■「『Xi Huan Ni』の舞台は台湾の夜のクラブ。タイトルには“ドキドキする”とか“あなたが好き”とか、恋する気持ちみたいな意味がある」(Sawa Angstrom・児玉真吏奈)
interfmおよびJFN系列12局で放送中、芸人×アーティストが送る音楽バラエティ新番組『みゅ~じっくろっく』。『THE FIRST TIMES』では、番組で放送されたトークを毎週ダイジェストで紹介!
29回目となる放送は、DJの山崎あみと、ピン芸人のちぇく田(SMA芸人)が、オルタナティブエレクトロニックグループのSawa Angstromから、児玉真吏奈、吉岡哲志、浜田淳を迎えて、ほっこりした時間を届けた。
この日のメッセージテーマは「寝てる時の夢」。「夢はあんまり見ないんですけど。最近、猫と遊ぶ夢をよく見るんです」と明かした浜田。「夢占いで調べてみたら“幸運が訪れる”って書いてあったんで。いつ訪れるんやろう?と思ってたら、この番組に呼んでいただいて。これやったんやな!と思いました」と話して山崎とちぇく田を喜ばせ、ほっこりとした雰囲気で番組をスタートした。
2017年結成、京都を拠点に活動。メンバーそれぞれ独自にシンセサイズした音を駆使した、ボーカルを含む、様々な音を再構築したトラックスタイルが特徴。9月23日、SACRA MUSICよりメジャーデビューしたばかりの期待のグループ、Sawa Angstrom。デビューしての心境を聞かれると、「すごいワクワクドキドキで、いままで応援して下さってた方もすごく喜んでくれて。最近、SNSを通して、新しく知って下さった方もすごく多いので。新しい人にもいっぱい聴いてもらえるなってワクワクがあります」と児玉が答える。
■2017年に結成、Sawa Angstromが生まれたきっかけ
「それぞれが音楽のバックグラウンドを持つ3人により、2017年に結成されましたが。吉岡さんは他のバンドでフロントマンも務めていらっしゃったということで、どんなきっかけでおふたりと出会ったんですか?」という質問には、「浜田と僕は、僕がボーカルをやってた頃のバンドの対バンで出会って、仲良かったんですけど。2017年ぐらいに浜田から『すごい女の子と出会って一緒に音楽やりたいねんけど、吉岡も一緒にやらへん?』と言ってもらって。(児玉)真吏奈ちゃんの歌を『Sound Cloud』で調べて聴いたら、『むちゃくちゃいいな!』となって。すぐに浜田とライブに遊びに行って、『一緒に音楽やらへん?』って声をかけました」と、結成秘話を明かした吉岡。
「児玉さんのどんなところに惹かれたんですか?」と聞かれると、「ライブハウスで僕のバンドと、真吏奈ちゃんのソロと共演してで出会ったんですけど。声を聴いた瞬間、『これは探し求めていた声だ』と思いました」と打ち明けた浜田。メンバーふたりに絶賛され、児玉は照れくさそうに笑った。
幼い頃からピアノを習い、5歳で愛犬に向けた散歩の合図の歌を作ったのが、初めての作詞作曲体験だったという児玉。「ワンちゃんって散歩に行く前になんとなく空気で察して、ソワソワし出すんですけど。5歳くらいの時、もっとソワソワさせたいって気持ちが出てきて。“お散歩”って言葉を連呼する「さんぽのうた」を作って。それを散歩に行く前に歌い続けてたら、私がピアノを開けるだけでソワソワし出すようになって。毎日歌ってから、散歩に行ってました」とほのぼのエピソードを話す児玉に、「どんな歌か、聞かせてもらえますか?」と山崎がむちゃ振りすると、「本当に小さな少女が作ったと思って聴いて欲しいんですけど……」と前置きをして、アカペラで「さんぽのうた」を披露。
「可愛い~!」と歓喜するMCたちに、さらに照れくさそうに笑った児玉は、「台湾の夜のクラブが舞台の、ドキドキ、ソワソワした曲になってます」と曲紹介して、メジャーデビュー曲「Xi Huan Ni」をオンエアした。
■「Xi Huan Ni」は『SACRA GAME MUSIC』オフィシャルティザーソング
Sawa Angstromのデビュー曲であり、ゲーム音楽の新しい形を目指すSACRA MUSICの新プロジェクト『SACRA GAME MUSIC』の第一弾オフィシャルティザーソングでもある「Xi Huan Ni」。
「『Xi Huan Ni』は中国語だということですが、どんな意味があるんですか?」という質問に、「“ドキドキする”とか“あなたが好き”とか、恋する気持ちみたいな意味合いがあります」と答える児玉に、「“ウォーアイニー”と比べて、軽めの告白みたいな感じですね。ナンパとかで使う言葉みたいです。違ったらすみません」と浜田が言葉を足す。
