持つ父である浅利は、「早く言えこれは! スライムは乾くとほんとに取れないんですよ…」と苦笑い。中島も“親に隠していたこと”を聞かれると、「好きな人がいることは全部隠していました。恥ずかしくて、“どの子!?”って母が会いたがるから絶対に言えなかったです」と照れながらも答えた。
続いて、「娘が小さいときにくれた肩叩き券。もったいなくて使えていないが、今でも使えますか」という親から子への自白が飛び出し、中島が感動のあまり「ドラマ化したい!? めちゃくちゃ良い話じゃないですか! 肩叩き券、今も使えますよね?」と浅利に投げかけると、浅利も「有効期限とかないです。これは持ってれば持っているほど、のちのち心がほぐれますね」としみじみ語り、自白の中に溢れる親子の愛に会場はほっこりとした穏やかな空気に包まれた。
最後の自白は、「出産するとき、痛さのあまり“もうお産は無理で~す!”と子供を産むことを諦めるような雄叫びを上げてしまった母を許してね(笑)」というもの。これには思わず中島も「女性の偉大さを改めて知るきっかけになりますね」と頷きながら、実際の出産の立ち合いについて浅利に聞くと、自身の経験から「いてもいなくてもあんまり関係ないかな、むしろいないほうがいい」とコメント。「手を握ったりとかのイメージなんだけど…」と話す中島に対して、会場にいる母親が一斉に首を横に振ると、「首横に振るなって!」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。
他にも、「今日が誕生日で、息子が生まれてきてくれたことに感謝をする」母親からの自白や、「いつもランニングの自主練に付き合ってくれるお父さんへ感謝の気持ちを伝えたい」という中学生からの自白など、様々な自白が紹介され、中島も「自白ってネガティブだけでなく、良い意味のものもあるんですね」と語るほど、親子の絆への感動を露にした。
そんなふたりの前に、本作で誘拐されてしまう、中島演じる晄司の姪で、浅利演じる緒形の娘・柚葉を演じた子役の佐藤恋和ちゃんが、たくさんの秋の花で“おま罪”カラーのオレンジ色に彩られた花束を持って登場! ふたりを応援するため会場に駆け付けた佐藤に、中島も浅利も「かわい~!」とメロメロに。花束を渡された中島は「ありがとう恋和。幸せです!」と喜びを爆発させ、浅利も「1年経ってこんなに大人の顔になるんだなと思って、びっくりしています」と語った。ふたりと久々の再会を果たした恋和ちゃんは、「とってもうれしいです! 今日は中島さんにデレデレしないように頑張ります!」とコメントし、そのかわいらしさに思わず「好き!」と叫んだ中島をはじめ、会場中が虜になった
前代未聞のタイムリミットサスペンスで、緊迫感のあるシーンの連続となる本作において、今だから“自白”できる恋和ちゃんとの撮影秘話を聞かれると、浅利は中島のことが大好きな恋和ちゃんについて、「中島さんがいらっしゃると中島さんを見て、僕のほうは…あんまり見てくれない。それでも良いんです! 自分は気にせずそれでも話しかけたかったから!」とちょっぴり切ないエピソードを披露。そんな浅利に、中島は機転を利かせて、恋和ちゃんに耳打ち、すると「浅利パパ大好き!」と恋和ちゃんが笑顔で伝え、浅利も「中島健人の姿が背後に見えますが、それでもうれしいです!!」とシリアスな展開が続く劇中とは一転して、キャスト陣も会場もにこやかな雰囲気に包まれた。
最後に、本作の公開を楽しみにしている人に向けて、中島は「僕にとっても、劇場に来てくださるすべての方にとっても、観た人のエネルギーになるような映画です。この映画が面白いということを皆さんに“自白”していただきたいです!」と熱いメッセージを贈ると、オレンジ色のブーケで埋め尽くされた会場は大いに盛り上がり、和やかに行われた「親子で“自白”試写イベント」は大盛況のうちに幕を閉じた。
映画情報
『おまえの罪を自白しろ』
10/20(金)全国公開
出演:中島健人 堤真一
池田エライザ 山崎育三郎 中島歩 美波
浅利陽介 三浦誠己 矢柴俊博 柏原収史 中村歌昇 佐藤恋和 アキラ100% 山崎一
尾美としのり 池田成志 橋本じゅん 春海四方 小林勝也 菅原大吉 升毅 平泉成
尾野真千子 金田明夫 角野卓造
監督:水田伸生
脚本:久松真一
原作:真保裕一『おまえの罪を自白しろ』(文春文庫刊)
主題歌:B’z「Dark Rainbow」
配給:松竹
(C)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会
映画『おまえの罪を自白しろ』作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/omaenotsumi/