■「チ。は『知る』ことへの熱を具現化したような作品なので、それとヨルシカで今作りたいものの共通項を考えました」(ヨルシカn-buna)
ヨルシカが、10月からNHK総合テレビ放送が開始されるTVアニメ『チ。―地球の運動について―』のエンディング曲を担当することが発表された。
『チ。―地球の運動について―』は、第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞他、数々の賞を席巻した、魚豊(うおと)による傑作漫画(2020年9月から2022年4月まで『ビッグコミックスピリッツ』にて連載)を原作とするアニメ作品。
舞台は15世紀のヨーロッパ某国。地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする“天動説”こそがこの世の真理だとされ、その理を覆すようなことを信じたり、研究することが重罪だった時代に、謎めいた学者フベルトの言葉で“地動説”の可能性を知った神童ラファウ。周囲から天才だと言われ、自認もしていた彼に芽生えた抑えがたい強烈な知的好奇心。「いったい何を捧げれば、この世界のすべてが知れる?」と、自らの「知」と「血」、さらには命を懸けて「地」動説の証明に挑むことになるラファウを待ち受ける運命とは――。
神童ラファウを坂本真綾、異端審査官ノヴァクを津田健次郎、謎の学者フベルトを速水奨が演じる。
ヨルシカn-bunaは「素晴らしい原作の、その映像化に携われたことを光栄に思っています」と喜びのコメント。放送では、ヨルシカによるエンディング曲にも注目だ。
■ヨルシカ・n-buna コメント
◇原作・台本を読んだときの感想
大変好きな漫画です。魚豊さんの漫画にはひゃくえむ。から続く人間的な熱がいつも潜んでいて、それがテーマと結び付いたときに爆発的な面白さが出てきます。チ。は「知る」ことへの熱を具現化したような作品なので、それとヨルシカで今作りたいものの共通項を、台本を読みながら考えました。◇エンディングテーマに込めた想い
アポリアは哲学の言葉で、答えのない問いや、困惑を意味します。知りようのないものを知りたいという心を、アポリアになぞらえながら書きました。
歌詞に出てくる気球は、際限のない知の欲求の喩えです。気球は地表を離れて、段々と高く登っていく。気球の中から下を覗くと、地表にいた時とは違う景色、海が見えて、そこには魚の群れが白く光っている。そういう曲です。
僕の中でのチ。の解釈は「知」です。◇ファンに向けてひと言
素晴らしい原作の、その映像化に携われたことを光栄に思っています。よろしくお願いします。
番組情報
NHK総合『チ。―地球の運動について―』
10月より放送スタート
毎週土曜23:45~
【キャスト】
ラファウ:坂本真綾
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨
OP/主題歌:サカナクション
ED:ヨルシカ
アニメーション制作:マッドハウス
(C)魚豊/小学館/チ。―地球の運動について― 製作委員会
アニメ『チ。―地球の運動について―』作品サイト
https://anime-chi.jp/
ヨルシカ OFFICIAL SITE
http://yorushika.com/