また、「ゲームと音楽は密接ですが、みなさんはゲームやされますか?」の質問には、「ゲーム、すごい好きなんですけど。一時期のめり込みすぎて……」と答えた吉岡が、「あるオンラインゲームのサービスが開始して、サービス終了するまで8年間くらい、ずっとのめり込んだ時期があったので。いまは封印してます。やり始めたら止まらなくなって、お金もジャブジャブ使っちゃうんです(笑)」と、衝撃の告白。「いくらくらい使ったか分かります?」と山崎に聞かれ、「小さい車が変えるくらいの金額ですね。課金することが気持ちいいってなっちゃうんです……」と明かして周囲を驚かせた。
■全員がトラック制作スキルを持つSawa Angstromの作曲術
また、「それぞれがトラックを制作するスキルをお持ちの3人ですが、曲作りはどんな形で進めることが多いですか?」という質問には、「最初にみんなで『どういう曲を作ろうか?』っていうイメージの共有をしつつ、トラックを作り始めて。リズムパターンみたいなところから作ることが多いんですけど。その中で歌詞やったりメロディやったりっていうのを、3人で相談しながら作っていくって感じです」と吉岡が答える。
さらに「意見が分かれたりしないですか?」と聞かれると、「当然分かれますね」(浜田)「意見が分かれたら、全部試します」(児玉)と返答。
「(楽曲に)みなさんのエキスがしっかり入ってるんですね」という山崎に、「それもこれも吉岡くんがゲームをやめてくれたおかげです。それが無かったら、メジャーデビューは無かったんで」と浜田が笑うと、「あっちの世界はあっちの世界で素晴らしかったんですけどね……」と吉岡が呟いた。
■大好評で盛り上がったヨーロッパツアーの思い出
エレクトリック・ミュージックが根付いている、台湾やヨーロッパでのツアー経験のあるSawa Angstrom。
海外でのライブについて聞かれると、「結成してすぐにヨーロッパツアーとか回ったんですが、やっぱり向こうはめっちゃ根付いてて。タクシーに機材とか積み込むときでも、運転手さんに『音楽やってんのか?』みたいなことを聞かれるんで。『電子音楽に歌が乗ってるんですよ』みたいな話をしたら、『そんなの絶対カッコいいやんか』みたいな感じで。みんな普通にそういう音楽を聴いてるんやなと思いましたし、ライブもすごい好評で大盛りあがりでした」と、ヨーロッパツアーの思い出を語った浜田。
しかし、良いことばかりでは無かったらしく。「物販も「欲しい欲しい」と言われたんですけど、向こうはカード決済が主流で。僕ら、カードで決済出来るシステムを持っていってなかったんで、欲しい人はいっぱいいたのに全然売れなかったんです……」という悲しいオチがあった、ヨーロッパツアーの思い出話。
話を聞いて、「そうだったんですね。物販もジャブジャブ売れた話だと思って聞いていたのに」とコメントする山崎に、「“ジャブジャブ”をお気に入りすぎですよ!」とちぇく田がツッコむ。
番組最後は「“アンドロイドのウェイトレスが、自分を作ったマスターを探す”という世界観をもとに、シンセサイザーのアルペジエーターが大きく聞こえるように作ってます。そちらも注目して聴いていただけたらなと思います」と児玉が曲紹介すると、「カッコいいテーマでしょう? 僕たち、クールなバンドなんですよ、それだけは言わせて下さい!」と浜田が必死で訴えかけ、「Traveling Waitress」をオンエアした。
Sawa Angstromの最新情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
『みゅ~じっくろっく』は、interfmおよびJFN系列11局にて順次放送中。コンテンツは、全国各地の人気ラジオ番組が参加する音声コンテンツアプリ「AuDee(オーディー)」でも聴くことができる。
番組情報
『みゅ~じっくろっく』
放送局:JFN系列11局ネット
10月21日(土)から各局順次スタート
※各局それぞれOA時間が異なる
出演者:山崎あみ、ちぇく田(SMA芸人)、アーティスト
第29回・ゲストアーティスト:Sawa Angstrom
リリース情報
2023.09.23 ON SALE
Sawa Angstrom
EP「Xi Huan Ni」
『みゅ~じっくろっく』番組サイト
interfm
https://www.interfm.co.jp/musiroku
AuDee(オーディー)
https://audee.jp/program/show/300004988
JFN
https://jfn.co.jp/program/2095/
Sawa Angstrom オフィシャルサイト
https://www.sawaangstrom.com/