■「この話を考えたときに最初に浮かんだのがレオ少年で」(鈴木おさむ)
GENERATIONS佐野玲於と声優の神谷浩史が、鈴木おさむの引退前最後の絵本作品『君だってサンタクロースかもしれない』を朗読する動画が公開された。
鈴木おさむの絵本作品『君だってサンタクロースかもしれない』は、スターバックスがホリデーシーズンに実施している、ビバレッジの売上の一部を、スターバックスのフードなどをセットにしたホリデーギフトとして、地域のこども食堂の子どもたちへ寄付する活動「Be a Santaドネーションプラグラム」の一環として書き下ろされたもの。
動画では、鈴木と親交の深い佐野玲於と神谷浩史が、絵本の全編をそれぞれ朗読。絵本の世界観を各々の想いを込めて表現している。
『君だってサンタクロースかもしれない』朗読動画は、12月11日から25日までの期間限定で公式サイトおよびYouTubeにて公開される。
【撮影エピソード】
絵本の主人公・笑太のモデルにもなった佐野は、ホリデーカラーのニットに身を包み登場し、絵本のメッセージを爽やかな声色でストレートに表現。今回が絵本朗読初挑戦となったが、シーンに合わせて全身を使いながら、笑太と重なるような表情も見せながらの熱演となった。さらに、背景に絵本の挿絵を投影した幻想的な雰囲気のなかで朗読するシーンも撮影。絵本の中に入り込んだような動画に仕上がった。
神谷は白を基調とした冬らしい服装で登場。キャラクターごとに声色や抑揚を変えながら、真剣な表情で撮影に臨んだ。撮影後に実施された座談会では「すごく楽しく絵本を読んだ」と発言。スタッフからは、神谷のプロフェッショナルな演技に感嘆の声があがっていた。
【特別コンテンツ『STARBUCKS特別対談 鈴木おさむ×神谷浩史×佐野玲於』】
朗読動画の公開を記念して、初のスリーショットとなる座談会を実施。3人知られざる関係性やオファーの理由、絵本の見どころについてトークが行われた。
鈴木は、神谷について「今回の朗読はうまいだけでなく、それ以上を表現しないと、聞いてくださる方の期待に応えられない。神谷さんの表現力は誰もが認めるところですが、激うまを超えてハートもある」と、神谷のプロフェッショナルな仕事ぶりを信頼してのオファーであるとコメント。
佐野のオファーにあたっては、佐野の少年時代が、作中の主人公のモデルになっているというエピソードも。「幼少期に裕福じゃなくて、大変な生活をしているんですよ。この話を考えたときに最初に浮かんだのがレオ少年で、世の中にたくさんいるであろう、今日笑うことができなかったり、笑うことを忘れてしまったりした子供たちを想って書きました」と知られざる背景を明かした。
作品のストーリーについては、朗読動画に挑戦したふたりそれぞれの解釈が異なるという興味深い話に。
佐野は「子どもの頃、学校やダンスの練習に行くときはひとりだったので、主人公がひとりで帰るシーンは幼少期を思い出しました。ひとりのときはまわりに見せない顔をしていたり、普段考えないことを考えていたりして。孤独にも見えるかもしれないけど、僕からすれば冷静になれる瞬間でした」と、自分自身の少年時代に重ねながら作品の解釈をコメント。
そんな佐野に対し、大人の目線で作品を読み解いたという神谷は、「両親が笑わなくなった理由は、お母が妊娠して、大変な時期だから、いつもどおりすごしているつもりでも笑顔が減ってしまっているんだと思いました。でも子供にしたらなんで笑わないの? ってことですし、想像もできないわけですよね」と、別の視点で作品への解釈を語った。
【絵本『君だってサンタクロースかもしれない』公開期間】
デジタル絵本:2023年11月15日(水)~12月25日(月)に公式サイトにて公開
絵本:全国のスターバックス店舗にて11月16日から読むことが可能。なお、本作品は非売品となる。
『君だってサンタクロースかもしれない』公式サイト
https://www.starbucks.co.jp/cafe/be-a-santa/book/
GENERATIONS OFFICIAL SITE
https://m.tribe-m.jp/artist/index/37