■「寂しいけれど、きっとそれがいいと思ったのです」(小田和正)
小田和正によるクリスマス恒例の音楽特番『クリスマスの約束2024』。
小田が、アーティストへ共演の依頼を綴った一通の手紙から始まった『クリスマスの約束』。2001年の放送開始から24年を迎え、放送20回目の節目とも言える2024年は、小田の地元である横浜のKT Zepp Yokohamaで収録が行われた。自身初となるKT Zepp Yokohamaの会場には、番組史上最多となる20万枚を超える観覧応募ハガキの中から抽選で選ばれたおよそ1,000名が集まった。
満場の拍手に迎えられステージに登場した小田は、ゆっくりと客席を見渡し「どうも~! お待たせしました!」と挨拶。出演アーティストの名前を一人ひとり呼びステージに迎えると、しっかりと握手を交わし、全員で「風を待って」を披露。
その後、ステージにひとり残った小田は、「大事な話があるのでこれを読ませて頂きます」とゆっくりと話し始める。
「『クリスマスの約束』は一度きりで終わるはずの番組でした。それが、懸命に戦ってくれたスタッフたち、音楽を愛するアーティストたち、そして何と言っても放送を楽しみにしてくれていた視聴者の皆さんに支えられて20回も続けてこられたのです。くじけそうなときもたくさんありましたが、今振り返れば、すべてが楽しい思い出です。
『クリスマスの約束』をやらなければ出会うはずもなかった、たくさんのアーティストたち。そして一緒に番組を作ってくれたアーティストの仲間たちがいたから目指す番組ができたのです。僕の音楽人生の中の、かけがえのない時間でした。続けてきてよかった。いま心からそう思います。
そして、『クリスマスの約束』を楽しみにしています、と言ってもらえるうちに番組を終えることにしました。寂しいけれど、きっとそれがいいと思ったのです。みんな本当にありがとう。どうもありがとうございました」
と今回が最後の放送になることを伝えると「1回目(『クリスマスの約束2001』)の1曲目に歌ったこれをやりたいと思います」と「言葉にできない」を披露。
2曲披露したあとギターを持った小田は「自分が思っていたより緊張してまして、みんなにしっかり歌ってもらえるよう、ちょっと練習したいと思います」と観客に歌ってもらうよう呼び掛けながら「たしかなこと」を観客と共に微笑みながら歌唱した。
番組では『クリスマスの約束』20年間の歴史を振り返る貴重なアーカイブを放送予定。洋楽邦楽を問わず、次世代に歌い繋ぎたい名曲の数々が、あますところなく届けられる。
初回放送時、番組のテーマである「アーティスト同士が称えあう」ことを歌った書き下ろし曲「この日のこと」を最後に披露し、ステージを降りた面々だったが、会場のアンコールに応え小田がステージに登場。そして「キラキラ」「ラブ・ストーリーは突然に」を観客と共に会場全体を巻き込みながら大合唱し、鳴りやまない拍手の中で収録を終えた。
小田和正音楽特番『クリスマスの約束2024』は、12月24日22時より、二部に分けて放送される(※二部は一部地域を除く)。
■『クリスマスの約束2021』TVer・TBS FREEにて期間限定無料配信
今回の放送を記念して、2021年に放送された『クリスマスの約束2021』が、12月10日から民放公式テレビ配信サービス「TVer」と「TBS FREE」で期間限定無料配信されることが決定。また、『クリスマスの約束2021』を含めた、これまでの一部放送回は、動画配信サービス「U-NEXT」でも視聴できる。ぜひ放送前に過去回を配信で楽しもう。
<TVer・TBS FREE 配信スケジュール>
『クリスマスの約束 2021』
12/10(火)15:00~12/24(火)21:59
※無料配信期間は変更になる場合あり
番組情報
TBS系 小田和正音楽特番『クリスマスの約束2024』
12/24(火)
◇一部 22:00~22:57
◇二部 23:56~25:56 ※一部地域を除く
出演者:小田和正
ゲスト:(※50音順)
熊木杏里
JUJU
根本 要(STARDUST REVUE)
松 たか子
水野良樹(いきものがかり)
矢井田 瞳
和田 唱(TRICERATOPS)
バンドメンバー:木村万作(Ds&Per)
栗尾直樹(Key)
稲葉政裕(Gu)
吉池千秋(Ba)
ストリングス:
金原千恵子(ファーストバイオリン)
吉田翔平(セカンドバイオリン)
徳高真奈美(ヴィオラ)
堀沢真己(チェロ)
リリース情報
2024.11.27 ON SALE
ALBUM『自己ベスト-3』
『クリスマスの約束2024』番組サイト
https://www.tbs.co.jp/xmas-yakusoku/
小田和正 OFFICIAL SITE
http://www.fareastcafe.co.jp/