■「表面の奥にあるメッセージを感じ取って、まずは皆さんのピュアな感覚を大切に、何も考えずに観ていただきたいと思います」(亀梨和也)
亀梨和也が主演を務める映画『怪物の木こり』が、12月1日に公開。これに先駆けて、3週連続で展開されているスペシャルウィーク企画の第3弾「プレミアイベント編」が公開された。
今回の映像では、先日開催された『第36回東京国際映画祭』(10月23日~11月1日)で行われた本作のレッドカーペットイベントと完成報告会の模様、そしてジャパンプレミアの裏側が楽しめる。
10月23日、東京国際映画祭の開幕式となるこの日、華やかな装いでレッドカーペットに参加した亀梨、菜々緒、三池崇史監督、そして“怪物の木こり”。スマートに菜々緒をエスコートしながら堂々たる姿でステージに立った亀梨は「このような場に参加させていただけることを光栄に思っています。この期間、映画を通じて皆さんにとって素敵な時間が流れることを祈っております」と挨拶し、映画祭のスタートを切った。
集まったファンの鳴りやまない歓声に手を振り応えながら、亀梨は「華やかな時間を過ごして非常に楽しませてもらっています」と感想を語り、東京国際映画祭へ初参加となった菜々緒も「皆さん盛り上がっていて、街の活気も戻っているようですごくうれしかったです」と、それぞれ映画祭の雰囲気を満喫している様子。
そして報道陣の前に立ち止まった亀梨は「皆さんの反応にドキドキそわそわしていますが、無事に迎えられるのを楽しみにしています」と、少し緊張な面持ちで意気込みを語った。
今回の映像では、レッドカーペット上で亀梨が撮影した写真も解禁。日本での初お披露目を前に、笑顔で東京国際映画祭を楽しむ亀梨、菜々緒、三池監督、そして”怪物の木こり”が収められている。
続いて映像は、10月31日に行われた亀梨、菜々緒、吉岡里帆、染谷将太、三池監督らが登壇した完成報告会見へ。三池監督に「誰がどう見てもサイコパスっぽい(笑)」と二面性を明かされた亀梨は「この仕事を始めて今年で25年。普段の自分とどちらが本当の自分なのかなって。でもこのプロモーション期間を経て、俺はそういう人間なんだなって思いました(笑)。だからあんなに自然体で現場に立っていられたんだと腑に落ちました」と笑顔で振り返る。
また、菜々緒が警視庁のなかで孤立しながらも信念に従い突き進むプロファイラーの役づくりについて、「立ち居振る舞いや仕草など、ここまで細かいところまで意識して作り上げたキャラクターは初めてでした」とキャラクターへのアプローチ方法を語った他、三池監督作品に初参加となった吉岡は「あらたな扉を開かされました」と言い、初日から猿ぐつわを嚙まされたという一同衝撃のエピソードも飛び出した。
一方、三池組常連の染谷は、今回初めて最後まで死なない役ということで「逆に死なないことに不安で(笑)」と語りながらも、「ハラハラドキドキのサスペンスのあとに、まさかの感動が来る。まさかサイコパスに泣かされるとは…。グッときました」と映画を初めて観たときの感想を熱弁。
吉岡も「何度も何度も裏切られて、こんなにも新しい映画ができるのかと驚きました」とコメントし、裏切りの連続の末に訪れる衝撃のラストに期待を煽った。
また映像には、登壇者のなかでいちばんサイコパスだと思う人物をそれぞれが発表する場面も収められている。
さらに、同日の夜に行われたジャパンプレミアの舞台挨拶には完成報告会のキャストに加えて中村獅童も参加し、日本初上映を前に豪華キャストが勢揃い。
今回の映像には、客席を沸かせた通路からの登場やステージ上へのラインナップまで様々なアングルから余すところなく収められている。
この日はハロウィンということで、怪物の木こりのお面を被った大勢の観客に溢れんばかりの拍手で迎えられ、舞台挨拶がスタート。今回が3度目の共演となった亀梨と菜々緒だが、「お互いのお芝居の変化を構築しながら本番を迎えられて楽しかったです」と亀梨が語ると、菜々緒も「亀梨さんは本当に多才。どこまで進化していくんだろうと。今回の役は亀梨さん以外に考えられないくらいハマり役です」と絶賛し、信頼感が伺える掛け合いを見せた。
また、亀梨がそれぞれのキャストの印象を語るなか、中村への言及を忘れ、中村が「オイッ!」とツッコミを入れる場面も。さらに亀梨とプライベートでも親交がある中村は、クランクアップの際のとあるエピソードを披露し、一同大爆笑となる。
最後に亀梨はサスペンスの枠に収まり切れない本作について「表面の奥にあるメッセージを感じ取って、まずは皆さんのピュアな感覚を大切に、何も考えずに観ていただきたいと思います」とコメント。
キャストと監督の並々ならぬ作品への思いと、終始『怪物の木こり』チームの仲の良さが伺える映像に仕上がっている。
映画情報
『怪物の木こり』
12月1日(金)劇場公開
出演:亀梨和也
菜々緒 吉岡里帆
柚希礼音 みのすけ 堀部圭亮 渋川清彦
染谷将太 中村獅童
原作:倉井眉介『怪物の木こり』(宝島社文庫)
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
主題歌:SEKAI NO OWARI「深海魚」
製作・配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
映画『怪物の木こり』作品サイト
kaibutsunokikori.jp