■「余計な演出はおさえ、極力CGを使わず、代わりにカメラやレンズや機材は良い物を選び、稲葉濃度100%のMVになったと思います」(品川ヒロシ)
稲葉浩志(B’z)のニューアルバム『只者』より、品川ヒロシが監督を務めた「Chateau Blanc」のMVが解禁となった。
6月26日に10年ぶりとなるソロアルバム『只者』をリリースした稲葉浩志。直近ではサッカー元日本代表の中田英寿と対談を実施するなど、意外なタッグを披露し話題となったが、またあらたに異ジャンルの組み合わせが実現した。
今回タッグを組んだのは、お笑いコンビ・品川庄司で活躍、作家や映画監督としても注目される品川ヒロシ。
MVを制作するにあたり、品川の自由な発想を求め、『只者』の楽曲をすべて聴いてもらい、「Chateau Blanc」を品川自ら選曲。稲葉から「Chateau Blanc」がカップルの“ケンカ”がモチーフであることを聞いた品川は、劇中にも登場するカップルのケンカを悲観的なものではなく、自身の得意分野のひとつでもあるアクションに準え、俳優の倉悠貴、俳優で空手家、さらには看護師でもある長野じゅりあを抜擢し、独創的でありながらハッピーエンドで終えるシーンを描き上げた。
一方、稲葉の歌唱シーンについては、品川の「稲葉さんに余計な飾りは必要ない」との言葉どおり、歌詞から浮かび上がる世界観をシンプルに澱みなく、美しく表現。言葉にすると対極的なイメージも、映像として視覚的に観るとひとつの作品として見事に昇華されている。
これも稲葉浩志がソロ活動に於いて大切にしている言葉「en(エン)」にある、人と人とをつなぐ“縁”で生まれたケミストリーと言えるだろう。
品川が手掛けた「Chateau Blanc」MVは、その一部が、現在開催中の全国ツアー『Koshi Inaba LIVE 2024 ~enIV~』の、7月20日Kアリーナ横浜公演より先行公開中。ステージで披露される「Chateau Blanc」のライブ感を凌駕することなく、本来の演出にさらに澄み切った透明感をもたせるような、華やかさと麗しさを添えている。
さらに、7月25日にオープンした「Shibuya Sakura Stage」の3Fイベントスペース周辺のビジョンにて、「Chateau Blanc」MVと『只者』のスポット映像、『Koshi Inaba LIVE 2023 ~en3.5~』のダイジェスト映像がオンエア。3Fイベントスペース「BLOOM GATE」ZONE A/Bでは、ソファに座ってMVを視聴することも可能だ(入場無料)。ぜひ足を運んでみよう。
■品川ヒロシ コメント
もう何十年も誰もが認めるトップアーティストであり、LIVEでのパフォーマンスは激しく、トップアスリートでもある稲葉浩志さんのMVを撮らせてもらえる日が来るとは全く思っていませんでした。
今回のお話をいただいた時も本当に驚きました。プレッシャーはありましたが、逆に言えばトップアーティストの稲葉さんなんだから、『格好良くならないはずがない』と腹をくくりました。
本当に格好良い人は無地の白いTシャツでも格好いい。だけど糸と生地にこだわっているそんなイメージです。
最高の稲葉浩志さんだからこそ、余計な演出はおさえ、極力CGを使わず、代わりにカメラやレンズや機材は良い物を選び、稲葉濃度100%のMVになったと思います。
ファンのみなさんに喜んでもらえたら、僕も嬉しいです。
リリース情報
2024.06.26 ON SALE
ALBUM『只者』
Shibuya Sakura Stage 公式サイト
https://www.shibuya-sakura-stage.com/
稲葉浩志 OFFICIAL SITE
https://en-zine.jp/pc/index.html