■宮島・嚴島神社にて映画の大ヒットを願いご祈祷を実施!「こんなことさせてもらえるなんて、とても贅沢。気持ちを正されるような時間でした」(菅田将暉)
菅田将暉演じる、天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(くのう・ととのう)の、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解かれてしまうという新感覚ミステリー『ミステリと言う勿れ』。
連続ドラマとして人気を博した同作が、豪華キャストを迎え、9月15日に映画『ミステリと言う勿れ』として公開。映画では、広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる、原作でも大人気のエピソード【通称“広島編”】が描かれる。
そして、公開を間近に控えた9月7日、物語の舞台となった広島を、菅田将暉が撮影以来、再び訪問した。
■おりづるタワーから見える広島の街並みに「うわー! キレイ」と感動
今回、まず菅田が訪れたのは広島の中心地にあり、広島市内を見下ろすことができる観光名所のおりづるタワー。整が汐路(原菜乃華)に誘われ、強引に遺産相続事件に巻き込まれるという予告でも使用された重要なシーンが撮影された平和記念公園を見下ろすことができる複合商業施設だ。
12階にある「おりづる広場」に到着すると、開けた広場のなか、大きなガラスから覗く広島の街並みに「うわー! キレイ」と感動した様子の菅田。
集まった広島のマスコミ陣から、広島の各地で行われた撮影と、完成した映画を観た際の感想を問われると「まさにおりづるタワーから見える景色や平和記念公園を電車に乗ってるシーンで車窓から観ていました。ドラマのときは密室劇だったので、映画でしかできないきれいな景色をスクリーンで観ることができてうれしかったです。あと撮影のときは予想以上に雪が降っていたので、そこもとても印象的でした」と、広島では珍しい大雪のなか行われた撮影をしみじみと思い出している様子だった。
かつて、修学旅行で広島を訪れたことがあるという菅田だが、「大人になってから来るとまた見え方も違うのでプライベートでもまた来たいですね」とコメント。撮影の合間に食べたという、うどん入りのお好み焼きがお気に入りのようで、「そば入りは知っていたのですが、うどん入りのお好み焼きはもう一回食べたいです」と笑顔で語った。
また、広島弁のイメージを聞かれると「とりあえず、“じゃけぇ”だよねと皆で覚えていました(笑)。助監督が広島出身で、まさに平和記念公園でロケをしていたときにエキストラさんと話してるのを見てたら、めちゃくちゃ“じゃけぇ”が出ていたので、本当かなと思っていたんですけど…」と話す菅田に対して、マスコミ陣からは大きな頷きがあり、「合っててよかった…(笑)」とホッとした様子を見せる場面も。
そしてこのあとの嚴島神社でヒット祈願を行う気持ちを聞かれ「一回プライベートで行ったことはあるのですが、すごくパワーがあって気持ちがいい場所なので、とても楽しみです。映画のロケのときは行けなかったので、完成した大鳥居も楽しみです」と期待感溢れる思いを語った。
取材の際には、ステップに座っていた記者たちにも「あまり直座りってないですよね(笑)。お茶会みたいですね(笑)」とロケーションも相まってお茶目に話す様子もあり、途中緊張で記者が言葉に詰まる場面では「全然大丈夫ですよ(笑)。楽しいお茶会なので(笑)」と菅田。会場からは笑い声も聞こえてくるほど、終始和やかな様子で取材は進み、おりづるタワーをあとにした。
■世界遺産の宮島・嚴島神社にて映画の大ヒットを祈願
続いて菅田が訪れたのは、日本三景のひとつに数えられている宮島に鎮座しする、全国に約500社ある嚴島神社の総本社。海上に立つ重要文化財の、高さ16メートルの大鳥居は日本三大鳥居のひとつ。古くから島そのものを神として信仰してきた嚴島神社は1996年に世界遺産にも登録されており、本社本殿をはじめ、多くの建造物が国宝ならびに国の重要文化財に指定されている。満潮時には美しい海に浮かぶように見える社殿と大鳥居が国内外問わず、大人気の観光名所となっており、映画でも大鳥居が重要なシーンで登場。実際に早朝の嚴島神社で撮影が行われた。
そんな日本が誇る神聖な嚴島神社で、菅田将暉が映画の大ヒットを願いご祈祷を実施。
神聖な空間で厳かな雰囲気のなか執り行われた約15分のご祈祷に、菅田は神妙な面持ち。玉串を奉納し、心を込めた様子で大ヒットを祈った。以前来たことがあると話していた嚴島神社の雰囲気については「(以前来たときは、大鳥居が)修復中だったので、改めて見れて良かったです。ちょっとだけですが、散歩もできて、肩の力が抜けすっきりしました」と満足気な様子を見せた。
改めて、ご祈祷を経ての心境を聞かれると「こんなことさせてもらえるなんて、とても贅沢です。すごいリラックスして、気持ちを正されるような時間でした」と語った。
ご祈祷後は鮮やかな朱色の大鳥居の前で、宮島・名物の杓文字を持ってフォトセッション。“商運” “幸運”を招くといわれる縁起物である宮島の杓文字だが、今回用意された杓文字はなんと全長130センチ、8キロにもおよぶ大きな杓文字。特注された大きな杓文字について聞かれると「このサイズの杓文字を持つのは初めてで、結構重くて、どうやって持つのが正解かわかりませんでした(笑)」と楽しそうに語り、最後に公開まであと1週間となった、今の心境として「ドラマから映画になって、これからはお客さんのものになるという寂しさもありますが、観てくれるお客様にやさしく伝わってくれるとうれしいなと思います」と映画公開への期待を込めた言葉で締めくくった。
映画情報
『ミステリと言う勿れ』
9月15日(金)公開
原作:田村由美「ミステリと言う勿れ」(小学館『月刊フラワーズ』連載中)
監督:松山博昭
脚本:相沢友子
音楽:Ken Arai
主題歌:King Gnu「硝子窓」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
出演:菅田将暉
松下洸平 町田啓太 原菜乃華 萩原利久
鈴木保奈美 滝藤賢一 でんでん 野間口徹
松坂慶子 松嶋菜々子
伊藤沙莉 尾上松也 ・ 筒井道隆 永山瑛太
角野卓造 段田安則 柴咲コウ
(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
King Gnu OFFICIAL SITE
http://kinggnu.jp/
『ミステリと言う勿れ』作品サイト
https://not-mystery-movie.jp/