■「練習は何もしなかったです。ドラムがすごく上手だったら五十嵐太一としておかしいだろうと思って、練習ゼロで行きました」(Aぇ! group佐野晶哉)
佐野晶哉(Aぇ! group)が出演する映画『明日を綴る写真館』(6月7日全国公開)にて、佐野のドラム演奏シーンの場面写真とメイキング写真が解禁された。
本作は、あるた梨沙による同名漫画を原作に、秋山純が監督を務め映画化し、60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える平泉成が満を持して初主演を飾る。相手役には、5月15日にCDデビューを控えエンタメ界の注目を集めるAぇ! groupの佐野晶哉を抜擢。さらに佐藤浩市・吉瀬美智子・高橋克典・田中健・美保純・赤井英和・黒木瞳・市毛良枝ら錚々たる豪華俳優陣が集結した。
本作で佐野晶哉が演じたのは、フォトコンテストで3年連続グランプリを受賞し、各所からのオファーも止まない気鋭のカメラマン・太一。しかし、1枚の写真をきっかけに、さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島(平泉成)に弟子入りする。ともに働き、鮫島の写真家としての想いや、鮫島写真館で訪れる人々の“想い残し”に触れるうちに、自分自身にも長い間抱えている“想い残し”があることに気づいていく。
そんな太一が、母・冴絵(黒木瞳)の勤める結婚式場でドラムを演奏するシーンがある。実はこのシーン、台本にはなく、秋山純監督から撮影1週間前に提案された演出だった。細かい指示やセリフはなく、佐野も「練習は何もしなかったです。ドラムがすごく上手だったら五十嵐太一としておかしいだろうと思って、練習ゼロで行きました。太一はドラムを触るのが久しぶりだろうと思い、それぐらいの軽い感じでいきました」とアドリブに近い形で撮影されたと明かす。
そんなドラム演奏と演技に応えるように平泉のアドリブ演技も飛び出し、そのシーンは最高潮のムードの中、撮影された。平泉は「佐野君は伸びやか。ダンスも音楽も、芝居もできる。その先にまだ何があるのかわかりませんけど、素晴らしいものを沢山もっている」と58歳年下の俳優・佐野晶哉に大絶賛の言葉を贈っている。
今回解禁されたのは、そんな、佐野晶哉が練習ゼロで挑んだドラム演奏シーンの写真だ。Aぇ! groupのライブでも、メンバーやファンとの一体感やグルーブ感が「最高だ!」と語る佐野。このシーンの撮影もそのライブでの高揚感に近い感覚だったという。撮影現場の楽しさが存分に伝わってくる佐野の笑顔弾けるショットとなっている。
映画情報
『明日を綴る写真館』
6月7日(金)全国公開
出演:平泉 成
佐野晶哉(Aぇ! group)
嘉島 陸 咲貴 田中洸希 吉田 玲 林田岬優
佐藤浩市 吉瀬美智子 高橋克典 田中 健 美保 純 赤井英和
黒木 瞳 / 市毛良枝
配給:アスミック・エース
(C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA
【ストーリー】
さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)。彼の写真に心を奪われた気鋭カメラマン・太一(佐野晶哉)は華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも、目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する――。
映画サイト
https://ashita-shashinkan-movie.asmik-ace.co.jp/
Aぇ! group OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/157