■「最初に会った時の岡田くんはまだ10代だったので、今日は改めて“何でもいける役者さんになってスゴいなぁ”と、感慨深いものがありました」(斉藤和義)
斉藤和義が、12月19日に放送されたテレビ朝日系木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』最終回にサプライズ出演した。
ドラマ『ザ・トラベルナース』は、手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じは悪いが、アメリカ仕込みの優秀なトラベルナース・那須田歩(岡田将生)と、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈なひと言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つき(!?)スーパーナース・九鬼静(中井貴一)という、卓越したスキルと熱き哲学を持った<最強曲者ナース・コンビ>が、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ヒューマンドラマ。
19日放送のドラマ最終回では、フィリピンの病院で再会を果たした那須田歩(岡田将生)と九鬼静(中井貴一)が、丁々発止の口ゲンカを繰り広げながら練り歩くなか、子どもたちに囲まれていた斉藤(※バックパッカーの設定)が、ふとギター片手に主題歌「泣くなグローリームーン」を披露する、という展開となっていた。
すでに公開されている斉藤和義のMV「泣くなグローリームーン」には、岡田将生が出演。タクシー運転手に扮した斉藤和義とともに、楽曲の世界観を立体化し、大きな話題を呼んだ。
そんななか、主題歌解禁時から「タイミングが合えば、実際にドラマの現場に遊びに来ていただけたらうれしいですし、いっそドラマに出演してほしい」と話していた岡田の願望が、最終回にしてようやく叶う形となった。
岡田&中井&斉藤も胸を躍らせた“感無量のラストシーン”を含む最終回はTVerで無料見逃し配信中だ。
■斉藤和義 コメント
――主題歌「泣くなグローリームーン」について、周囲で反響はありましたか?
斉藤:最初に主題歌を作る時は、責任重大だなと思ったんです。でも、実際にドラマで流れ始めたら、自分のファンの方からも「前作からドラマが好きだったから、主題歌になってすごくうれしい」といった声がたくさん聞けて…。今は、よかったなと胸をなで下ろしています。――そんななか、最終回への出演オファーを受けたときはどう思われましたか?
斉藤:実はドラマに出るのは初めてでして…。自分は“餅は餅屋”だと思ってるので、お芝居は恥ずかしくて、絶対無理なんですよ(笑)。だから、岡田くんが冗談っぽく「ドラマに出てほしい」と言ってくれた時も、「いやいや、それはな…」という感じだったんです。でも、うちのスタッフが「出た方がいい」と言うので、「マジっすか!?」と。岡田くんもMVに出演してくれましたし、セリフもなくて、ギターを弾くだけならいいか…ということで出演させていただきました。場違いな感じだなと思いながらも、記念になりました!――実際に撮影に参加されていかがでしたか?
斉藤:いつもと全然気配が違うので、小恥ずかしいものがありましたね。あと、撮影チームの人数が多くてビックリしました。音楽の現場はこんなに大人数じゃないし、細かく撮っていくみたいなこともないので、勝手が全然分からず…。「こうやって撮ってるんだな。大変な仕事だねぇ」と新鮮に感じると同時に、「ギターを弾き始めるタイミングを逃したら、また最初からやり直しだ。そうなったら、この人数がまた動くのか。怖ぇ!」って思いました(笑)。――改めて、岡田将生さんと中井貴一さんの印象はいかがでしたか?
斉藤:最初に会った時の岡田くんはまだ10代だったので、今日は改めて「何でもいける役者さんになってスゴいなぁ」と、感慨深いものがありました。と同時に、「相変わらず顔がちっちゃいな!」と思いました(笑)。中井さんとは今日初めてお会いして、「実在するんだ!」って感激しましたね。『ふぞろいの林檎たち』(1983~1997年)をはじめ、ずっと画面を通して見てきたスターですし、三谷幸喜さんの作品に出てる中井さんも大好きなので、お会いできて本当に光栄です。撮影の合間も気さくにいろいろ話してくださって、ちょっと本気で好きになりそうです(笑)。――最後に、視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
斉藤:『ザ・トラベルナース』は毎回、個々のキャラクターの奥行きがどんどん見えてきて、必ずうるっとしちゃうシーンがある。全体として深いテーマを扱っていますし、自分も毎回見ながら「スゴい脚本だな。よく考えるなぁ」と感心しています。自分の出演シーンに関しては、怖くてオンエアが見れないなって感じなんですけど(笑)、どうかドラマの邪魔になってないことを祈ってます。■岡田将生(那須田歩・役) コメント
他の畑を汚したくないという和義さんのお気持ちはすごく分かりつつも、できることならドラマにも出演してほしいと思っていました。そんな中、僕が「泣くなグローリームーン」のMVに出演させていただいたことから、和義さんが恩返しのような形でドラマにも出てくださって、本当にうれしかったです。しかも、生で主題歌のメロディーも聴けるなんて…! すべてがつながった感じがして、感無量です。
和義さんは僕も思わず見惚れてしまうほど、色気のある方。また、撮影現場でもずっとお話をしていたかったなと思うくらい、いつも優しいオーラに包まれているんです。「和義さんの目線の先にはとても優しい世界が広がっているんだなぁ」と、今回さらに強く感じました。
リリース情報
2024.10.18 ON SALE
DIGITAL SINGLE「泣くなグローリームーン」
『ザ・トラベルナース』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse_2024/
TVer『ザ・トラベルナース』見逃し配信
https://tver.jp/series/sr16nyb75c
斉藤和義 OFFICIAL SITE
http://www.kazuyoshi-saito.com