■「記憶に深く刻まれるような記録を積み重ねて参ります」(櫻井翔)
櫻井翔が、日本テレビNNN各局戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』のメッセンジャーに就任した。
2006年の『news zero』スタートからキャスターを務め、現在19年目に入った櫻井翔。この間、ライフワークとして数多くの戦争体験者の生の声を取材し、40本以上の「戦争企画」をオンエアしてきた。
自身の大伯父(祖父の兄)は、海軍士官としてベトナム沖で戦死しており、3年前には『Newsweek』誌でその生涯をたどった記事を“記者”として発表している。
戦後80年を迎えるにあたり、このプロジェクトのメッセージ『いまを、戦前にさせない』を世の中に発信してゆく“旗印”となる。
■プロジェクトは2025年1月3日から連日放送
1月3日は、日本がなぜ戦争に踏み切ったのか、当時の出来事を振り返り、二度と惨禍を起こさない教訓としていくヒントを報道局長解説とともに探る。
1月4日は、「新しい戦前」とは何か、台湾有事が起きると私たちの生活にどのような影響があるのか、80年前の出来事から学ぶ。
1月5日は、これまで櫻井が取材してきた戦争企画の中から、戦後80年に改めて視聴者に観てほしい「語り継ぐべき戦争の記憶」のVTRをオンエアする。
■放送番組
1月3日(金)『news every.』 17:30~18:00
1月4日(土)『news every.サタデー』17:00~17:30
1月5日(日)『NNN ニュース』18:00~18:30
1月6日以降は『Oha!4 NEWS LIVE』『news every.』『news zero』『真相報道バンキシャ!』、BS 日テレ『深層 NEWS』など日本テレビの報道番組が総力を挙げて『いまを、戦前にさせない』を考え、取材し、伝えていく。
■櫻井翔 コメント
「戦争っていうのはね。始めたら戻れないんですよ。だから、始めたらダメなの。
やっているうちになんで戦争しているかも分からなくなる」これまでの取材の中でも、強く印象に残る言葉です。
始まってしまった。
止めることが出来なかった。
戻れなかった。
引き返せなかった。戦争が始まり行く様子を知る方の、後悔にも近い思いが滲み出る言葉でした。
雨の神宮外苑競技場で学徒出陣を見送ったこと。戦中、戦後のこと。
目の前に景色が広がるかのようなお話を伺ったのは3年前。そして、昨年、旅立たれました。2009年8月、長崎での取材から始まり、およそ15年。
多くの方に戦争についてのお話を伺ってきました。目に涙を浮かべながら伝えて下さる方。
眼球を動かしながら、まるでいまその景色を見ているかのように伝えて下さる方。
橋の手前でお話を聞いた妹さんの先には、見送ったお兄さんが見えているかのような時もありました。思い出すのも辛いことを必死に伝えて下さった方々。全ての方に共通する強い想いがあります。
「二度とあのようなことがないように」
1945年から80年が経とうとしています。
あの時代を、白黒写真の遠い過去の話にしないように。
いまと同じような”日常”の中にいたと感じられるように。
そして、いまの自分たちは、その地続きにあるのだと感じられるように。記憶に深く刻まれるような記録を積み重ねて参ります。
『news every.』公式サイト
https://www.ntv.co.jp/every/
『NNN ニュース』公式サイト
https://news.ntv.co.jp/