4月4日・5日・6日、横浜を舞台に開催される、あらたな都市型フェス『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』(以下『CENTRAL』)より、4月5日のCENTRAL STAGE(Kアリーナ横浜)に出演する、キタニタツヤのオフィシャルインタビューが到着。横浜での公演のほか、4月19日のZepp New Taipei(台北)、4月26日のZepp Kuala Lumpur(クアラルンプール)にも出演するキタニタツヤに現在の心境を聞く。
■ついにきたか、という感じはありました
──『CENTRAL』は、「日本の響きを世界へ」というコンセプトを持ったフェスですが、キタニさんはこのコンセプトでフェスが立ち上がると聞いたとき、どんな印象を持ちましたか?
キタニタツヤ:本格的に、日本のポップスを、日本のポップスという形のまま、海外に輸出しようとしてるんだなというのはありがたいですよね。これまでは海外で勝負しようと思ったら、向こうの形に合わせていくという考え方が主流だったと思うんですよね。そこに対して、よりやりやすい形になっているというのがありがたいです。
──『CENTRAL』は、コンテナをひとつのモチーフにしていて。今までは海外で戦おうと思ったら、アーティストの単独の力で単独突破するしかなかったですよね。そこで、『CENTRAL』は日本の音楽を丸ごと届けていくという試みを貫くフェスになっていく覚悟を持っています。
キタニ:誰かしらがやらないといけないとは思っていて。そろそろ誰かがやるんじゃないかなとは思っていたんですけど、アーティストがひとりで考えられることではなくて。文化丸ごと持っていこうと思ったら、より大きな力が動いてくれないといけない。そこに対して、「おお、先陣きってやってくれるんだな。ついにきたか」という感じはありました。そのタイミングで、自分も呼んでいただけたというのは純粋にラッキーだなとも思いました。
■海外に向かうということを考えるとこうなる
──キタニさんは今回の『CENTRAL』の柱になっているアーティストなんです。海外に向かっていけるだけの根本的なパワーと勢い。そして、海外で戦うための知性と戦略性を兼ね備えたアーティストはそうはいないと思います。
キタニ:そこに対する自負は全然ないですよ(笑)。俺でいいんですかと思うくらいで。自信もないです(笑)。
──キタニさん自身は海外で音楽をやっていくという挑戦についてはこれまでどう考えていたのですか?
キタニ:大きな関心はなかったんですよね。そこまで気持ちが追いついていない感じで。日本国内津々浦々に自分の音楽を浸透させないといけないと思っていたし、途方もない時間がかかると思っていたんですよね。じっくりやらないといけないと思っていたし、今もそう思う。ツアーも47都道府県全部回ろうとしたら、本当にスターにならないとできないと思うんですよね。まずはそれを目指したいと。なので、海外のことを考える余裕もなかったですし。そこに対して自覚的になれてなかったんですけど、今回のこの試みがあったり、去年海外でライブをさせていただくこともあって。並行してやれないこともないなという気持ちにはなってきてますね。
──今回出演してくださる4月5日のCENTRAL STAGEでは、結束バンド、角野隼斗さん、キタニさんというラインナップになっているんですが、このラインナップについてはどう思いましたか?
キタニ:意外ですけど、海外に向かうということを考えるとこうなるんだなと思いましたね。これが日本の音楽の現在ですという形を見せようと思うと、このバラエティの豊かさは面白いと思います。
■角野さんの実績は本当にすごいと思います
──角野さんとコラボレーションをしてくださるということですが、どんな内容になるのでしょうか。
キタニ:どうなるかな(笑)。とにかく何か一緒にやりたいなという話をしていて。角野さんは世界的なピアニストなので、恐れ多くて。自分からすれば雲の上の存在だと思っていて。ポップスを聴いて、ポップスをやってきた僕からすれば、クラシックというものに対するハードルの高さを感じてしまうところはどうしてもある。プレッシャーを感じます。クラシックというものを、これだけ親しみやすいものにしてきたという角野さんの実績は本当にすごいと思います。でも、今回のコラボもなんとかなるだろうとは思ってます(笑)。
──とても楽しみです。どういうケミストリーが起こるのだろうと。想像がつかない。
キタニ:はははは、それはそうですよね。
──角野さんのステージにキタニさんが登場してくれる、ということになるのかな。ピアノと歌で、という。
キタニ:僕は歌しかできないですからね(笑)。どうなるんだろう。
■ちょっとだけ日本代表みたいな顔はしますよ(笑)
──キタニさんご自身のステージはどういうものになりそうですか?
キタニ:今回の公演はまずは国内ですし、「これが現在のキタニタツヤです」というプレゼンになるライブにはしたいですね。フェスに出るたびにそう思いますけど、1分でわかるキタニタツヤという。その形で最善を尽くせるのがいちばんいいと思うんですよね。今回もそうありたいと思います。フェスなどのイベントに出るときは、誰も自分のことを知らないだろうという前提でやってるんですよね。それが最近は、「青のすみか」だけ知っているのかもしれないなという感覚でやってるんですよね。何にしても前提は、自分のことは誰も知らないだろうなという気持ちでやってます。
──今回は、『CENTRAL』の初開催になるんですが、そのフェスの立ち上げのタイミングにヘッドライナーとして一日の締めを飾ってくれるわけですが、その意味で聞くとどんな思いがありますでしょうか。
キタニ:光栄ですし、重大な責任を負わされているなと思わなくもないんですが(笑)、そう思いつつ、自分は自分のやるべきことをやるだけだという他人事感もあります。そう思わないと、良いライブができないような気がするんですよね。
──キタニさんは台北、クアラルンプールで行う海外公演にも出てくれますが、思いはいかがですか?
キタニ:そこは、ちょっとだけ日本代表みたいな顔はしますよ(笑)。日本のアニメを通して知ってくれた方が多いと思うので、日本のアニメはこうなってます、という思いは持っていこうと思います。
──楽しみにしています。
キタニ:はい、頑張ります!
INTERVIEW & TEXT BY 小栁大輔(Interview inc.)
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— CENTRAL FEST (@CENTRAL___2025) March 22, 2025
■イベント情報
『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』
2025年4月4日(金)・5日(土)・6日(日)
※4月4日はKアリーナ横浜公演のみ。
会場:Kアリーナ横浜、横浜赤レンガ倉庫、KT Zepp Yokohama、臨港パーク
主催:CENTRAL実行委員会
制作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
特別協賛:サントリーグループ
協賛:ソニーフィナンシャルグループ株式会社 / ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
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【アプリリリース】
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