■「9話は、すごく安心する回で、めっちゃ好き。全12話放送の『リビングの松永さん』のなかで9話だけ、ちょっと異質なんですよね」(中島健人)
中島健人(Sexy Zone)が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『リビングの松永さん』(毎週火曜23時~)の第9話が3月5日に放送される。
岩下慶子の同名漫画を原作とするこのドラマは、同じシェアハウスで共同生活をすることになった中島が演じる29歳のグラフィックデザイナー松永純と、高橋ひかる(「高」は、はしごだかが正式表記)演じる17歳の女子高生のミーコこと園田美己を軸としたドキドキ年の差ラブコメディ。
2月27放送の第8話では、松永(中島健人)の元カノで担任教師の夏未(若月佑美)から「まだ純が好き」と宣戦布告された美己(高橋ひかる)。
さらに凌(藤原大祐)からも「松永さんには、ハッキリ『好き』って言葉にしないと伝わらない」とアドバイスを受け、恋の悩みが深まるなか、美己は祖母が手術を受けることを知り動揺する。
これを知った松永は「ミーコのほうが大事と思ったから」と美己の不安を拭うために、和歌山まで夜通しで車を走らせる。仕事よりも自分を優先してくれたと知り、松永への思いが溢れてしまった美己は、思わず「私、松永さんが好き…」と泣きながら告白してしまう。
そして、3月5日放送の第9話では、恋の三角関係がヒートアップ。美己の告白に、松永と凌は…。さらに、あかね(大久保桜子)も恋人にプロポーズされ、恋模様が入り乱れる波乱の展開に。
中島は、9話について「出会いと別れの春。恋の風を吹かすのは誰だ!? 松永、気持ち固めました」と、今後の展開をにおわす意味深なコメント。
「9話は、すごく安心する回で、めっちゃ好き。全12話放送の『リビングの松永さん』のなかで9話だけ、ちょっと異質なんですよね。シェアハウスって、ほんとに出会いと別れの場所なんだよね。永遠ってないのよ。ずっとってないんだよね。9話は、出会いと別れの春を感じられるエピソード。シェアハウスならではの手作りの結婚式。正直、最初はシェアハウスには住めないな…と思っていたけど、こんな優しい人たちがいるシェアハウスだったら住みたいよね」と笑顔。
ドラマでも描がれる出会いと別れの春。これまでも多くの作品で主演し、『リビングの松永さん』の座長も凛と務めてきた中島に改めて“座長”の意識について聞くと、「自分にとっての大切な時期をこのドラマで過ごして、この現場を特別に感じています。今までは、“座長”は“周りに頼らない自分”っていうのを正解だと捉えていたけど…僕は、今は、その真逆です。どっちかっていうと、みんなに頼るし、自分ひとりで無理して何かをやり遂げるとかはもうやらない。やっぱり周りにちゃんと頼ることが、今の時代のリーダー像なんじゃないかなってすごく思います」と、かみしめるように語った。
しかし、すぐさま「鼻炎がひどいときは向井康二が鼻炎の薬をくれるので、康二も一応助けてくれます」と笑い、「結局、この現場の皆の人柄の良さが僕を明るい人間にしてくれているので、この現場に入れたことが、本当にラッキーでしたね。なんの質問でしたっけ?(笑)」と、オチャメで謙虚な素顔をのぞかせた。
ヒロインの美己が8話の終わりで松永に告白してからの9話となるが、美己を演じる高橋は「美己って、結構大人だなって思うんですよ。松永さんのことを思って、自分よりもあなたが大事だから、私はあなた自身のことを大切にしてほしいんだっていうことを言えるのが、本当にすごいなって、大人だなって思いますね。でも、感情として表に出しちゃっているのは幼いところだなとも思いますけども(笑)」と美己を分析。
また、9話は大久保桜子が演じる、カレー屋でアルバイトしていること以外は生活スタイルが謎な服部あかねのフィーチャー回。
大久保は「結婚式があって、シェアハウスを卒業するシーンがあるっていうのは、最初の衣装合わせのときに聞いていたので、なるべくそのシーンをより盛り上げるために、どういう子なのか掴めないっていう謎のキャラではありたいなって思って、ずっと臨んできました。まさかこの子に彼氏が! とか、まさかこの子が結婚するんだ! とか、そういう想像ができないように、なるべく真逆の方向に走っていこうとは思ってました。計算して、全部仕掛けてました!」とニヤリ。
