■「基本の撮影はシェアハウス内で、どこにも行けないのかなって最初は思ってたんだけど(笑)、水族館に皆でロケに出られたのがうれしくて」(中島健人)
中島健人(Sexy Zone)が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『リビングの松永さん』(毎週火曜 23時~)の第10話が3月11日に放送される。
岩下慶子の同名漫画を原作とするこのドラマは、同じシェアハウスで共同生活をすることになった中島演じる29歳のグラフィックデザイナー松永純と、高橋ひかる(「高」は、はしごだかが正式表記)演じる17歳の女子高生のミーコこと園田美己を軸としたドキドキ年の差ラブコメディ。
3月5日放送の第9話では、シェアハウスで手作りサプライズ結婚式を開催し、あかね(大久保桜子)の門出を祝ったシェアハウスメンバー。その一方で、松永(中島健人)も、凌(藤原大祐)の言葉に刺激され、ある覚悟を決めていた、というストーリーだった。
そしてオンエア後、X(旧Twitter)では「#リビ松みてる」「#リビングの松永さん」のハッシュタグが、トレンド1位、2位を独占するなど話題となった。
3月12日の放送の第10話では、「水族館でWデート! 美己への気持ちを自覚した松永を健太郎(向井康二 / Snow Man)と朝子(黒川智花)がアシスト。そのとき凌(藤原大祐)は…」という、まさに“待ってました! ラブコメ!!”という展開に。
中島は、10話での肝のシーンとなる水族館でのロケについて「ドラマのタイトルが『リビングの松永さん』だから、基本の撮影はシェアハウス内で、どこにも行けないのかなって最初は思ってたんだけど(笑)、水族館にみんなでロケに出られたのがうれしくて。でも、なんと言っても、水族館ロケでいちばん感動したのが、向井康二の振舞い。黒川智花ちゃんと大事なシーンが控えてたんだけど、康二が智花ちゃんに対して、一日中、本当にジェントルな空気感を出していたのに感動した。芝居もめちゃくちゃ良かった。アイツ…いい俳優だなって、かっこいいなって、康二のことを素直に認められたことが自分自身もうれしくて。正直、俺もやっぱりプライドあるから、あんまり認めないんだけど(笑)、人間的にかっこいいって水族館で感じたんだよね」と、しみじみ。
実は9話の放送終わりに流れた次回予告映像で、SNSを中心に話題となっていたのが、向井康二演じる健太郎と、黒川智花演じる朝子との“オトナの恋”の行方。松永と美己の恋をアシストするだけでなく、もうひとつの恋が完全に動き出すのも10話の見どころのひとつだ。
今回のドラマが初めてのラブストーリーへの挑戦となった向井は「前からラブストーリーに出たいと思っていたので初めてを楽しめています。この現場で経験できて、少しはレベルアップできてたらいいなと思います。そのとき、そのときに健太郎が思ったことをやってる感じです。アドリブも結構使ってくださっていてうれしいです。もちろん健太郎として考えてやってはいるけど、俺が演じているから、俺のスパイスも入る(笑)。でも、そのまんまの俺ではないから、探り探りの部分はありますよ。きっと原作での健太郎はボケのキャラクターだと思うんだけど、ドラマではツッコミになってるんだよね(笑)。これば俺のスパイス(笑)。でも、徐々に回を重ねるごとに、“健ちゃん”っぽく、しっくり来ている気はしますけどね。髪型もロン毛にしているけど、いつもの髪型の方が違和感あるって周りからも言われるし、俺も、それわかるし(笑)。健ちゃんが馴染んでいる証拠ということでうれしいです」と、ハニカミ笑顔。
また役作りについては「いつもと違って髪が長い役なので、表情管理には特に気をつけていて。自然な感じで目に力を入れるとかは意識してやっていますね」と明かす。
健太郎はシェアハウスのなかで、空気を読んでメンバーの背中を押す役割の多い役どころだが、「リビングのいちばんの古株やからね。きっと、いろんな人間模様を見てきて、いろんなことをやってきたんだと思う。でも、自分のことに対しては不器用なんだよね。そんな健太郎が、やっと動いた、動けたっていうのが今夜の10話。水族館では、朝子さんを演じる黒川さんとも、より良いシーンになるように話し合って。ラブストーリーは、僕も初めての挑戦で免疫がないのよ。だからファンの皆さんも免疫がないのよね。『観るのが恥ずかしい』『康二くん、ちょっと!』ってなるかもしれないけど、これは俺の大事な仕事やから、“健ちゃん”としてドラマを楽しんでいただけたらうれしいです。俺も大人になってるってことで、成長を見守ってほしいなと思います」と大切に言葉を選びながら思いを伝えた。
