■「みんな、野外でもついて来られるよね? あ、僕の体力のほうが問題か(笑)」(チャン・グンソク)
チャン・グンソクとサウンドプロデューサーBIG BROTHERによる音楽ユニットTEAM Hが、4月に幕張メッセイベントホールで開催したスペシャルイベントの追加公演となる『RIGHT NOW in OSAKA』を、7月20日・21日に大阪城野外音楽堂にて開催。全国から約5,000人のファンたちが、夏の大阪へと集結した。
まだ日も明るい夏空の18時、「大~阪~! あ~そ~ぼ~!」というグンソクのお茶目な掛け声とともに、待ちに待った公演がスタート。序盤からいきなりアップテンポな「What is your name?」「Do it on the Speaker」とアクセル全開で幕を切り、ファンたちのテンションも出だしから最高の盛り上がり。
グンソクは公演中「隣の大阪城ホールでは何度も公演したことがあったけれど、この野外音楽堂は初めて。自然に囲まれた雰囲気のいい会場なのでとても楽しみにしていたし、自分でも入念にリサーチして準備した」と話した。
また、“雨男”の呼び声も高いグンソクだが今回は天気にも恵まれ、「屋内の公演は雨になることが多くて残念だったけれど、野外にしたら逆に晴れたので、これから夏の公演は野外でやろうとスタッフに提案した。みんな、野外でもついて来られるよね? あ、僕の体力のほうが問題か(笑)」と笑い話をするなど楽しそうな姿を見せた。
続いては、ライブ初披露となった「Love」「Thriller」を含めアップテンポながらもより聴かせるナンバーを披露。シャボン玉のバブルシャワーがよりいっそう幻想的なムードを盛り上げるなか、グンソク独特の艶を含んだ甘いハスキーボイスの歌声が広く響きわたり、ファンたちの心をさらに鷲掴みにした。
辺りが暗くなってくる後半は、衣装も大人っぽいリゾートスタイルにガラリとチェンジ。前半の少年スタイルから一転してのセクシーな雰囲気に、客席からは黄色い歓声があがった。
ファンの間でもおなじみの曲「Driving to the highway」でステージと客席の一体感が高まったところから、公演はハイライトへ。「Take Me」「Firework」と溌剌としたビートのナンバーで一気にヒートアップした。ラストの曲「Firework」では客席に巨大な8個のカラーバルーンが放たれ、それらをファンたちがバトンで繋いだ。
その勢いのままに続いたアンコールは「Feel the beat」「Gotta Getcha」とアーティストと客席が一緒に盛り上がれるラインナップで、会場の一体感は最高潮に。さらに2日目はダブルアンコールに発展し「SHAKE IT」まで完全燃焼した。
日本で単独野外ライブを開催するという夢が13年越しに叶ったというTEAM H。グンソクはエンドロールが流れている間もステージに残り幸せを噛み締めていた。そしてその光景を必死で目に焼き付けようとするファンの姿とともに、2日間の大阪追加公演は感動のフィナーレを迎えた。
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