■「『シャイロック』は今まで舞台で演じたことのないような役なので、すごく緊張しています」(草なぎ剛)
舞台『ヴェニスの商人』が12月6日から12月22日まで東京・日本青年館ホール、12月26日から12月29日まで京都・京都劇場、そして2025年1月6日から1月10日まで愛知・御園座にて上演される。
演劇史の巨人、ウィリアム・シェイクスピア。時代を超えて愛され続ける数々の名作を世に残しているが、なかでも『ヴェニスの商人』は深い人物描写と痛快な展開で圧倒的な人気を誇る最高傑作のひとつ。
演出を手掛けるのは、第21回読売演劇大賞・最優秀演出家賞に輝き、現代演劇界で最も実力のある演出家のひとりである森新太郎。古典の常識を覆す新しいアプローチで、歴史ある名作を現代のエンターテインメントに生まれ変わらせる。
そして、主演を務めるのは、シェイクスピア作品初挑戦となる草なぎ剛(「なぎ」は、弓へんに前+刀が正式表記)。確かな実力と唯一無二の個性を併せ持ち、日本を代表する俳優として活躍する草なぎが、稀代の悪役・シャイロックをどのように演じるのか。2024年最大の注目作が幕を開ける。
本作のキービジュアルも解禁。黒と赤のコントラストが印象的で、憂色をおびた顔の草なぎがシャイロックの怒りや悲しみを表現している。普段見せない草なぎの表情に、期待が高まる。
なお、他キャストは8月29日から、毎日12時にひとりずつ公式サイト、公式SNSで発表される。
■シャイロック役・草なぎ剛 コメント
今回、初めてシェイクスピアの作品に出演させていただきます。
『シャイロック』は今まで舞台で演じたことのないような役なので、すごく緊張しています。
でも、演出の森新太郎さんをはじめ、共演者も初めての方が
多いので、気負わず、新鮮な気持ちで、この作品、この役に挑みたいと思っています。
そして、僕自身も思いっきり、楽しみたいと思います!■演出・森新太郎 コメント
シェイクスピアがこの作品を発表した当時、ロンドンの観客にとってヴェニスはまさに憧れの地でした。海洋貿易によって経済的繁栄の絶頂にあった、活気あふれる、美しき水の都。ロマンティックな恋愛喜劇が繰り広げられるのに、これほどふさわしい場所はありませんでした。しかし、物語は実にメランコリックな台詞から始まります。「まったく、どうしてこう気が滅入るのかな……。」この息苦しさの正体は何なのか、美しき水の都にはどんな“腐臭”が漂っているのか、演出家としてまずはそこを掘り下げていけたらと思っています。今の時代に重なる『ヴェニスの商人』になれば良いのですが。この一大事業に、力のある俳優陣が揃いました。特に草なぎさんがシャイロックを演じられるのは、私にとっても事件でしかありません。シェイクスピア劇の新たな地平へ一歩踏み込めるのではないかと、心臓がバンバン高鳴っております。
舞台情報
『ヴェニスの商人』
12/06(金)~12/22(日)東京・日本青年館ホール
12/26(木)~12/29(日)京都・京都劇場
[2025年]
01/06(月)~01/10(金)愛知・御園座
脚本:ウィリアム・シェイクスピア
訳:松岡和子
演出:森新太郎
出演:草なぎ剛
【STORY】
「貸した金を返せなかったら、あんたの体から、きっかり1ポンド、切り取らせてもらおうか」
高利貸しのシャイロック(草なぎ剛)は高潔な商人・アントーニオにそう突きつける。
親友・バサーニオが富豪の美女ポーシャに求婚するための資金を援助したいアントーニオはシャイロックの申し出を受け入れる。
アントーニオの助けを得てバサーニオはポーシャのいるベルモントに向けて旅立つ。供の友人・グラシアーノがポーシャの侍女ネリッサと恋仲になるなど、全ては順調に運んでいた。
一方で、シャイロックの娘・ジェシカがバサーニオらの友人・ロレンゾーと駆け落ち。それを知ったシャイロックは激昂する。
更に、アントーニオの財産を積んだ船が海に沈んでしまう。
シャイロックは「肉1ポンド」の契約をかざし、容赦なく冷酷にアントーニオを追い詰める…。
『ヴェニスの商人』公式サイト
venice-stage.jp
草なぎ剛 OFFICIAL X(旧Twitter)
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草なぎ剛 OFFICIAL Instagram
https://www.instagram.com/tsuyoshikusanagi_official/?hl=ja