■SUPER BEAVERが出演した『with MUSIC 2時間生放送スペシャル』は、4月27日19時55分までTVerにて期間限定で見逃し配信中!
4月20日19時から日本テレビで『with MUSIC 2時間生放送スペシャル』が放送された。この日はINI、[Alexandros]、生田絵梨花、WEST.、Aぇ! group、SUPER BEAVER、NARITA THOMAS SIMPSON、FRUITS ZIPPER、マルシィ、山崎育三郎が登場。ここでは、SUPER BEAVERの出演時の様子を紹介する。
ボーカルの渋谷龍太は以前、『news zero』のコメンテーターとして出演していたこともあり、MCの有働由美子とは浅からぬ縁がある。当時の渋谷について有働が「芯を食った意見を臆せずに発する姿に惚れ惚れしました」と振り返ると、渋谷も「そうおっしゃっていただけると報われます! 有難うございます」とにっこり。
『news zero』での渋谷の印象しか知らない有働は「今日は、アーティストとしての渋谷さんのパフォーマンスを楽しみにしております!」と、満面の笑み。プレッシャーを感じたのか渋谷は「こっち(歌)が本業なのでしっかり頑張ります」と笑顔で返した。
まず披露したのは、映画『東京リベンジャーズ』の主題歌として書き下ろした「名前を呼ぶよ」。パフォーマンスを観た有働が開口一番、「かっこいいパフォーマンスでしたね!」と感嘆の声を漏らすと、アーティストナビゲーターの松下洸平も「本当に最高ですね! これだけのボーカルの強さと熱量をもって伝えてくれるので、本当に心に刺さりますね」と、興奮気味に語った。
続いて披露したのは最新曲「切望」。楽曲を制作したギターの柳沢亮太は「非常にSUPER BEAVERらしい曲。これまでの歩みに携わってくださった方、支えていただいた方への感謝の気持ちが凝縮された楽曲です」と紹介。
同曲を作ろうと思ったきっかけについては「コロナ禍を経てようやく皆さんの近くでパフォーマンスをさせていただく機会が増えて、改めて感謝の気持ちが強くなったことが大きいです」と、神妙に語った。
これを受けて、今回は新曲「切望」をより味わって聴いてもらうべく、スタジオを飛び出してロケを敢行。SUPER BEAVERにとっての恩人ふたりに話を聞きに行った。
まず向かったのは、東京・下北沢のライブハウス「CLUB251」。同店の元店長である河崎さんは、彼らをオーディションで初めて見たときから才能を感じ、ステージに立つチャンスを与え続けたSUPER BEAVERを語るうえで欠かせない人物だ。
さっそく番組スタッフが直撃すると、河崎さんは「当時から彼らには特にアドバイスなどはしていなくて、『今日もめちゃよかったよ!』とか、その程度。あと『元の感覚がもどれば絶対に状況はよくなるから色々やってみたら』って、言ったことはあるかな。そのくらいです。いまは国民的なバンドになっていますし、同時に個々が素晴らしい才能をもっているので、個人的にはすごく誇らしい。とにかく、いけるとこまでいってほしいです」と話した。
ここまでは普通のインタビューだが、実はこれ、ドッキリ企画。河崎さんが話している様子をメンバーが隠れてモニタリングをしていたのだ。河崎さんが語り終えた瞬間、渋谷が後ろから驚かすように登場。その瞬間、河崎さんも「わっ!」とびっくり。あまりのリアクションの大きさに、メンバー全員が大爆笑。「まじか(笑)」と、河崎さんも騙されながらもどこかうれしそうだった。
改めてメンバー全員に、グループにとって河崎さんはどんな存在だったか番組スタッフが聞くと、渋谷は「バンドの基盤を作っていただいたと思っています。さっきは『すごくよかったとしか言ってない』みたいなことをおっしゃっていましたが、僕に言わせれば『嘘つけ(笑)!』っていう」と発言。
そして、番組スタッフがおもむろに一枚の写真を渋谷に手渡した。それは、16年前に河崎さんが楽屋でメンバーを撮影したもの。それを見た瞬間、メンバーは「中学生みたい(笑)!」と懐かしそうに眺めていた。そして、16年前と同じポージングで撮影してその場をあとにした。ライブハウスを出ると、待っていたのは1台のバン。インディーズ時代、日本全国を移動していたのと同じタイプの車だ。
後部座席のドアを開けると「なつかしい!」と、絶叫するメンバー。座席の順番など、当時を振り返りつつ車に乗り込んだ。椅子をバンバンとたたきながら「この(硬い)シートに座って東京から福岡まで行くんですよ」と柳沢。
そのまま向かったのは、都立目黒高校。もともとSUPER BEAVERは、目黒高校の先輩&後輩関係だった渋谷、上杉研太(Ba)、柳沢に、柳沢の幼馴染の藤原“35才”広明(Dr)を加え、2005年に結成した。今回は、渋谷と上杉にとって20年ぶりとなる恩師・野中先生との再会だ。
今回も河崎さんのときと同じくドッキリを敢行。メンバーは先生の後ろに停車したバンのなかでモニタリング。まずスタッフが野中先生に当時の渋谷の印象を聞くと「危ないやつですね」。これには後ろでこっそり聞いていたメンバーも大爆笑。ただ他にも理由があり「危ないんですけど、いいやつで、真面目なんです」と懐かしそうに語った。
上杉については「真面目です。しかもいいやつです」ときっぱり。そんな野中先生には、渋谷とのことで忘れられない思い出があるという。そして、カバンのなかから一枚の紙を取り出し、「彼らの卒業後1~2年後だったと思いますが、私に会いに学校へ来てくれたんです。ただそのとき私は不在で会えませんでした。そのときに彼がこれを置いていってくれて。こんなことする子だったかなと思って。めちゃくちゃうれしくて20年間ずっととってあって。私の宝物です」と静かに語った。
後ろにメンバーがいるとは知らず、野中先生がカメラに向かって真面目にコメントをしている最中、例のごとく渋谷が「先生~!」と呼びかけると、野中先生は「ドッキリか!」とびっくり。野中先生の最高のリアクションにメンバーは大盛り上りとなり、渋谷と上杉は野中先生とあつい抱擁を交わした。
「感動しましたよ!」と伝えた渋谷は、「誰よりも真面目に向き合ってくれましたし、子どもではなく、ひとりの人間として接してくれた印象がとても強かった。そういう大人が初めてだったので」と、先ほどとはうって変わって真面目に話した。
これを聞いた野中先生が「おまえ、記憶を美化してないか(笑)」と言うと、渋谷もまんざらではなかった様子。ロケは、温かい空気に包まれながら終了した。
VTRを見終えた渋谷が「本当に泣きそうになっちゃって、耐えるのに大変でした」と本音を漏らすと、「僕もきちゃいました」と松下も静かに語った。。
有働から、20年間置き手紙を持ち続けてくれていたことに触れられると渋谷は「僕らにとって担任の先生は野中先生だけですが、先生にとっては教え子っていっぱいいるわけで。そんななかで僕が何気なく書いた置き手紙をずっと持っていてくださって」と、感極まっていた。
SUPER BEAVERの歌唱パフォーマンス&トークおよび各アーティストのパフォーマンスは、4月27日19時55分まで、TVerにて視聴が可能。
番組情報
日本テレビ『with MUSIC』
毎週土曜 19:56~20:54
MC:有働由美子
アーティストナビゲーター:松下洸平
TVer『with MUSIC 2時間SP』配信URL
https://tver.jp/series/srovpkyy07
『with MUSIC』番組サイト
https://www.ntv.co.jp/withmusic/