■中島みゆき初となるアニメーションMV! 岡田麿里監督監修のもとMAPPAが制作し、映画本編からの“初出し映像”も満載
中島みゆきが初のアニメーション映画への書き下ろしとして提供した『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌「心音(しんおん)」のMVのフルバージョンがついに解禁となった。
岡田麿里監督監修のもと、MAPPAが制作し、映画本編からの“初出し映像”も満載で、さらには中島みゆき初となるアニメーションMVとなっている。
アニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』鑑賞者の声で圧倒的に目に入るのは、中島みゆきによる主題歌「心音(しんおん)」に対するコメント。「エンドロールの主題歌でさらに泣ける!」「映画の総括として最高!」「映画の世界観にドンピシャ!」「何度もリピートしたくなる曲」と映画とのリンクに話題が沸騰中だ。
壮大で眩しいくらいに美しい映像が話題の本作だが、今回公開された映像では、恋する衝動を武器に揺れ動く少年少女たちが、その衝動の先にある“未来へ”向かう姿があらたに描かれている。映像の前半は、爆発しそうな恋の衝動を抱え、ぶつかり合いながらもお互いの存在を意識せずにはいられない正宗と睦実の姿を中心に映像が繋がっていく。そんな彼らの心を声を代弁するかのように、“考えない どうでもいい 夜が塗り込める でも渡さない 微(かす)かな熱 僕の中の心音(しんおん)”という歌詞が重なり、観る者にも、彼らの胸の高まりが伝わってくるかのよう。
映像は、ただ衝動に身を任せるままではなく、視線を定め、顔をあげて、先へ先へと手を伸ばそうとする正宗たちの姿へ。迷いのあった顔が、たくさんの怒りと後悔と絶望のあとに、決意を固めた表情に変わっていく。 “何かを選択する”のか、“何かを手離す”のか、涙を流しながらも温もりあふれる顔が並ぶ。“僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行(ゆ)け”という、力強い中島の歌声からは、それぞれが選んだ、全ての“未来” への願いがこめられているようにも聴こえる。そして最後は、大学生くらいの女性が、工場の中で、はにかみながらも何かを懐かしんでいるような表情が映し出され、映画に登場する全員が集合した、“いつかどこかにあるかもしれない風景”で幕を閉じる。
なお、最後に映っている風景は、先に発表されている「第3週から第5週の入場者プレゼント」の超レアなビジュアルカードにも描かれており、こちらは3種類集めると1枚の絵が完成するとのこと。
また、10月7日には武甲山の麓にあるユナイテッド・シネマ ウニクス秩父にて、脚本・監督の岡田麿里、副監督の平松禎史、キャラクターデザインの石井百合子、美術監督の東地和生の4名によるトークイベント付きの特別上映会が実施される。
映画情報
『アリスとテレスのまぼろし工場』
全国公開中
原作・脚本・監督:岡田麿里
副監督:平松禎史
キャラクターデザイン:石井百合子
美術監督:東地和生
音楽:横山 克
制作:MAPPA
出演:榎木淳弥 上田麗奈 久野美咲
主題歌:中島みゆき「心音(しんおん)」
配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA
(C)新見伏製鐵保存会
【STORY】突然起こった製鉄所の爆発事故によりすべての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学3年生の正宗。いつか元に戻れるように、住人たちは変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごすなか、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのはしゃべることのできない、野生の狼のような少女。ふたりの少女と正宗との出会いが世界の均衡を崩していき、日常に飽きた少年少女たちの、止められない“恋する衝動”が世界を壊し始める。
リリース情報
2023.09.13 ON SALE
SINGLE「心音(しんおん)」
『アリスとテレスのまぼろし工場』作品サイト
https://maboroshi.movie
中島みゆき OFFICIAL SITE
https://www.miyuki.jp/