堂珍嘉邦(CHEMISTRY)ソロ活動10周年記念のホールワンマン公演『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~』がCD(2枚組)+ Blu-ray盤(映像)の発売を受け、オフィシャルインタビューが到着した。
■堂珍嘉邦ソロ活動10周年記念ライブが映像&音源化!
2022年11月12日開催の堂珍嘉邦(CHEMISTRY)ソロ活動10周年記念のホールワンマン公演『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~』がCD(2枚組)+ Blu-ray盤(映像)がリリースとなった。
コロナ禍の2020年より2年より始動した“Now What Can I see ? ~Drunk Garden~” は、堂珍の誕生日(11月17日)近辺でのイベントとして全国のファンと繋がる配信企画として動き出し、3回目となる昨年は同名ライブ初の有観客を開催。待ち焦がれたファンたちとの一夜限りのスペシャルなライブとなった。
そして、今年も11月18日・19日、東京・日本橋三井ホールにて『堂珍嘉邦 LIVE 2023 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~”』を控えている。
今回は、発売されたばかりの『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~』を中心に、ソロになってからの気持ちの変化などを訊いてみた。
──今年も、堂珍さんの誕生日である11月17日付近で実施されるライブ“Now What Can I see ? ~Drunk Garden~” が、11月18日・19日に開催されますね。
堂珍嘉邦:今回は新曲も考えていますし、カバーももちろんやります。でも予定調和ではつまらないので、皆さんに面白いと思えるライブになるよういろいろ考えています。
──昨年の『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~』(以下『~Drunk Garden~』)が、CD(2枚組)+ Blu-ray盤(映像)というかたちでリリースされました。昨年はソロデビュー10周年でもありましたね。
堂珍:はい。ソロになって最初の頃は、周囲に対して尖っている部分もあったと思います。でも、経験を重ねていくなかで、人やライブ、音楽との向き合い方が変わって来た気もするし、そのうえで昨年の『~Drunk Garden~』は、あの時点でいちばん新しい“堂珍嘉邦”を観てもらえる内容になったと思います。
──具体的にはどのような感じでしょうか。
堂珍:例えば、歌の表現方法や音楽の方向性など、今必要だと思うものは積極的に取り入れました。逆に言えば、タイミング的に違うかなと思うものや、気持ちが入らないと感じたものは省いて、カバーも自分の気持ちを乗せやすいセレクトにしました。
──ずっと歌い続けている「LILAC WINE」をはじめ、フィッシュマンズの「いかれたBABY」やスガ シカオさんの「黄金の月」など世代的にもグッとくるカバーでした。
堂珍:ありがとうございます。オリジナルは勿論ですが、ライブの起承転結や喜怒哀楽を明確に感じてもらえるのがカバーの醍醐味でもあると思っています。
■『~Drunk Garden~』初の有観客ライブ
──コロナ禍でなかなかファンの人たちと生で会える機会がなかったでしょうし、『~Drunk Garden~』としては初の有観客だったんですね。
堂珍:そうなんです。本当に久しぶりにソロ公演でファンの皆さんの元気な姿を生で感じられてうれしかったです。
──有観客といえば、LOFT9 Shibuyaで開催された『堂珍嘉邦 オフィシャルファンクラブ “Drunkboat” 2023 トークライブ』も、4年ぶりの有観客で盛り上がりましたね。
堂珍:舞台(ミュージカル『アナスタシア』)が終わって間もなかったので、まだ気持ちがどこかフワフワしていたんです。でも、会場で皆さんの笑顔や、曲を聴き入ってくれている表情がしっかり見えてどんどん地に足が着くというか(笑)、自分の音楽の世界に戻ってきた気がしました。
──お客さんとの距離感も近かったですもんね。
堂珍:そうなんですよ! すごく近くて、ちょっと緊張というか最初は照れていたかも(笑)。有観客に加えて、配信で観てくださった方たちからもたくさんコメントを送っていただきましたし、会場には昔からずっと応援してくださっている方もいたし、最近ファンになってくれた方もいて。そういうドランキー(ファンクラブ会員の愛称)たち、それから出演してくださった、ヒックスヴィルとペルピンズのお陰で本当に楽しい時間になりました。
──このトークライブのきっかけは、ファンクラブ内の動画配信だったとか。
堂珍:ええ。音楽以外の企画にいろいろ挑戦したんですが、コロナ禍でロケができなくなってこともあり、zoom飲み会を模したトーク(自宅中継篇)に切り替えたんです。その後、行動制限も徐々に緩和してきたので、今回、有観客のトークライブを開催することになったんです。
■ソロとしての10年。変わらぬチャレンジ精神でこの先へ
──そう考えると、ソロになってからの10年間は動きもいろいろと変わりましたね。
