■「(自身が演じる神崎ドグマの)満たされていない感じを出すために、腹ペコでやってみたりしました(笑)」(宮田俊哉)
Kis-My-Ft2宮田俊哉が、8月17日放送の東海テレビ・フジテレビ系全国ネットドラマ『嗤う淑女』第4話に登場する。
本作は、内田理央演じる稀代の悪女・蒲生美智留が、美貌と天才的な話術で人の欲望を刺激し、次々と地獄へと陥れていく震撼のサイコサスペンス。
宮田が演じるのは、原作にはないドラマオリジナルキャラである言論界の論破系ヒーロー・神崎ドグマ。早くもネットでは、宮田が最後どうなってしまうのかと心配と期待が入り混じった声が上がっている。
■第4話ストーリー
「まさに自業自得ですね!」の決め台詞と共に、今もっとも注目を集めるネット言論界のニューヒーロー・神崎ドグマ(宮田俊哉)。ライブ配信の討論番組『言論クラッシュ』に出演し、極論と暴言で討論をぶち壊した挙句、テーマそっちのけで相手の弱みを暴露して貶めるスタイルで、ネット民からは“神”と崇められている。そんな彼の背後には蒲生美智留(内田理央)がいた。美智留の力で『言論クラッシュ』に出演したドグマは、美智留の指示どおりの極論と、野々宮恭子(松井玲奈)の調べた暴露ネタで討論相手を叩きのめし続け、ネット民の支持を高めていく。しかし、その先にある美智留が仕掛けた策略で、ドグマはやがて破滅への道を歩き始めることに…。
■Kis-My-Ft2宮田俊哉 インタビュー
――原作には登場しないドラマオリジナルの「神崎ドグマ」という役が来たときの感想を教えてください。
マネージャーさんからドラマのオファーの話があって、「やろうよ! やろうよ! どんな役?」と聞いたら、「えっ!? どういうこと? まずドグマってなんだ?」という感じでした。――現場の雰囲気はいかがですか?
宮田:僕はひとりのシーンがわりと多くて、美智留に会ったのは一日だけでした。そのときにやっと人と話せると思いましたね(笑)。ドラマ内の『言論クラッシュ』という番組のシーンは、本当にセリフの数が多すぎて人と話す余裕がなかったので、美智留に会ったときはとてもうれしかったですね。すごく雰囲気のいい素敵な現場でした。――主演の内田理央さんの印象を教えてください。
宮田:誰にでも気さくに話しかけてくれる天真爛漫な方だと思いました。空き時間にもいろいろと話しかけてくれて「今、何のアニメが面白いですか?」とかアニメの話もしましたね。――配信討論番組『言論クラッシュ』でカルト的な人気を誇る出演者・神崎ドグマという役どころについて
宮田:普段、爽やかなキャラクターを演じることが多くて、これまで討論する役というのは経験したことがなかったので、とても面白そうだと思いました。同時に、この作品を経験することで芝居の幅が広くなる挑戦だ! という思いが湧いてきました。――経験したことがない役ということですが、役作りで苦労したことがあれば教えてください。
宮田:ドグマが社会に対してすごく不満を持っているところなど、共感できるところはあまりなかったので、役作りをするうえで少し苦労しましたね。ちょうど台本を読んでいるときに、都知事選をやっているタイミングだったので、役作りのためにいつもより政治に関してアンテナを高く張っていたと思いますね。またドグマは、どういう人間なのかと考えたときに満たされていないほうがいいなと思って、満たされていない感じを出すために腹ペコでやってみたりしました(笑)。――「神崎ドグマ」を演じるにあたって松木監督とはどんな話をされましたか?
宮田:討論するシーンでリハーサルをしたときに、自分が最初に持っていた役のイメージで大丈夫だと。ただ、もう少し感情がないほうがいいかもしれないね、というような話はしました。――撮影がスタートし、実際に役を演じてみてどのように感じましたか?
宮田:討論番組の討論シーンで岡崎万梨阿(福室莉音)と対面して芝居をしているときに、「ドグマ、そんなに言う? 言い過ぎじゃないか?」と思う自分がいました。台本を読んでいるときにはわからなかったのですが、実際に万梨阿の顔を見たら(そこまで言って)本当に申し訳ないと思ってしまいました。一方で、ドグマはそういう役なので、いい感じに演じることができたとも思いました。――ご自身とドグマの似ているところはありますか? またドグマの言葉に共感できるところはありますか?
宮田:似ているところはまったくないですね(笑)。普段の宮田俊哉と結びつかないから、面白かったというところもあるのかなと思います。政治家や権力者のスキャンダルならまだしも、岡崎万梨阿の件はやりすぎじゃないかと美智留に抗議できるあたりは、まだドグマを愛せるなと思いました。ちゃんと言ってはいけないラインというのがドグマの中にもあってうれしかったですね。――これまでの撮影で印象的なシーンを教えてください。
宮田:包丁を持って走っているシーンですね(笑)。あんなの人生で初めてですよ。包丁を持って街中を走るって(笑)。実はそれが撮影の最初のシーンだったんですよ。思いっきりやってやろうと思って不思議な気持ちになりました。ヤバイことをしているけど、ドグマはそういう気持ちなんだよなと思っていました。――ドグマには「まさに、自業自得ですね」という決め台詞がありますが、宮田さんが自業自得だなと感じた出来事はありますか?
宮田:いっぱいありますね(笑)。昔、小さい頃、自転車で両手離しができてとてもうれしかったんですよ。それでブランコに乗って立ちこぎをしているときに、両手離しができたらかっこいいなと思って、両手を離した瞬間に転んで指の骨が折れたという…。あれは自業自得だったと思います(笑)。――今作には様々な欲望を持った人物が登場しますが、宮田さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。
宮田:僕はやりたいことが多くて、今年は小説を書きました。そもそも大好きなアニメを作りたいという想いがありまして、じゃあ何が必要なんだろうと逆算して考えたときに、原作が必要だと思って小説を書き始めたんです。そこに向かって小説を書き上げることはとても大変でした。自分が叶えたい夢に対しての欲望はかなり強いかもしれないです。もしアニメ化されたら原作をリスペクトしてくれる制作スタッフに任せますね。でも声優を選べる権利があったら、このキャラにはこの声優、ということはやってみたいですね。普段Kis-My-Ft2で活動していますが、グループでしかできないこと、ひとりでしかできないことがあって同時に2つの夢を追っているというところはあります。――最後に宮田さんから見たこの作品の見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。
宮田:まずは狂わされていく人々を見て楽しんでほしいですね。美智留の何に狂わされているんだろう? というところも考えながら観てくれたらより深く楽しめると思います。もしかしたらドラマを観ている方も美智留に狂わされていくかもしれない。それくらい没入して観てくれたらうれしいですね。それと奇妙な男ですが、神崎ドグマにも注目してください!
番組情報
東海テレビ・フジテレビ系『嗤う淑女』
08/17(土)23:40〜24:35 ※第4話
出演:内田理央 松井玲奈
内藤秀一郎 / 小島藤子 青木さやか 宮田俊哉 円井わん 武田航平 前田拳太郎 袴田吉彦 / 大東駿介
原作:「嗤う淑女」中山七里(実業之日本社文庫)
脚本:泉澤陽子 継田淳
主題歌:「Heaven」琴音(ビクターエンタテインメント)
オープニング曲:「BLEEDING」HYDE(ユニバーサル ミュージック)
ドラマ『嗤う淑女』番組サイト
https://www.tokai-tv.com/waraushukujo/