■「『窮鼠』は、SixTONESの森本慎太郎さん演じるドラマの主人公に寄り添いながら、ドラマに映える曲にすることを考えた」(ササノマリイ)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed Music』。6月はビートメイカー/プロデューサー/シンガーソングライターのササノマリイが担当MCとして登場。6月2日の放送では、5月4日に配信リリースされたシングル「窮鼠」をレコメンドした。
「お聴きいただいているのは、先月配信リリースされた新曲『窮鼠』です」と、自身の曲紹介で始まったこの日。
まずは「僕の曲を初めて聴いたという方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をさせていただきます」と告げ、「メインではシンガーソングライターという肩書きで活動しつつ、他のアーティストの方のプロデュースや編曲、楽曲提供をさせていただいたり。ビートメーカーという形でトラック曲の提供とか、バンドの活動もしております」と、初めましてのリスナーに自己紹介したササノマリイ。
続いて、「いま聴いていただいてる曲「窮鼠」なんですけれども。日テレ系のTVドラマ『街並み照らすヤツら』の主題歌として、書き下ろしをさせていただいた曲になっております。ありがとうございます!」と楽曲を紹介し、「この曲は、ドラマの設定や情報をもらって『これは挑戦しがいがあるぞ!』と思い、可能な限りやれることを詰め込みました。『こういう形でどうですかね!?』っていうアイデアをいっぱい試して、最終的に皆さんに聞いていただいているこの曲になっております」と制作のエピソードを話す。
「今回、“得意不得意と越えたい壁”というのが自分のなかでのテーマでした。ドラマ制作の方からのリクエストが、これまでの自分があまりやったことのない曲調だったので『どこまで期待に添いつつ、自分らしさを出せるかな?』みたいなところで試行錯誤しまくって。最終的にあの歌詞、あのメロディにたどり着きました」と楽曲制作の経緯を語ったササノ。
「僕自身、主人公の抱えてる境遇だったり、作品に寄り添うっていうことを大切にしたくて。それをいかに主題歌として表現できるか、すごく悩みました」と制作時の苦悩を語り、「SixTONESの森本慎太郎さん演じる主人公に寄り添いながらも負けない、ドラマに映える曲にするにはどうしたらいいかを考えて。一番大事なのはドラマなんですけど、邪魔しないながらも印象に残る歌詞やメロディにしたくて、極限まで挑んだ曲です」と解説した。
「今までの自分がやったことのない曲調ですけれど、ひとつ挙げるなら『共感覚おばけ』って曲がありまして。それを、より洗練させていったらどうなるかな? というのと、ドラマ側からいただいたイメージのすり合わせでできた楽曲です」と説明し、「激しい曲って聴くのは大好きなんですけど、いざ作るとなると、自分にはない要素が多くて。力強く歌いたい、力強い曲を作りたいって気持ちと、自然に出せる音にギャップを感じていたのですが、今回でそれを一段超えるための挑戦ができたかな?」と自己分析。
サウンド面に関しては、「電子音テイストが強い感じながら、ピアノもバシバシと叩くスタイルで挑戦してみました」と話し、「これまでの僕の曲を知ってる人には、そういった違いを楽しんでいただいて。初めてササノマリイを知っていただいた方には、『こういう曲作るんだ。ほかの曲どうなんだろう?』と思っていただけたら」とレコメンド。「そんな『窮鼠』をぜひチェックしてください」と番組を締めた。
ササノマリイのリリースやライブ情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
『誰だってNeed Music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフラーナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
6月2日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
ササノマリイ オフィシャルサイト
https://sasanomaly.com/