■14年ぶりに劇映画に出演したPerfume。映画と音楽、現場の空気感はまるで別世界?
映画『ショウタイムセブン』の公開(2月7日)を記念し、主演の阿部寛と、新曲「Human Factory – 電造人間 -」で主題歌を担当し、劇中でも本人役として出演を果たしたPerfumeによる特別コラボインタビュー映像が公開された。
緊迫感溢れるストーリーと、リアルタイムで進行する映像表現が話題を集める本作。鑑賞後の感想について、あ~ちゃんは「もうすごい緊張しちゃって、どうなっちゃうの? って。息をするのを忘れました」と興奮気味にコメント。のっちは「いつもと違うことが起きたときの高揚感を感じて、ワクワクしました」と語り、主人公・折本眞之輔の感情に寄り添いながら、自身もライブのような興奮を覚えたと振り返った。
かしゆかは「リアルタイムで進んでいくっていうのが斬新」と本作の極限のリアル感に言及し、阿部寛を目の前にして「飛び出てきたみたいです、ヒーローが!」と、折本ならぬ阿部との初対面の喜びを爆発させ、阿部も「まさかこういう形でご一緒できるとは思わなかったので、聞いた瞬間すごいうれしかったですね」と、Perfumeが映画本編に出演することを聞いた際を振り返って、照れながらもうれしそうな表情を浮かべた。
リアリティを追求し、本物感にこだわった演出が随所に散りばめられており、劇中に登場するニュース番組『ショウタイム7』のスタジオ内のカメラマンや、映像のスイッチングを行うテクニカルディレクター役は、実際のスタッフが撮影に参加。カメラ機材が多かった特殊な撮影現場について、阿部は「『ショウタイム7』のスタジオを実際に作ってやったので、リアルだった。実際に撮影しているカメラと劇中に登場するカメラがあったが、(不自然にならないように)撮影用のカメラを見てはいけない。結構パニックになりながらやっていました」と苦労を明かし、Perfumeも「すごい計算されたカメラワーク。テンパって訳がわからなくなっちゃいそう…。すごく難しいですね」とリアルタイムで進行する撮影の難しさに驚いた様子。
一方、阿部は長年にわたり生放送で数々のパフォーマンスを行ってきたPerfumeに感心し、生放送中のアクシデントについて質問すると、彼女たちは「マイクが落っこっちゃったり、セットの中にヒールが挟まっちゃったり…。その場合はちょっと背伸びしながら踊って、間奏中にグッと引っこ抜いてやり過ごしました」と、世界中で活躍してきた彼女たちらしいエピソードを披露した。
今回14年ぶりに劇映画に出演したPerfumeは、音楽と映画の現場の空気感の違いに戸惑ったそうで、かしゆかは「音楽の現場だとたくさんのスタッフさんが結構和やかな空気を作ってくださるんですけど、今回撮影させていただいたときに、映画の現場だからか、すごく緊張感があって、本番前の静寂がすごくてプレッシャーがあった」と振り返った。すると、阿部は「映画現場の準備期間は大人しくしてる。それで本番が来たらガッとやって、また静寂があって…と、ゆっくり進行していく」と、撮影現場ならではの独特なペースについて語った。
一方で、Perfumeは音楽の現場は「怒涛に始まり、あっという間に終わってしまう」とも述べ、同じ芸能界でも現場によって雰囲気が大きく異なることを実感したという。
映画情報
『ショウタイムセブン』
大ヒット上映中
出演:阿部寛
竜星涼 生見愛瑠
前原瑞樹 平原テツ 内山昂輝 安藤玉恵 平田満
井川遥 錦戸亮 吉田鋼太郎
監督・脚本:渡辺一貴
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
主題歌:Perfume「Human Factory -電造人間-」
配給:松竹 アスミック・エース
(C)2025『ショウタイムセブン』製作委員会