■「シーンや、角度によって、少しずつ目線の位置は移動させました」(浜辺美波)
山田涼介(Hey! Say! JUMP)と浜辺美波が主演を務める映画『サイレントラブ』(2024年1月26日公開)より、浜辺が演じた音大生・美夏の日常が切り取られた場面写真が解禁となった。
解禁された場面写真では、事故によって目が不自由になってからも、杖を使い音大に通い続ける様子や、ピアノにもたれかかる姿など、美夏のピアニストになる夢が潰えそうななか、必死にもがいている姿が見えてくる。難役を演じる上で、撮影前に盲学校へも足を運んだという浜辺。撮影中は「なんとなく一点を見つめてしまうと、カメラの角度によっては(人と)目がちゃんと合って、見えているように思われてしまう」と、内田英治監督からの演出があったと話す。
「あえて外したりしていました。シーンや、角度によって、少しずつ目線の位置は移動させました。後半はかなり慣れてきて、自分の中でだいたいの場所が見つかるとすごく話しやすかったですが、最初は特に苦労しました」と、浜辺は役へ向き合い作り上げた美夏という人物を語る。
浜辺にとってもうひとつ難関だったピアノ演奏シーンについては、「経験がなかったので、最初は小指が立ってしまったり、扱い方がわからないところから始めて…」とコメント。自身でも電子ピアノを購入し、練習したそうで、「両手で違う動きをするのが苦手で、すごく難しかったのと、どれだけ練習しても本番は役柄的に鍵盤を見てはいけないので。見られたらもっと上手く弾けるのになー! って悔しさはありました(笑)」と語る。
また、美夏に対しては、「すごく人間らしいなと思います。精神的に不安定なときに人に厳しかったり、執着心みたいなものがあったり、人間らしくて、そんないびつさが愛されたり共感してもらえたらいいなと思いながら演じていました」と表現した。
ストイックに役と向き合い続けた浜辺について、内田監督は「明るくていつも笑顔の方ですが、あの明るさの裏側に、僕たちにはわからない真逆の静けさのような一面があるのではないかと、ドキドキさせてくれる。美夏は夢を諦めるか持ち続けるか、その間を揺れるという難しい役どころでしたが、そんな彼女の性質がぴったりハマったのだと思います」と絶賛。
そして、浜辺は本作について、「すごく不器用な人たちの人間模様が描かれていると思いますので、美夏や蒼の心の奥の表情を読み取っていただければさらに楽しんでいただけるかと思います。ピアノは練習したのでぜひ見てください」と、本作への自信を覗かせた。
映画情報
『サイレントラブ』
01/26(金)全国ロードショー
出演:山田涼介 浜辺美波
野村周平/吉村界人 SWAY 中島歩 円井わん
辰巳琢郎 /古田新太
原案・脚本・監督:内田英治
音楽:久石譲
主題歌:「ナハトムジーク」Mrs. GREEN APPLE
配給:ギャガ
(C)2024「サイレントラブ」製作委員会
映画『サイレントラブ』作品サイト
https://gaga.ne.jp/silentlove/