■「見て見ないふりをするの、疲れましたよ!」(大泉洋)
テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『終りに見た街』。本作で主演を務めた大泉洋のクランクアップシーンの様子が明らかとなった。
『終りに見た街』は、令和の家族が昭和19年にタイムスリップし、過酷な戦時下の日本を懸命に生き抜いていく姿を描くドラマ。希代の脚本家・山田太一が、戦争体験者のひとりとして厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに脚本執筆し、過去に2度ドラマ化された名作が、宮藤官九郎の脚本により約20年の時を経て甦る。
約1ヵ月に及ぶ撮影を全力で駆け抜けてきた大泉。最後は、物語の最重要シーンの撮影をもってクランクアップの時を迎えた。
「ただいまのシーンをもちまして、田宮太一役、大泉洋さん全編終了です!」と声がかかった瞬間、全身真っ黒という衝撃的な姿のまま大泉は「やーーーっ!」という声を上げながら両手を突き上げ、喜びを全身で表現。そして撮影を振り返りつつ、作品に関わったスタッフ、キャスト全員に感謝の思いを伝えた。
そんな大泉のクランクアップの現場には、ひと足先にオールアップを迎えていた共演者の吉田羊がサプライズで花束を持って駆けつけ、まったく知らなかった大泉は「あーっ! びっくりした!」と驚きを見せ、あまりの大きいリアクションに爆笑が起きる場面も。
さらに、大泉へのサプライズは続き、挨拶を終えた大泉が振り返ると、そこには「祝・大泉洋さんテレ朝初主演ドラマ『終りに見た街』オールアップ!」と書かれた大きな幕が。
しかし、これに大泉は、なぜか控えめなリアクション。実は、この幕が運び入れられているところを目撃しており、「これを見て見ないふりをするのが、疲れましたよ!(笑)」と苦言も。そんな大泉に、現場からは終始笑い声が絶えず、笑顔が溢れるクランクアップとなった。
大泉が全身全霊で撮影に挑んできた『終りに見た街』の放送は9月21日。令和を生きる大泉演じる田宮太一の一家は、タイムスリップした昭和19年の世界で何を目にして、どのような経験をするのか。そして、戦時下という過酷な世界を懸命に生きる先に、待ち受ける結末とは…? 放送を楽しみに待とう。
■大泉洋(田宮太一・役)コメント
(撮影期間が)1ヵ月だったとは思えない、2ヵ月くらい撮影していたような充実した日々でございました。宮藤さんの脚本も素晴らしく、戦争を伝えるドラマではありますけど、笑いの要素もあってどこか楽しさもあり、だけどしっかり伝えるところは伝えるという作品になりました。監督の演出にも大変助けられ、納得してお芝居をすることができましたし、共演者の皆様にも恵まれて、本当に楽しい現場でした。撮影は夏場の本当に暑いなかでしたが、皆さん本当にお疲れ様でした。間もなく放送を迎えますが、大変楽しみにしております。素晴らしい作品に参加させていただき、本当にありがとうございました。
番組情報
テレビ朝日系 テレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム『終りに見た街』
09/21(土)21:00〜
主演:大泉洋
出演:吉田羊 奥智哉 當真あみ 今泉雄土哉 勝地涼 三田佳子 堤真一
特別出演:神木隆之介 田辺誠一 塚本高史 西田敏行 橋爪功
原作:山田太一『終りに見た街』(小学館文庫刊)
脚本:宮藤官九郎
演出:片山修
ドラマ『終りに見た街』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/owarinimitamachi/