■「音楽的な衝動と哀愁が詰まった菅田くんらしい素敵なアルバムだなって思いました」(石崎ひゅーい)
菅田将暉が7月3日にリリースした3rdアルバム『SPIN』に参加したアーティストからのコメント第2弾が到着した。
菅田と共に数多の名曲を生み出し、今作でも「サディスティックに生きなくちゃ」を制作した石崎ひゅーい、バンドメンバーでフジテレビ系2024アスリート応援ソング「くじら」の編曲に参加した井上惇志(showmore)、「スモア」を制作した小野雄大、菅田の音楽活動初期から演奏、制作面を支え、日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』主題歌「ユアーズ」の制作に携わったKohei Shimizu、「Magic Hour」を編曲したShin Sakiura、これまでもコラボを重ね、TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第2クールオープニングテーマ「るろうの形代」を提供した谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)、アルバムのために「二つの彗星」を書き下ろした甫木元空(Bialystocks Vo/Gu)、計7名からのコメント。
すでに全曲を聴いた人も、このコメントと併せて改めて『SPIN』の世界観を感じてみよう。
■石崎ひゅーい コメント
※M8「サディスティックに生きなくちゃ」 作詞・作曲
菅田くんとの曲作りはだいたい同時にご飯も作ります。「さよならエレジー」の時はもつ鍋でした。
ぐつぐつのもつ鍋を真っ白なカーペットにこぼしてしまい、カーペットを捨てるハメになりました。
それに対し、今回の「サディスティックに生きなくちゃ」は昆布締めでした。
昆布締めにする魚を見つける為にスーパーを2軒回りました。が目当ての魚が無く、閉店間際の3軒目でやっと見つけた鯛と甘エビを菅田くんが昆布締めにしてくれました。美味しかったです。
今回の曲作りやレコーディングで菅田くんバンドの一員になれたような気持ちで嬉しかったです。
修大くんのエキゾチックなアレンジもとても素敵。また一つ良い思い出ができました。音楽的な衝動と哀愁が詰まった菅田くんらしい素敵なアルバムだなって思いました。これまでいろんな歌を一緒に作ったり、歌ったりさせてもらいながら沢山素敵な瞬間を共有させてもらって来ましたが、この一枚を聴くと、菅田くんが思い描く桃源郷にコロコロと、くるくると辿り着く為の旅をさせてもらっているみたいで、嬉しくなります。「サディスティックに生きなくちゃ」よろしくお願いします。
■井上惇志(showmore) コメント
※M2「くじら」 編曲
曲作りというのは大体がいつも険しく長い登山のようだけれど、
ごく稀にすべての歯車が噛み合ってするりと名曲が産まれることもある。
「くじら」がまさしくそうだったんじゃないかな。夏を目前にしたある日の夜、牧とタイヘイと渋谷に集まった。
タイヘイとは学生時代から数えて15年の仲になるし、牧とも仕事にプライベートに会わない週が無いくらいの無二の友人だが、3人で会うのはこの日が初めてだった。
たっぷり飲み交わし、語らい、勢いそのまま缶チューハイ片手に深夜のスタジオに雪崩れ込み、初めてみんなで音を出してみたら拍子抜けするくらいあっという間に形になってしまった。そこに菅田くんが「くじら」という言葉を、まるで命を吹き込むかのように紡いでくれて、奇跡のようなひと夏が出来上がった。菅田くんのまっすぐな歌に向き合うように、まっすぐな気持ちでピアノを弾いた。
どこまでもまっすぐな音たちをたくさんの人に受け取ってもらえたら嬉しいなと思う。
■小野雄大 コメント
※M11「スモア」 作詞・作曲・編曲
菅田将暉の音楽へのこだわりを感じる13曲! いちミュージックラバーとして楽しんで聴きました。自分も「スモア」共作で参加し本人のひたむきな姿勢にK.O。「こんなのあるよ」「やべー!」「これどう?」「めっちゃいい!」とまるではじめてスタジオに入ったバンドのように青い時間を過ごしました。
ことばの質感に特にこだわって、ふたりで話し合って組み上げたこの歌詞を、ぜひ口に出して確かめてみてください!
アルバム発売ほんとうにおめでとうございます! 悲しい時も、楽しい時も、あらゆる場面で寄り添ってくれるこの1枚がたくさんの人の胸を貫かんことを! この縁を繋いでくれ、素晴らしい編曲をしてくれたタイヘイもありがとう!■Kohei Shimizu コメント
※M7「ユアーズ」 作詞・作曲
夜、小雨の降る撮影スタジオのベンチで歌詞の世界観を話し合ったり、
夜な夜なふたりぼくの自宅で楽曲アレンジを練り耽ったり、
様々瞼に浮かぶ光景はありますが1番鮮明に、最初に浮かんだのは歌詞を悩みに悩んで、
これはもう出口なんてないんじゃないのかと蠢きながらふたりスタジオの外、
コンクリートの地べたに寝転んだその時見えた建物のスキマから覗いてた、
うそみたいに透き通った青空でした。
「ユアーズ」みたいに救いのある瞬間でした。音楽家 菅田将暉が色濃く映し出されたように感じられた素晴らしいこのアルバムは、
きっと常に変化し、転回し、自由に音楽の旅を続けていくのだろうなあ、その軌跡と展望が楽しみでならないなあ、
と髄まで感じさせる不滅の標にみえました。
本当にアルバムリリースおめでとう!