堂珍:それに気持ちのうえでも変わりましたね。今思えば変わろうとしていたのかもしれませんが、最初の頃は周りの人間からもぶっ飛んでるってよく言われてました(笑)。ソロになって自分が音楽と向き合ううえでの環境が変わったり、身内の不幸があったりコロナがあったり…誰しも環境の変化って多かれ少なかれあると思うんですが、そういう経験を経て、僕も自分が何とどう向き合い、何を大切にすべきかを常に考えるようになりましたし。今はただ闇雲に尖っていたあの頃とは違うように感じます。
──だから『~Drunk Garden~』をはじめ、ライブで歌う曲のセレクトも変わってくるというわけですね。
堂珍:そうです。来年、CHEMISTRYのツアーも控えていますが、ソロ活動のなかで、舞台やファンクラブイベント、テレビやこういう取材など、いろいろな場であらたな人と出会います。それによって自分自身が気づくことや感じることもあるので、ライブでは曲を通じてその時いちばん僕がしたいことや考えていることをダイレクトに感じてもらえると思います。10年という節目の『~Drunk Garden~』と、今年の『~Drunk Garden~』の違いを感じてもらうのも楽しいかもしれませんね。
──この一年での堂珍さんの変化が、選曲やライブ構成、歌の表現で感じられるのは面白いですね。CHEMISTRYさんのツアーのお話もありましたが、今年、来年と忙しい日が続きますね。
堂珍:いえいえ、そんなには。でも皆さんとお会いできる時間はかなり増えると思うので、オーディション時代からファンでいてくださっている人はもちろん、何かをきっかけに僕のことが気になってくださった方にもぜひ『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~』を観ていただきたいですし、ライブにもぜひ来てもらいたいです。ファンの方々はご存知だと思うんですが、僕は飽き性なので(笑)、これからもいろいろなことにチャレンジしていくと思います。
INTERVIEW & TEXT BY 秋山雅美(ポップシーン)
■リリース情報
2023.11.17 ON SALE
『堂珍嘉邦 LIVE 2022 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~”at Nihonbashi Mitsui Hall』
CD(2枚組)+ Blu-ray盤(映像)
¥7,273+税
XNUN-00001~2/B (Audio ALBUM2枚組+Blu-ray Disc) 3枚組
Disc-1(CD)
01.LILAC WINE(Cover)
02.悲しみシャワー
03.ALL MY LOVE
04.evergray
05.CHEEKY(SPIRAL LIFE Cover)
06.Reminisce
07.星たちの距離 w/真城めぐみ
08.HEVENLY(ohana Cover)
09.いかれたBABY(Fishmans Cover)
Disc-2(CD)
01.黄金の月(スガ シカオ Cover)
02.LOVE POTION
03.Damaged Cupid
04.SPARKLE(山下達郎 Cover)
05.Reflexion
06.BIRDY
07.hummingbird
09.My Angel
09.Euphoria
Disc-3(Blu-ray)
上記18曲のライブ映像収録
【Band】
Dr.kyOn(Keyboards, Backing Vocal)/ 木暮晋也(Guitars, Backing Vocal)/ 真城めぐみ(Backing Vocal, Percussion) / 砂山淳一(Bass)/ 山下あすか(Percussion, Backing Vocal)
■ライブ情報
『堂珍嘉邦 LIVE 2023 “”Now What Can I see ? ”~Holy Garden~』
12/15(金)東京・有楽町 I’M A SHOW
12/16(土)東京・有楽町 I’M A SHOW
堂珍嘉邦(Vocal, Guitar)
【Band】
Dr.kyOn(Keyboards, Backing Vocal)/ 木暮晋也(Guitars, Backing Vocal)/ 真城めぐみ(Backing Vocal, Percussion)/ 砂山淳一(Bass, Backing Vocal)/ 山下あすか(Percussion, Backing Vocal)
谷崎舞(Violin)/ 大浦萌(Cello)/ 吉良 都(Strings Arrangement)
詳細はこちら
https://dohchin.com/news/detail/?id=4186
■オンエア情報
M-ON! LIVE 堂珍嘉邦「堂珍嘉邦 LIVE 2023 “Now What Can I see ? ~Drunk Garden~”」
初回放送
11/29(水)22:00~23:30
リピート放送
12/19(火)23:30~25:00
詳細はこちら
https://www.m-on.jp/program/detail/mon-live-dohchinyoshikuni-2311/
堂珍嘉邦 OFFICIAL SITE
https://dohchin.com/