■「描いて」では「音やメロディ、歌詞にいたるまで、自分の自然体が出せた」(ササノマリイ)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed Music』。6月はビートメイカー/プロデューサー/シンガーソングライターのササノマリイが担当MCとして登場。6月16日の放送では、6月12日に配信リリースされたばかりの新曲「描いて」をレコメンドした。
「お聴きいただいているのは、6月12日に配信リリースされた新曲『描いて』です」と、自身の曲紹介で始まったこの日。
「この曲は、数々の名作アニメを手がけてきた、“studioぴえろ”の45周年記念PVのために書き下ろしをさせていただきました。スタジオぴえろといえば、『うる星やつら』や『魔法少女シリーズ』、『NARUTO』など、名だたる作品たちを手掛けてきたアニメ制作会社さんです」と楽曲制作の背景について説明すると、「しかし45周年ってすごいですね。僕が生まれる前からすでにあって、生まれた頃にはstudioぴえろの作品を見てるわけですからね」と感心したササノマリイ。
「『ぴえろ45周年記念PV』では、僕自身が人生においてかなり影響を受けた曲が、studioぴえろ作品のアニメEDテーマだったというのをあらためて知ることができて。『気づかないうちに(studioぴえろ作品の)お世話になってるんだな』と思わされた作品にもなりました」と、今作を通じて自身の音楽ルーツも再確認できたことをしみじみ語った。
楽曲誕生の経緯については、「そんなstudioぴえろの歴史をイメージしながら制作した『描いて』。PVのはじまりで絵コンテがパラパラめくれるところから、作品の世界が広がっていくというのを想像して。目まぐるしく何重にも重なっている歴史をたどっていく感覚を音にしたいと思って作りました」と明かし、「サウンドに関しては、郷愁感や暖かい印象を感じる音を作るのが大好きな僕らしい楽曲になったかな、と。音やメロディ、歌詞にいたるまで、自分の自然体が出せたと思っています」と、完成した曲を自己分析。
さらに「studioぴえろの45周年記念PVに沿った曲作りというのが、自分の持つカラーとうまくマッチして、懐かしさを感じるサウンドにできたのかな?」と解説した。
そして楽曲のテーマが「絵が描けるようになりたかった少年時代」であることを語り始めたササノマリイ。
「僕自身、音楽を作りながらも、絵を描くのが好きだったんです。でも不器用なので思った通りに手が動かなくて、キレイな丸すらまともに描けなかった。そんな、描きたいけど描けないという思いがずっとあったことを思い出しながら、今回アニメの歴史に関わらせてもらえたことへのありがたさも感じました」と楽曲に込めた想いを語った。
ササノマリイのリリースやライブ情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
『誰だってNeed Music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフラーナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
6月16日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
ササノマリイ オフィシャルサイト
https://sasanomaly.com/