これからも将暉の美しく自由な揺蕩いを楽しませてもらいます!■Shin Sakiura コメント
※M10「Magic Hour」 編曲
3rd Album『SPIN』リリースおめでとうございます。いちリスナーとして普段から聴かせていただいていて、オファーいただいたとき本当にうれしかったです!
菅田君が歌うデモを初めて聞いた時の衝撃が忘れられず、それに導かれるような感覚でアレンジを進めていきました。
レコーディング時も、歌に乗っているパワーや情緒の豊かさが段違いで、ピッチやタイミングがあっている云々とは全く違う次元の圧倒的な歌声に感動しました。
実は世代も近く、地元が同じということもあって、ローカルトークができたのも楽しかったです。
「Magic Hour」、自信を持って言える最高の楽曲です。楽しんでいただけたら嬉しいです。
本当にありがとうございました!■谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ) コメント
※M3「るろうの形代」 作詞
菅田くんと話していると、何故か懐かしい気持ちになったのです。社会に出ていくほんの直前、期待と自信と不安と扱いきれない自分の欲望入り混じった感情が掘り起こされたような気分になりました。
要するに、菅田くんから澄みきった感性を感じたんです。
そんな自分が感じた気持ちが『るろうに剣心』の主人公とリンクしました。
誰かが新時代を迎えられるのなら、と自分を犠牲にして戦う姿と重なったのです。
怖いけれど、すべての始まりであるような「命生み出していく夜の海」に飛び込んでいくこと。
それはたった一歩踏み出すことだったりするのかも知れない、と改めて思ったのです。
菅田くん今回は本当にお誘いありがとう。スカパラに詞曲、演奏を任せて頂いたこと、感謝に堪えません。
こんな色とりどりの曲たちを全てリアリティーを以て自分のものにすることが出来るんですね。びっくりしました。
役者さんですから、様々な作品で様々な役柄を演じるわけですし当然のことなのでしょうが、歌うことは、役者さんよりも軸足が現実世界をしっかりと踏みしめている必要があると思います。
菅田くんは今の世の中、この大変な時代をしっかりと見極めて、確実に歩んでいっているということが良く分かりました。
俺も菅田くんから学んで行きたいと思います。
『SPIN』最高のアルバムです。
■甫木元空(Bialystocks Vo/Gu) コメント
※M1「二つの彗星」 作詞・作曲
今回Bialystocksでもベースを弾いてくれている越智俊介さんに誘ってもらい、自分の恩師青山真治監督と菅田くんとの縁も重なり「二つの彗星」の楽曲提供という形でアルバムに参加させてもらいました。
彗星は宇宙を滑る中で綺麗な正円を描く者もいれば、歪な楕円を描く者も、軌道から突然外れてどこかへ飛び出してしまう者も様々です。地球でも宇宙でも起きてる事は大して変わらないのが面白い、別れがあれば出会いがある様に影が落ちればその分光が差す。オセロの様にコロコロ公転する日々で、どんな図形を描いても面白がってくれる菅田くんに甘えさせてもらいながら、西田修大さん、タイヘイさん、みんなでワイワイ曲を制作する事ができた贅沢な時間でした。アルバムを締める「もののあはれ」の冒頭“気が向いたらまた会いに行くよ”という歌詞が全てを軽くしてくれる。平安時代より遥か昔から令和まで、変わらない人間の想いが詰め込まれている『SPIN』。
月も太陽も遅延した光を地球から見ている僕ら、常に過去の光を見て何かを想うみたいです。映画も音楽もフランケンシュタインを作り出す様に、つぎはぎの過去を組み合わせて電気を通して蘇らせて、笑ったり泣いたり怒ったり。
つぎはぎの光の中からこちらを時折見つめる菅田くんの瞳や声は、過去も未来も1人で背負い込みながら肯定してくれる。物作りの中で菅田くんが背負っているものを少しでも支える何者かになれたなら嬉しいです。13通りのダンスがどんな図形を描いてどこに不時着するのか、1リスナーとしてとても楽しみにしてます。
リリース情報
2024.06.28 ON SALE
DIGITAL SINGLE「くじら」
2024.07.03 ON SALE
ALBUM『SPIN』
菅田将暉 OFFICIAL SITE
https://sudamasaki-music.com/