一方で黒川は、朝子を演じるうえで大切にしたことについて、「シェアハウスのお姉さんとして、和やかで親しみやすくいたいなと考えていました。ミーコの頼れるお姉さんであり、松永さんにもアドバイスできるしっかり者でもあり、朝子さんがいると物事がスムーズに進むような雰囲気を作れるように心掛けました」とにっこり。
向井については「向井さんは細かいところまで妥協せず、たくさんのアイデアを持って撮影に臨まれていた印象があります。役を離れたときも常に周りへの優しい気遣いをされていて、中島さんとふたりでとても良い雰囲気を作ってくれていました」と話し、「現場への差し入れをご自身で買いに行かれたそうで、忙しいのに本当に優しい方なんだなあと感激しました。また、どんなに朝早くてもゆとりを持って朝食を召し上がるとお話していて、日々の暮らしにも丁寧に向き合っていて、そういった姿勢がお人柄にも表れているのだと感じました」と撮影現場でのエピソードも披露した。
10話の見どころについては、向井は「やっぱりダブルデート。ダブルの旨味がある。純くんと美己ちゃんの恋は、なんかちょっとかわいらしいんですよ。こっちはこっちで深いところにいて、シェアハウス内の恋愛がこじれてくる大事な絶対に見逃してはいけない10話になってると思いますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」とコメント。
黒川は「健太郎と朝子の関係性を作り上げていくために、向井さんとはお互いのイメージを伝え合いました。私から向井さんにイメージを伝えると、なるほど! やってみよう! と私の提案にすぐに反応して表情だったり仕草を試してくださいましたし、逆にこのアプローチはどう? 黒川さんはやりづらくないですか? と向井さんからも常に歩み寄ってくれたので、素敵なやりとりになっていればいいなと思います。監督やプロデューサーともディスカッションを重ねたので、お芝居に真摯に向き合う向井さんが演じたこれまで以上に魅力的な健太郎に、10話以降注目してもらえればと思います」とメッセージを寄せた。
ヒロインの美己を演じる高橋は水族館のシーンについて「松永さんがカワウソの帽子を被っているのがかわいいです。実は、帽子が関係するシーンで本番でアドリブがあって。ちょっとトレンディードラマみたいなシーンになっていて私は好きです(笑)。そして、健太郎さんと朝子さんのシーンは本当にロマンチックです! ときめいちゃいます。きっと、視聴者の皆さんも息をのんでしまうような素敵なシーンになっていると思います。さらに、ふたりが美己の背中を押してくれるシーンもあって、そこも大好きです」とコメント。
10話が放送される3月12日は、中島健人の30歳の誕生日の前日。放送終わりから30分後には30歳になる。中島は「バースデーイブにドラマ放送されます。明日、30歳になります。バースデーイブにはリビングにいるあなたと…」とメッセージ。
さらに、「20代の僕を観ていただける最後のラブストーリーです。ドラマの視聴者の皆さんとともに、大人になれたら…という感覚でドラマの撮影に臨んでいたので、バースデーイブに最高のドラマが放送されてありがたいです。30代は、松永のように強い人間になっていきたいなと思います」と30代に向けての決意を語った。
水族館でのWデートをきっかけに、松永&美己のアオハルな恋と、健太郎と朝子のオトナの恋のふたつが同時に動く『リビングの松永さん』第10話、ぜひお楽しみに。
番組情報
カンテレ・フジテレビ系 火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』
03/12(火)23:00~23:30 ※第10話
出演:中島健人 高橋ひかる 向井康二 藤原大祐 大久保桜子 黒川智花 他
原作:『リビングの松永さん』 著者:岩下慶子(講談社「KCデザート」刊)
脚本:田辺茂範
主題歌:Sexy Zone「puzzle」
ドラマ『リビングの松永さん』番組サイト
https://www.ktv.jp/matsunagasan/