■「（南佳孝の「夜間飛行」は）相当歌が上手い人が歌わないと難しい、完成度の高い曲」（HALFBY）
日本が誇る名曲を再構築する”リバイバル”音楽プロジェクト『Newtro』（読み：ニュートロ）が、第9弾楽曲「夜間飛行 × HALFBY feat.曽我部恵一」のMVを公開した。
今回リバイバルされた「夜間飛行」は、2023年9月21日にデビュー50周年を迎えたシンガーソングライター、南佳孝の1978年の3枚目のオリジナルアルバム『SOUTH OF THE BORDER』に収録されていた楽曲。
アルバム『SOUTH OF THE BORDER』は、全編曲に坂本龍一が参加。サンバやボサノバなどラテンミュージックの香りが色濃く漂う、大人のためのシティポップを表現した名盤として知られている。
「夜間飛行 × HALFBY feat.曽我部恵一」では、エレクトリックピアノがグルーヴィーなサンバのビートに絡み合う原曲の要素を残しながら、ボーカリストとしてサニーデイ・サービスの曽我部恵一を招き、HALFBYが独自の解釈で再構築。
MVのイラストは、LUNAによりシティポップや当時の世界感の漂う雰囲気で描かれてる。
なお『Newtro』では、J-POPからアニソンまで、2023年にプロジェクトが発信してきた全9曲をまとめたプレイリストを公開。こちらも要チェックだ。
■HALFBY コメント
自分ではあまりやらないテーマを投げかけられること自体が凄く好きで、リミックスって過去にいろいろやっているんですけど、自分の楽曲制作とまた違って、今までそういう昔の楽曲を何か今のモードでリミックスしようみたいな感じが自分の制作ではこれまでになかったので、すごく新鮮な気持ちでした。
原曲はちょっとスローなサンバっぽい楽曲だったので、その原曲のムードは壊さず、今のスローなバレアリック・ディスコというか、クラブとかでDJがかけるようなBPMもちょっと上げた感じで仕上げて、でも歌の良さはそのままにしたかったので、そのあたりを考えながら最終的に良い感じで出来たと思います。
今回ボーカリストをサニーデイ・サービスの曽我部恵一にお願いしました。
もともとの南佳孝さんのボーカルの上手さいうか、相当歌が上手い人が歌わないと難しい完成度の高い曲だったので、歌が上手いっていうのと、僕が単純に本人的にもファンだし一緒に曲が出来ればと思ったのと、多分曽我部さんも絶対、南佳孝さんのファンだと思うので、歌ってくれるかなっていうダメもとでお願いしました。
コーラス側のパートとか、原曲のソロパートを曽我部さんのコーラスで作ってほしいってお願いしたんですけど、見事なコーラスとソロパートも入れていただいて完璧でした。
さすがって感じです。■LUNA コメント
イラストの世界観は、80-90年代のアニメにインスパイアされています。
楽曲を最初に聞いて、星が瞬く寒空の中、大切な女性を迎えに行くイメージが浮かびました。
男女がお互いを想い合っているからこそ生まれる、2人の視線から見える幸せな世界をイメージして描きました。
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