■「台詞がないからこそ、本を理解していないと、気持ちの入れ方とかがまったく繋がらなくなってしまうのが怖くて。毎日イチから最後まで(本を)読んでいました」(山田涼介)
山田涼介(Hey! Say! JUMP)が主演を務める映画『サイレントラブ』(2024年1月26日公開)より、あらたな場面写真とメイキングカットが解禁となった。
このたび解禁されたのは、美夏(浜辺美波)が通う音楽大学の校務員として働く作業着姿の蒼(山田涼介)や、大雨のなかで膝から崩れ落ちて慟哭する、蒼の感情が溢れ出たシーンの場面写真。さらに、口元と手を血で染めた蒼の姿など、過去の深いいきさつを感じさせるメイキングカット。山田がかつて見せたことのない、あらたな魅力と存在感を放つ写真となっている。
山田が演じる蒼は、過去のある事件から声を発することをやめた音楽大学の校務員。「蒼という役は本当に難しい役であったことは確かだし、そこにちゃんとやりがいもありました」と山田。ほとんどセリフがない難役に対して臆することなく挑んだ様子が窺える。「最初のほうは、毎日イチから台本を最後まで読み直していたのですが、それは初めての経験だったんです。台詞がないからこそ、本を理解していないと、気持ちの入れ方とかがまったく繋がらなくなってしまうのが怖くて。毎日イチから最後まで(本を)読んでいました」と、セリフという表現方法を封じられていただけに、不安があったことも明かしている。
さらに蒼は格闘技をやっているという設定で、演じるにあたって格闘技を習得したという山田。劇中でもジムで格闘技の練習に励む様子や、喧嘩のシーンなどアクションシーンが多々盛り込まれているが、「難しかったですね。僕は割とアクションが得意な方なんですけど、格闘技を習い始めてからのアクションって、もうアクションではなくて、格闘技になっているので。専門的な動きを入れようと思うとやっぱり素人なので全然できないっていう。結構難しいことをやっています」と、その難しさを語る。「そこの差ですよね。アクションなのか本物なのか。そこの違いを見せるっていう意味ではすごく難しかったです」と山田。これまで数多くの作品でアクションに挑戦してきた山田だったが、今回の現場では違った難しさがあったようだ。
そんな山田のアクションシーンについて、内田監督は「アクションシーンの撮影というのは、役者のダメージも大きいので、様々なことに気を遣わなければなりません。そんななかで、山田さんは“自分の体なので自分がいちばんよくわかる”と。自分の限界も知っているし、ここまでできるということもすごくわかっている。まさに、プロフェッショナルでしたね」と、山田の現場での姿勢を絶賛している。
ラブストーリー初主演にして、声を発することを捨てた青年という難役で新境地を見せる山田涼介の演技を、ぜひ劇場で確認しよう。
映画情報
『サイレントラブ』
01/26(金)全国ロードショー
出演:山田涼介 浜辺美波
野村周平/吉村界人 SWAY 中島歩 円井わん
辰巳琢郎 /古田新太
原案・脚本・監督:内田英治
音楽:久石譲
主題歌:「ナハトムジーク」Mrs. GREEN APPLE
配給:ギャガ
(C)2024「サイレントラブ」製作委員会
映画『サイレントラブ』作品サイト
https://gaga.ne.jp/silentlove/