■オールメール&関西弁という異色のロミジュリ、待望の再演!「今持てるもの全てを注ぐ2025年版を、是非目撃していただきたいと思っています!!」(桐山照史)
桐山照史(WEST.)がロミオ、柄本時生がジュリエットを演じ、関西の戦後の港町ヴェローナを舞台に、純粋で無垢な究極のラブストーリーが展開される舞台『泣くロミオと怒るジュリエット 2025』の公演ビジュアルが解禁された。
『泣くロミオと怒るジュリエット 2025』は、『焼肉ドラゴン』や韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の日本版舞台化での台本・演出など、数々の話題作を手掛け、幅広く活躍する劇作家・演出家の鄭 義信が、2020年にBunkamura シアターコクーン初進出作として書き下ろした『泣くロミオと怒るジュリエット』の5年越しの待望の再演。
シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を、物語の舞台を鄭自身のルーツである関西の戦後の港町に、セリフを全編関西弁に大胆に翻案。キャストは全員男性(オールメール)と異彩を放つ設定でありながら、ふたりの若者の恋物語と時代を生きるならず者たちの抗争劇に、人種間や国と国との差別・格差などの普遍的なテーマを巧みに織り込み、笑いと涙で観客の心を鷲掴みにした『泣くロミオと怒るジュリエット』。しかし、新型コロナウイルスの影響により、全公演完走することなく断腸の思いで公演中止となっていた。
そして、キャスト・スタッフ、そして観客の熱い想いを受け、このたび2025年版として待望の再演が決定。吃音症に悩む奥手で泣き虫のロミオと、ダメ男に貢ぐ癖があり気が強いジュリエットという、初演でも多くの反響を呼んだ“世界一不器用なロミオとジュリエット”が5年の時を経て帰ってくる。
屋台で働く真面目な青年ロミオを桐山、心根が真っ直ぐで優しいジュリエットを柄本が演じる他、共演として、ジュリエットが姉のように慕うソフィアに初演から引き続き八嶋智人、ロミオの父親代わりであり町で診療所を営むローレンスに渡辺いっけいが出演。さらに浅香航大、泉澤祐希、和田正人、中山祐一朗、朴 勝哲、高橋 努、市川しんぺーと、個性と実力を兼ね備えたあらたな布陣で本作が甦る。
■桐山照史 コメント
初演から5年。『泣くロミオと怒るジュリエット』の再演が決定しました! 男子校の部活動のようだった稽古場、僕らと同じように毎日つくることに没頭してくださった作・演出の鄭 義信さん、そして最初は出オチと思ったのに舞台上では本気で可愛く見えた(笑)ジュリエット役の柄本時生さん。共演の皆さんやスタッフさんたちのことがお話をいただいた瞬間に頭の中を駆け巡り、アツいものがこみ上げました。
と同時に、当時の精一杯取り組んだ自分の熱量や、当時いただいたご好評を越えられるのかと、不安に感じたのも事実です。ロミオはあらゆる感情を体現する役で、心身共に非常にハードでした。しかも、感染症禍のため東京公演後半で上演中断となり、現地でゲネプロまでしたのに大阪公演は全公演中止。だからこそ、あの時から待ち続けて下さるお客様はもちろん、新たにご来場下さるお客様にも絶対にこの作品を届けたいという使命感が不安を越えました。今持てるもの全てを注ぐ2025年版を、是非目撃していただきたいと思っています!!■柄本時生 コメント
シェイクスピア作品の中でも、最も有名なヒロインの一人『ロミジュリ』のジュリエット。元々オールメール上演だったと知ってはいても、自分が演じることには最初、正直言えば恐怖を感じました(笑)。
鄭 義信さんは、稽古過程で存分に悩むことを楽しむ僕とは逆に、ズバリと正解を提示してグングン創作を進めていく演出家さん。そのスピードが飲み込めず最初は戸惑いましたが、初日のカーテンコールでのアツい拍手を聞き、作品がいかによくお客様に伝わったかを実感できたんです。自分にとっての芝居づくりの幅がグッと広がった気がしました。
何よりロミオとして、僕のジュリエットを受け止め愛してくれた桐(山照史)クンとの出会いはサイコーに嬉しい出来事。今回もお話をいただいてすぐ、お互いの気持ちを確かめ合いました(笑)。
最高の仲間と創る2025年版『泣くロミオと怒るジュリエット』。5年を経て増したオバ味を武器に、熟成したジュリエットをお届けしたいと思います!
舞台情報
『泣くロミオと怒るジュリエット 2025』
作・演出:鄭 義信
出演:桐山照史 柄本時生 浅香航大 泉澤祐希 和田正人
中山祐一朗 朴 勝哲 高橋 努 市川しんぺー 八嶋智人 渡辺いっけい 他
◇東京公演
07/06(日)〜07/28(月)東京・THEATER MILANO-Za
◇大阪公演
08/02(土)〜08/11(月・祝)大阪・森ノ宮ピロティホール
WEST. OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/29?ima=4843
『泣くロミオと怒るジュリエット 2025』公式サイト
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/25_romeo_juliet.html