ウェディング姿で撮影に臨み、「実は私、撮影が始まる前にセットをちょっとだけ見てしまって。あまりにステキすぎて、この手作り感いっぱいの結婚式っていうのが、よりグッときましたね。このシェアハウスを出ていくって、卒業するってときに、もちろん結婚は、あかねちゃんとしては幸せなことなんですけど、現場でも仲良かったぶん、自分がほんとに卒業するわけじゃないのにすごく悲しい気持ちになって。それぐらい、あかねちゃんも私自身も、このシェアハウスにいた事実が楽しかったんだなって、改めて自分でも思った時間でした」と話した。
あかねの恋人を演じるのは、加藤諒。加藤は出演決定について「とてもうれしかったです!! 放送を観ていてキュンキュンしてましたし、シェアハウスの皆様がとても魅力的だったので、『シェアハウス365に行けるんだ』と楽しみにしてました!」と満面の笑顔で語り、「原作の岩下慶子先生の描くサンジェのリスペクトを忘れずに“心”の部分を大事に演じたいなと思いました。そうすることであかねとサンジェのふたりがかわいらしい夫婦だなと思っていただけたらいいなと思います」とコメント。
そして、「中島健人君が5年ぶり、高橋ひかるちゃんと向井康二君が2年ぶり、黒川智花ちゃんは…20年ぶりの共演だったのですが、『2ヵ月間くらいいた?』と言われるくらい馴染めました(笑)。高橋ひかるちゃんとバランスゲームを現場でやったんですけど、シェアハウスのみんながビックリするくらい高く積み上げていました!」と撮影現場の雰囲気やエピソードを披露。
また、大久保は「私…実は…加藤諒さんが、もともとすごく個人的に大好きな俳優さんだったので、いつかお会いしてみたいなって思ってて。まさかこんな形で、彼氏の役として会えるとは思ってなかったので、すごく個人的にテンションが上がっていたんです」と、いきなり告白。
プロデューサーから恋人役は加藤諒だと告げられたときには「そうなんですね」とクールに平常心で答えていた大久保を目撃していた宣伝スタッフがツッコむと、「実は、聞いたときにうれしすぎて喜びが爆発して大興奮してたんですけど、必死で隠してました(笑)。結婚式の撮影中も、あり得ないほど感動して…終わって、つい言っちゃいました(笑)」とニッコリ。
このことを聞いた加藤は「え、そんなに爆発されていたんですか!? 盛ってないですか!?(笑)。また共演できたときには、どのくらいファンなのかを聞いてみたいです!(笑)。撮影では、ふたりで小走りしてシェアハウスに入るシーンのときに、僕が玄関に咲いていた薔薇の棘に引っかってしまったことがあったんですけど、それをふたりで爆笑したり、桜子さんが『ここのお芝居こうしませんか』と提案してくださったりして、とても頼もしかったので、あかね役が桜子さんで本当によかったと思いました」と、こちらもニッコリ。
そして「『リビングの松永さん』第9話は心温まるエピソードかつ終盤に向けての大事なエピソードになっていると思います。本当に出演者の皆様が繊細なお芝居をされているので、表情、特に眼、そして台詞から伝わる内面にも注目して観ていただきたいです。加藤諒版サンジェも愛していただけますように」とメッセージを寄せた。
そんな9話の見どころについて高橋は「あかねさんがプロポーズされたって聞いて、美己は起きることに全力で向き合うので、お祝いしたいっていう気持ちで一生懸命です。将来、美己が自分のやりたいことへの指標を見つけられるような回にもなっているので、全力で結婚式の準備を楽しみました。あかねさんがこれまで見せなかった表情を見せてくれたから、私もすごくトキメキましたね。花嫁さんのウェディングドレスの力ってすごいなと思ってましたけど、着替えた途端に、もちろん大久保さんのお芝居のすごさもあって素敵なシーンになってます!」とコメント。
そして「『リビングの松永さん』のなかでもいちばん華やかな回だったなとも思いますし、すごく好きな回です」と太鼓判。中島は「実は、この9話で、松永の気持ちが固まる」と宣言した。
また、結婚式で神父になりきって登場するシェアハウスメンバー・健太郎を演じる向井康二にも注目だ。
番組情報
カンテレ・フジテレビ系 火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』
03/05(火)23:00~23:30 ※第9話
出演:中島健人 高橋ひかる 向井康二 藤原大祐 大久保桜子 黒川智花 他
原作:『リビングの松永さん』 著者:岩下慶子(講談社「KCデザート」刊)
脚本:田辺茂範
主題歌:Sexy Zone「puzzle」
ドラマ『リビングの松永さん』番組サイト
https://www.ktv.jp/matsunagasan/