■井上和(乃木坂46)、菅井友香らオーディションにより選抜された5名のキャスト決定!コメントを公開
NHK2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の出演者第4弾が発表された。
大河ドラマ第65作の主人公は天下人の弟・豊臣秀長。『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く夢と希望の下剋上サクセスストーリー。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。
今回は、豊臣兄弟と共に乱世を生きる重要人物のうち、オーディションにより選抜した5名のキャストが発表された。また、番組のロゴもあわせて公開となった。
【文武両道に秀でた、秀長の腹心藤堂高虎 佳久創】
秀長の重臣のひとり。巨漢で知られ、初めは近江の大名・浅井長政に仕えるも、主君を変えて転々とする。秀長と出会い、武勇だけでなく学問も重要だと教えられ、算術・鉄砲・築城など多くを学ぶ。やがて頭角を現し、豊臣秀吉の中国攻めや賤ヶ岳の戦いなどにも参戦。前線で戦うだけでなく、兵站を任されるなど、知勇兼備の武将となる。築城名人としても知られる。
■佳久創 コメント
今回のオーディションでは普段以上に緊張しており、正直覚えていることは少なく、手ごたえなども感じる暇も無くてあっという間に終わってしまった印象でした。ですので数日後にマネージャーから直々に「大河ドラマ無事決まりました」と言われた時は、思わず「よっしゃー!」とガッツポーズをしました。
続けてマネージャーから「役は藤堂高虎です」と言われた時、「え、あの知る人ぞ知る、あの高虎⁉」と、さらに嬉(うれ)しかったです。『力強さ』だけではなく『知性』も感じられる高虎を演じられるように挑んでいきたいです。
【豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣石田三成 松本怜生】
秀吉に重用された、近江国生まれの大名。秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳の戦いで活躍したほか、数字に強く太閤検地などでもその力を発揮した。秀吉の晩年には、25歳の若さで五奉行のひとりとなり、豊臣政権の中核を担う。
■松本怜生 コメント
夢かと思いました。
昨年から毎日紙に書いていることがあり、それが「大河ドラマの出演が決まった!」でした。出演する妄想は密(ひそ)かにしていたのですが、、、いざ決まると実感が湧かなかったのが本音です。
“知的で冷酷、日本一の嫌われ者”なんてことも言われており、あまり良い印象を持たれていない武将ですが、歴史が勝者によってつくられる戦国の時代で関ヶ原の合戦に敗北した三成は一番の被害者な気もします。
秀吉のために最後まで戦い抜いた三成と共に『豊臣兄弟!』を最後まで戦い抜けるよう一心同体で頑張ります!!
【信長に徹底抗戦した、美濃・斎藤道三の孫斎藤龍興 濱田龍臣】
美濃国の大名。父・義龍が急逝し、14歳の若さで美濃斎藤氏の家督を継ぐ。父の代からの重臣、竹中半兵衛や美濃三人衆(稲葉良通・安藤守就・氏家直元)など優秀な家臣に恵まれていたが、若年ゆえに家臣の掌握に苦慮。かねてより美濃を狙っていた織田信長は、この機に攻勢を強めるも、龍興は徹底抗戦して信長を苦しめる。
■濱田龍臣 コメント
「龍馬伝」以来、大河ドラマにまた出演出来る機会を頂けたのがとても嬉しい限りです。
龍興は織田勢から見ると敵、となるとは思いますが、覚悟と信念を持った、視聴者の皆様の心に残るようなお芝居をお届けしたいと思っています。
【数奇な運命に翻弄された浅井三姉妹の長女茶々 井上和(乃木坂46)】
浅井長政と織田信長の妹・お市の間に生まれた、茶々、初、江の“浅井三姉妹”の長女。
やがて父が信長と対立し、敗死。お市が柴田勝家と再婚したことにともない越前に移る。賤ヶ岳の戦いで勝家が豊臣秀吉に敗れ、お市・勝家が北庄城で自害すると、
その庇護下(ひごか)に入り、仇(かたき)である秀吉の側室となる。
■井上和 コメント
茶々役を務めさせていただけることに、とても驚きましたし、まだ信じられない気持ちです。今回、オーディションを受けさせていただけることがまずは嬉しくて、とにかくオーディションに真摯に向き合おうという気持ちで挑みました。
私は最初、茶々という人物に対して、気の強い女性という印象が強かったです。しかし調べていくうちに、実は自分の大切な人のために最善の策を取ろうと強く立ち続けた女性なのだと知りました。激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います。
【夫・前田利家とともに歩み、支え続けた賢妻まつ 菅井友香】
加賀国(石川県南部)の大名・前田利家の正室。学問や武芸に長け、夫・利家を支え、家を守るために尽力した。豊臣兄弟やその家族と深くかかわり、やがて豊臣政権下で利家が秀吉を支えるようになると、まつと寧々も親密な関係を築いていく。
■菅井友香 コメント
夢であった大河ドラマへの出演のチャンスに、胸の高鳴りを感じつつ、当日は夢中でオーディションに臨みました。お話をいただいた際は、素晴(すば)らしいチームの皆さまとご一緒できること、そして戦国時代を力強く聡明に生き抜いたまつ役を託していただけることに心から感謝し、万感胸に迫る思いでした。
人生の全てを注ぎ、学びを深めながら、芯の強いまつを真っ直ぐ演じさせていただき、『豊臣兄弟!』の世界をまつとして盛り上げられるよう、全身全霊で挑みたいと思います!■プロデューサー高橋優香子 コメント
【時代を突き動かす、若いエネルギー】
戦国時代を舞台に、波乱万丈のエンターテインメントとしてお届けする大河ドラマ『豊臣兄弟!』。
本作の見どころの一つが、若い世代の活躍です。主人公をはじめ、まだ何者でもなかった若者たちが乱世の中で出会い、共に成長し、やがて歴史に名を残す人物となっていく。
そうした世代のキャスティングを進めるにあたって、20~30代の俳優さんたちを中心に大規模なオーディションを行いました。1600人以上のご応募をいただき、約400人とお会いした中から、今回は5名のキャストを発表します。藤堂高虎は、圧倒的な体格と雰囲気が印象的だった佳久創さん。石田三成は、繊細なお芝居が素晴らしかった松本怜生さん。難役でも的確に演じてくださる濱田龍臣さんには斎藤龍興をお願いし、年齢以上の落ち着きと妖艶さを見せてくれた井上和さんには茶々を。可憐(かれん)ながらに芯のある菅井友香さんには、まつを演じていただきます。彼らの若いエネルギーや輝きが劇中でどのように発揮されるのか、ぜひご期待いただけますと幸いです。どうぞ応援のほど、よろしくお願いいたします。■田中伽奈芽(NHK映像デザイン部)コメント
このロゴデザインは兄弟が共に築き上げた偉業、そして「陰の立役者」としての弟の重要性を強調する新たな視点を表しています。
「!」は弟の存在に対する注目を示すシンボルとして使用しています。弟が隠れた力を持ち、世間の期待を超えて活躍する重要な役割を担っていることを強調するため「弟」に注意を向けロゴ全体に活気とインパクトを与えることを意識しました。
築城に長けていた兄弟のイメージから石垣が積み重なっていく様子を文字の組み方に取り入れ、時間と努力を重ねた功績の象徴として用いています。またロゴの中に用いている石目模様は秀長の代表的な城、大和郡山城天守から取ったものです。下から上へと順に積み上げられた石垣が、農民から天下に這い上がっていく豊臣家と重なるのではないかと考えました。
このロゴが皆さんに親しみを持って記憶に残っていくことを願っております。
番組情報
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』
2026年1月~12月放送予定